今年の米国株式市場の上昇は非常に満足がいくものだった。S&P500は年初来で27%以上も上昇して6,000ポイントの大台に乗った。S&P500をトレースしたETF【VOO】や全米株式のETF【VTI】も、ほぼ同じだけ上昇している。NASDAQ100をトレースしたETF【QQQ】に至っては、31%以上の上昇となっている。
通常、これらのETFの年間のパフォーマンスは、平均で8%から10%であることを考えると、2024年は上出来も上出来であるといえる。
しかし、バフェット指数などを確認すると、100%あたりが適切な水準であるといわれている中、現在の指数はとうとう節目の200%を超えてしまったわけで、現在の株式市場はあきらかに「浮かれすぎ」であるのがわかる。
そうであれば、反動もあるのは自然の摂理でもある。
べつに2025年に巨大な暴落がくるとか予想しているわけではないのだが、私自身はETF【VTI】は保有しつつ、サテライト的に買っていた株式を利確して現金比率を高めていく予定でいる。
現金を持っていれば、暴落の度合いが大きければ大きいほど安く買えるので有利になるし、そうした事態にならなくても株式市場が高いうちに売っておくのは精神的にも気持ちが良い。
繰り返すが、暴落がくるかどうかなんかまったくわからない。場合によっては、2025年もAIによる生産性の向上で、もっと株価は上がるかもしれない。私はどちらも予測しない。どちらに転んでも問題ないように立ちまわる。
もちろん【VTI】を抱えているので、暴落がきたら私のポートフォリオも傷むのだが、それは想定範囲内なので問題ない。投資家を地獄に突き落とす社会現象はひとつふたつではなく山ほどあるし、これまで何度も暴落を経験してきているので、今後も何があっても不思議ではないと思っている。
では、投資家を地獄に突き落とす社会現象とは、どういうものか。それを説明したい。
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