機密情報を扱う自衛隊員の身上調査は強化するのが当たり前

機密情報を扱う自衛隊員の身上調査は強化するのが当たり前
(国際政治学者の三浦瑠麗氏が、日本にスパイが潜んでいる可能性を指摘したのだが、スパイはすでに日本の中枢の奥深くにまで入り込み、自衛隊にも潜り込んでいる。工作員の存在は、リアルなのである。スパイ防止法の制定は早急に必要だ)

朝日新聞は、日本を弱体化させる売国的なメディアであるとはよく言われているが、そういった売国の一面を示すような記事を2013年に出したことがあった。

それは、「機密情報を扱う自衛隊員に身上調査をしている」というものである。隊員の身上調査が拡大する可能性があると「問題視」している。

犯罪歴はどうなのか、飲酒の節度はあるのか、経済状況はどうなのか、国外渡航歴はどうなのか、配偶者・親族の国籍はどうなのか、交友関係、所属団体はどうなのか、精神疾患の治療歴はどうなのか……。

朝日新聞によると、そういったものを書くように自衛隊員は求められており、それが拡大する可能性があると懸念を表明しているのである。

しかし、現在の日本は、各国のスパイが事実上野放しになっているような状況だ。

国家の機密情報がどんどん漏れ、民主党政権時代は、犯罪歴を持った人間でさえも官邸に出入りしていたという事実もある。まったく油断できない状況に陥っているのである。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

気味の悪い人間たちが闇でうごめいている

日本では、なりすましから、背乗り(はいのり)までが闇で行われている恐ろしい時代になっている。

戸籍乗っ取りをして他人に「なりすます」ような犯罪は「背乗り(はいのり)」と言われている。

北朝鮮のスパイが実際に背乗りをして日本人になりすまし、拉致事件に関わっていたことは辛光洙(シン・ガンス)という北朝鮮の工作員が自供した事実だ。(詳しくは「辛光洙 ウィキペディア」で検索)

すでに日本では、身分を偽って犯罪を行う非常に気味の悪い人間たちが闇でうごめいており、実際に隣人が何者かも分からないような状態なのである。

実際に日本人「立山富蔵」になりすましていた北朝鮮のスパイ「辛光洙」の写真を見て、これが北朝鮮人なのか、日本人なのかと言われれば、外見だけではまったく判断できない。

見た目では何も分からない。そんな人間たちが闇でうようよしていて、日本の機密を盗み取ったり、何らかの工作をしようと暗躍している。

さらに、産業スパイも山ほど日本の企業に入り込んで、機密情報を奪い取っている事実もある。

捏造ファンタジーがひとり歩きして日本叩きの道具と化している慰安婦「強制連行」問題だが、この嘘を最初に広めた吉田清治も背乗りされた人物ではなかったかという噂が絶えない。(ダークネス:日本社会をひっくり返すようなインパクトを持つ闇とは何か

スパイがいる「かもしれない」というような悠長なことを言っている場合ではない。今この瞬間にもたくさんのスパイが紛れ込んでいて、実際に政府から、企業から、そしてインターネットから、あらゆる場所で日本の重大な機密が盗まれている。

これらの活動は、「なりすまし」「背乗り」で身分を偽るところからスタートしているのである。

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自衛隊が国民を裏切った事件が過去にあった

だとすれば、防衛省がこれに対して警戒し、できる限り「機密情報を扱う自衛隊員の身上調査をする」のは当たり前のことであり、むしろこれをしないという方が異常だ。

これは、絶対にしなければならないことなのである。議論の余地などない。

もし、「なりすまし」「背乗り」で身分を偽った辛光洙(シン・ガンス)のような人間が自衛隊に入り込んでいたらどうなるのか。自衛隊は仲間が信用できずに疑心暗鬼に駆られ、国民は自衛隊の隊員に裏切られる可能性がある。

あるいは、政治家自身も自衛隊員に守られると思いながら、実は反対に殺されるかもしれない。

まさか、自衛隊員が国民を裏切るわけがないと朝日新聞は思っているのだろうか。

朝日新聞は2008年に起きたイージス艦情報漏洩の事件をすっかり忘れてしまっているようだが、朝日新聞はもう一度、自分たちの刷ったその新聞の紙面を読み直すべきだろう。

これは「自衛隊創設以来、最悪の情報漏洩事件」と言われている事件である。朝日新聞はそんな事件は記事にしないというポリシーでもあるのだろうか?

この事件で犯罪を主導していたのは、当初は二等海曹であると思われていたが、実際には、その妻が黒幕だったことが分かっている。その妻は何者だったのか。中国人のスパイだった。

2010年の調査では、自衛隊員の800名は外国人女性と結婚しており、そのうち中国女性が占める割合は500名を超えていたと言われている。そのような状況なのである。

これらの中国女性がすべてスパイというわけではない。そう考えるのは、それこそ人権侵害だ。しかし、全員がシロなのかと考えるのも馬鹿げている。必ずスパイがいる。しかし、誰がスパイなのか分からない。

だから、「機密情報を扱う自衛隊員の身上調査をする」のは当たり前であり、そんなことを問題視する朝日新聞の方が頭がおかしいと言える。

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身上調査を受けさせるのが当たり前の認識である

自衛隊は非常に重要な活動をする組織のひとつである。だから、自衛隊に入れるのであれば、身上調査を受けさせるのは当たり前のことであり、そうしないことの方がおかしい。

犯罪者が自衛隊に入って武器を持ったら危険きわまりないのは誰でも分かる。犯罪歴を調べるのは当然だ。そうしなければ、国民は激怒するだろう。

飲酒に節度があるかどうか、それを調べるのも当然だ。酒を飲んで機密情報をぺらぺら漏らすような人間が自衛隊員になったらいけないのだ。

借金の有無を問うのも当たり前だ。借金返済で首が回らなくなったところでスパイに接触されたら、機密を金で売り飛ばす危険性が強くなる。

海外渡航歴を見るのも当然だ。日本に敵対するような国家に行き来しているような人間がいたら、要注意であることは誰が考えても分かる。

北朝鮮に行き来しているような人間が自衛隊に入って事件を起こしてスパイだったと分かったとき、「渡航歴をチェックしていなかったので彼がスパイだと知りませんでした」という話になれば、それこそ国民は防衛省の怠慢を許さないだろう。

交友関係・所属団体を調査するのも、基本過ぎていったいこれの何が問題なのかすらも分からない。

中核派に所属するような人間や、反日グループに所属するような人間が自衛隊員になったら、どうするつもりなのか。自衛隊は朝日新聞と違って日本を守らなければならない義務がある。

精神疾患を調べるのも同じ意味で重要だ。銃器を持ったまま精神に問題が発生して乱射事件を起こしたらどうするのか。

言うまでもないが、国民は武器を持っていない。持つことも禁じられている。自衛隊が国民を敵と認識した場合、国民はもはや対処できない。

「なりすまし」「背乗り」がしやすい環境を整えようとしたのは民主党政権だった。防衛省が身元調査をより拡大しなければならなかったのは、民主党政権の責任なのである。

朝日新聞が糾弾しなければならないのは、防衛省ではない。こんな事態を招いた民主党政権なのである。(written by 鈴木傾城)

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