トランプ大統領は「ガザのリゾート化」「カナダの米国化」「グリーンランドの獲得」「パナマ運河の奪還」「EUへの高額関税」、さらには「WHO離脱」「パリ協定離脱」「国連人権理事会離脱」「USAID閉鎖」など、矢継ぎ早に政策転換をおこなっており、不確実要素が増している。
2025年の投資環境は、新たな政治潮流に大きく影響を受ける。はっきり言おう。これまで想像すらもできなかった異様な出来事が起こってもおかしくない。世界は分断されるし、アメリカ国内でも混乱が起こる。
こうした急激な変化は、すべての予測を不可能にする。そして、先行きを完全に不透明にする。4年後は世界全体がどのような環境になっているのか、まったくわからない。おそらく、戦後でもっとも激しい変化が起きる4年間になるのだろう。
そうであれば、投資にも不確実性が覆い尽くすのは間違いない。
トランプ政権はあくまでも「アメリカ第一主義」なので、どんどんアメリカに利益誘導をおこなって米国株式市場は空前の活況を呈するかもしれないし、逆にあまりの強引な政策変更が仇になって大暴落するかもしれない。あるいは、混乱の中を踏みとどまって横ばいが続くかもしれない。
何がどうなるのか、トランプ本人ですらも把握できていないだろう。
S&P500は上昇しているのだが、ヘッジファンドやプロの投資家は株式から徐々に足抜けして現金やゴールドや債券やMMFに資金を移して、利益を取るよりも資金防衛のほうに重きを置いている。
それでもS&P500が上がっているのは、個人投資家がAIブームに煽られて資産を株式に移しているからだ。個人投資家は、ドットコムバブルさえも凌ぐ「史上最大の株式配分」を構築しているのは、『金融資産に占める直接および間接保有企業株式の割合』のデータでも示されている……

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