いよいよ値上げラッシュに。サバイバル意識を持ちダウングレードの実践を!

いよいよ値上げラッシュに。サバイバル意識を持ちダウングレードの実践を!

賃金は上がらないのに値上げラッシュがやってきており、さらに税金の引き上げや年金の削減が起こっているのだから、もう待ったなしでダウングレードの生活を取り入れないといけない時になったということだ。「大変なことになっている」というのをしっかりと自覚すべき。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

ついに値上げラッシュとなってしまった日本

物価が上がりまくっている。食パンも菓子パンも値上げ。小麦粉も値上げ。マヨネーズも値上げ。醬油も値上げ。パスタも値上げ。牛丼も値上げ。冷凍食品も値上げ。カップ麺も値上げ。ティッシュペーパーも値上げ。トイレットペーパーも値上げ。

チーズも値上げ。牛乳も値上げ。コカコーラ・ペプシも値上げ。サバ缶等の缶詰も値上げ。お茶漬けも値上げ。ふりかけも値上げ。即席味噌汁も値上げ。子供のお菓子も値上げ。そば粉も値上げ。ちくわも値上げ。ハム・ソーセージも値上げ。

さらに、電力大手10社は電気もガスも一斉値上げしている。灯油も値上げ。プロパンガスも値上げ。ついでに給湯器も値上げ。京都宇治市など一部の地域では水道料金も上がっている。

こうした値上げは日本だけではなく、いまや世界的な潮流となっているのだが、その背景に原油価格の上昇、資源価格の上昇などがある。石油・ガス大手の最高経営責任者が相次いで「エネルギー価格が高止まりする」と述べている。

政府は何をしているのか。この値上げラッシュの中で国民から税金を徴収しまくっている。消費税、所得税、住民税、固定資産税、国民年金、介護保険料、復興税、自動車税、ガソリン税、酒税、タバコ税、贈与税、相続税……等々。

さらに、税金を上げようとしている。介護保険料はすでに引き上げ済み。これからは健康保険料も引き上げられる。雇用保険料も引き上げられる。

それだけではない。年金支給額は引き下げられる。

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岸田政権は日本に恨みでもあるのだろうか?

原油価格の上昇は岸田首相のせいではない。しかし、原油価格が高騰しているのであれば、物価の影響を少しでも軽減するために、ガソリン税やガソリン税に消費税が上乗せされている現状やトリガー条項の発動をしなければならない。しかし、岸田首相はしないと言っている。

値上げラッシュが国民を追い詰めて政権が突き上げられるようになったら、慌ててトリガー条項を発動するのかもしれないが、ギリギリまで何もしない可能性がある。

税金を上げる決断はマッハのスピードで行うが、税金を下げるような決断はだらだらと引き延ばす。

消費税はコロナによるパンデミックが起こる直前の2019年に10%に引き上げられたのだが、未曾有の経済的ダメージが襲いかかっているにも関わらず、これを引き下げることも撤廃することもない。議論すらない。

これだけ物価が上がったのであれば賃金は上がるのだろうか。物価があまりにも上がりすぎると、どこかの時点で賃金もスライドして上がる可能性はあるのだが、賃金の上昇はかなり抑えられるだろう。

なぜなら、今は景気が良くなって物価が上がっているわけではないからだ。原油や資源が高くなって「仕方がなく価格転嫁」されているわけで、景気が悪いので賃金はなかなか上昇しない。

そんな中で、現在はオミクロンが流行していて、岸田政権は効きもしないまん延防止等重点措置を発令しているのだから、余計に経済を殺すようなことをしている。

ガソリン価格が上昇しても放置して経済を殺し、値上げラッシュも放置して経済を殺し、税金を取り立てて経済を殺し、まん延防止等重点措置で経済を殺す。岸田政権は、まるで日本が経済的に回復するのを妨害する決意でもしているようだ。日本に恨みでもあるのだろうか?

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私たちがしなければならないのは、ただひとつ

今年は金融経済も実体経済も悪化していくばかりで、かなり厳しいことになるというのは去年の暮れから『ダークネス・メルマガ編』で警鐘を鳴らし続けている。(鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編

物価上昇を私たち個人が止めることはできないし、政府に何とかしろと言っても何もしないし、税金を下げろと言っても下げるはずもない。そうであれば、私たちがしなければならないのは、ただひとつ。

生活のダウングレードである。

賃金は上がらないのに値上げラッシュがやってきており、さらに税金の引き上げや年金の削減が起こっているのだから、もう待ったなしでダウングレードの生活を取り入れないといけない時になったということだ。

「大変なことになっている」というのをしっかりと自覚して、今すぐダウングレードの生き方に切り替えるべきだ。

何気なく今までと同じ生活をしていて、急激に収支が悪化して追い込まれるのではなく、計画的にダウングレードしていかなければ精神的なダメージが大きくなる。

よく政治家や評論家は「みんなが一斉にダウングレードしたら、経済はよけいに悪くなるのでお金は使った方が良い」という人もいるが、普通の消費者はそういうことを考える必要はない。

それを考えなければならないのは政治家であって私たち個人ではない。個人は、時代が悪化した時には「真っ直ぐにダウングレードに入る」のが正しいのである。どのみち、可処分所得は急激に減るので何も考えていなくても首が絞まるのだ。

それならば、自ら計画的に生活をダウングレードさせて生き残るのが正しい。

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サバイバル意識とダウングレードの実践があるかどうか

世の中が経済的に悪化していく中では「よけいなことはしない」のが生き残る最善の策である。物価上昇時は普通に暮らしていても金がかかるのである。よけいなことをすればするほど金がかかる。

そんな中では、新しい経済的冒険も厳しくなる。たとえば、転職やら起業やら投資やら出資なんかしても失敗する確率が高いし、成功したとしても実りが少ない。成功するために通常の二倍も三倍も苦労を強いられる。

下手な決断をしたら、ますます泥沼にハマって抜けられなくなる。それならば、防御を固めた方が合理的に決まっている。

私自身は「今年は実体経済でも金融経済でも防御の年である」と考え方を転換しており、経済的冒険は一切しないことに決めている。

すでに金融経済の方も厳しい状況になっているのだが、いよいよ実体経済も「嵐」がやってきたのが明らかになっているのだから、ますます防御を固めるだけだ。無駄金は使わないで、じっとしておけばいいのである。

原油価格は今後も高止まりする可能性が高く、値上げラッシュは私たちが思っている以上に長く厳しいものになってしまうかもしれない。こうした状況は経済全体を複雑骨折させるので景気悪化がしつこく続いていく確率の方が高い。

これから、日本人が久しく忘れていた経済動乱に入っていくだろう。

そうなった時、政府も助けてくれないし、企業も助けてくれないので、自分の身は自分で守るしかない。

どのみち経済全体が悪化するので誰もが、悪影響から逃れられない。とすれば、「実体経済も金融経済もヤバい」と自覚し、サバイバル意識とダウングレードの実践があるかどうかでダメージの強弱が違ってくる。

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