私は20歳でドロップアウトした人間で、ほとんど仕事もせず、今まで野良犬のようにぶらぶらと生きてきた。
私は富裕層の生まれではないし、人脈もないし、何か成し遂げる能力もないし、立派な学歴もないし、職歴もないし、資格もないし、目を見張る才能ないし、仕事もする気もないし、野心もないし、気力もない。
もしかしたら、私ほど「何もない」人間は珍しいのではないか。
普通に考えると、そうした立場にあるのなら、早くから困窮して生活保護かホームレスになっていてもおかしくなかった。
私はドロップアウトしたあとにタイを漂流する人生を選んだが、バンコク・ヤワラート地区では社会からドロップアウトしてタイ人よりも極貧になっていた日本人が大勢いたのを見てきた。
彼らは社会の逸脱者であったが、基本的に私もその逸脱者のひとりに過ぎない。
そんな人間なので、私が一生ぶらぶら暮らしても困らないレベルの資産を作ることができて、あとは気の向くままやりたいことだけをやっていればいい人生を送れているのは、ちょっとした特異な例であるともいえる。
40年ぶらぶらと生きていた私が、40年間まじめに働いてきた人たちを凌駕する資産を持っているのは、べつに私が悪いことをしたからではない。ただ単に「人よりも早く、人よりも長く投資していた」というだけに過ぎない。
そうすると、「金持ちになりたいという気持ちが強かったから投資していたのか?」「何か野心があったのか?」と思われるのだが、それは私に対する大きな誤解のひとつであると思う。
びっくりするかもしれないが、私はただの一度も金持ちになりという動機で投資したことがない。そもそも、贅沢にも関心がなく、欲しいものもなく、消費にも興味もない私に金持ちになろうというモチベーションなんか生まれるわけがない。
このあたりを、少し説明したい。

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