スポーツはフェアプレイの世界だが、現実社会は決してフェアプレイの世界ではない。スポーツはルールがあるが、現実社会はルールはない。スポーツは階級制があるが、現実社会は階級制などない。 私たちの生きている現実社会は、フェアプレイもなく、ルールもなく、階級制もない。まさに弱肉強食の掟《おきて》の中で動いている。そのため、すでに巨大な格差がこの世には存在している。 その格差は、決して埋めることができないほ […]
日本政府は1989年に消費税を取り入れて、そこからバブルが崩壊しようが超就職氷河期が来ようが、格差が広がろうが、金融ショックが来ようが、大地震が来て原発が爆発しようが、世界最悪の超少子高齢化が進もうが、とにかく頑として消費税を引き下げることがなかった。 さらに日本政府は、所得税、住民税、固定資産税、復興税、自動車税、ガソリン税、酒税、タバコ税、贈与税……等々、合わせて50種類近くもの税金を国民に科 […]
勘違いしてはいけないことがある。アメリカのインフレは止まっていないし、景況感は悪化しているし、利上げもまだまだ続いている。 利上げに伴ってドル高も続いているのだが、これによって国外で稼いでいるアメリカの多国籍企業の決算も悪化している。石油価格も高止まりしており、この高止まりは今後も継続していく可能性が高い。 とすれば、株価のベクトルは上か下かと言われたら、どう考えても下である。 世界最大のヘッジフ […]
最近、自民党という政党には、カルト議員と、どこかの宗教べったり議員と、媚中議員と、媚韓議員と、増税派議員しかいないのではないかというのが知られるようになってきた。 しかし日本国民はそういう政党を63議席、さらに公明党に13議席も与えて大勝させたわけだから、これから何が起こるのかは自明の理でもある。 日本の政治は相変わらずワケの分からない宗教に都合の良いように歪められていき、相変わらず中国や韓国に弱 […]
2020年の3月にコロナショックが発生し、これを見た世界各国の政府は市場を救済するために、うなりを上げて金融緩和に邁進していった。そして、空前のカネあまりとなったことから、株式市場や仮想通貨市場は途切れることなく上昇していった。 2020年の後半からすでに株式市場は急激に上がっていたのだが、それはコロナショックの下落を取り戻す動きだったので世間的には「株式市場が上がっている」というよりも「下落から […]
今、アメリカ市場だけでなく世界中の株式市場がインフレを起因としたさまざまな社会問題から下落している。アメリカ市場もすでに高値から数十パーセントも下落していて完全にベアマーケット(弱気相場)入りした。 しかも、まだベアマーケットの入口なので、たまに上がる週や上がる日があったとしても、力なくズルズル下がっていく一方だ。 私自身は、相場が阿鼻叫喚に堕ちた頃に買い向かうタイプなので、機会(チャンス)を虎視 […]
私は今年に入ってから「金融的冒険はするな、株式は買うな、投資は定期定額積立投資だけにしておけ、後は何もしないで寝てろ」と強く言ってきた。このメルマガでもしつこいくらい念を押してきた。 ちょうど今は2022年6月で、年の折り返し地点に来ているのだが、株式市場は悲惨なことになっている。6月17日時点での年初来(year to date performance)の株価を確認すると以下のようになっている。 […]
前回のメルマガでも書いたが、アメリカの金融界・経済界では大御所が揃って「これから厳しい時代になる、ハリケーンが来る、資産防衛の準備をしなければならない」と言っている。 今週もまたアメリカの株式市場はズルズルと下落しているのだが、まだまだ下がりきったわけではないし、株式市場が下がっている要因が消えたわけでもない。念のために言っておくと、株式市場を下げている要因は以下のものである。 ・ロシアの戦争は終 […]
ロシアによるウクライナ侵攻は徐々にトップニュースではなくなってきたのだが、ウクライナに甚大な被害があるのと同様に、ロシアもまた国際社会からのキャンセル(排除)と、戦費の垂れ流しと、人的被害が徐々に広がっているわけであり、国家の衰退か崩壊が免れないところにまで来ている。 中国はやっとのことでゼロコロナを解除して動き始めようとしているのだが、ここでコロナがぶり返すと再びゼロコロナによるロックダウンに逆 […]
現在の私たちは「ひとりひとりが生きやすい社会」「自由な社会」「ひとりひとりの価値観を認める社会」を理想として、誰ひとりとしてこれを疑うことなく、「これが実現したら生きやすくなる」と思い込んでいる。 どんな格好をしても、どんな生き方をしても、どんな主義主張を持っても、どんな自分流儀を持っても、それはすべて認められる。誰も誰かの生き方・考え方・生活習慣を否定できない社会。誰もが否定されない多様な社会… […]
2019年に消費税が10%に引き上げられてしまったのだが、その翌年からは新型コロナウイルスによる世界的大混乱で国民は二重に叩きのめされた。政府は慌てて10万円の特別一時給付金を出したのだが、コロナ禍は1年も2年も続いているのに、10万円の給付金で足りるわけがない。 しかも、消費税10%は一般国民にも経営者にもずっしりとのしかかり、経済縮小(デフレ)をより深刻化させてしまっている。そもそも、政府の頭 […]
レバナスに手を出した人間たちが、いよいよ力尽きて全滅の様相になっている。 レバナスとは「iFreeレバレッジ NASDAQ100」や「楽天レバレッジNASDAQ-100」などの金融商品に代表されるものだが、「レバレッジをかけたNASDAQ市場の指数」で、NASDAQ100の2倍の値動きになるように設定されている。 2倍に設定されているのだから、上昇気流にある時は2倍のスピードで儲かるのだが、逆に相 […]
岸田文雄首相は何でも「検討する」としか言わないので国民から「検討師」と言われるようになっているのだが、私はこの首相は「検討師」というよりも「詐欺師」に堕してしまったのではないかと思っている。 「令和版所得倍増プラン」がいつの間にか「資産所得倍増プラン」に変わったのは、実は詐欺としか言いようがないものだったのである。 首相になる前→令和版の「所得」倍増プランを検討首相になった後→「資産所得」倍増プラ […]
名目賃金・実質賃金は、1997年を頂点にどんどん下がって止まらなくなっている。私たちの賃金は減っているのである。1997年は何があったのか。1989年に消費税が導入されてバブルが崩壊する不景気の中で「消費税が5%に引き上げられた」のだ。 バブルが崩壊したのは1990年である。年を追うごとにバブル崩壊の痛手は大きくなっていき、株式市場も不動産価格も大暴落から回復できず、銀行も企業も不良債権を抱えて青 […]
株式市場は上昇期と下落期を繰り返すのだから、これから大きな下落期が来たとしても不思議なことではない。2022年の4月。10年国債と2年国債の金利差が逆転する逆イールドが発生した。 逆イールドが発生すると、しばらくは株価が上がっても、かなり高い確率でリセッション(景気後退)が発生して株式市場も大暴落する確率が高まる。さらに現代は、逆イールド、利上げ、エネルギー高、政情不安が重なっている。 とすれば、 […]
ロシアのウクライナ侵攻を見て、私自身は素直に「プーチン大統領がウクライナに仕掛けた戦争」と見ているのだが、世の中には「アメリカがプーチン大統領を追い込んで起こした戦争」と考える人もいる。 私自身は「真相」がどうであってもまったく関係ないし、正直言うと興味もない。それがどちらであったとしても私に何の影響もないからだ。 同様に、「ウクライナが善でロシアが悪」なのか「ロシアが善でウクライナが悪」なのかも […]
アメリカの10年国債と2年国債の金利差(10年国債ー2年国債)がどんどんゼロに近づいてやがて2年国債の金利の方が高くなる(逆イールド)と、リセッション(景気後退)がやってくると言われている。 この長短金利差の逆イールドが、2022年3月29日に発生した。そのため、いよいよ「景気後退がやってくる予兆が起きた」と多くの市場関係者が認識するようになってきている。過去には逆イールドで以下のような景気後退が […]
2019年、消費税は10%になった。そして2020年、全世界を揺るがす新型コロナウイルスのパンデミックが引き起こされて、実体経済は大ダメージを受けることになっていった。 そして今年2022年。エネルギー価格の上昇や資源の上昇やウクライナ侵攻や利上げなどの複合的な原因が広がっていき、物価上昇が止まらなくなってきている。電気・ガス・水道等の公共料金の価格も上がり、今後は電車代もバス代もタクシー代も上が […]