アメリカの長期的な成長を信じ、トランプ政権のやり方を信じている人は、米国株式市場に強気でいい。アメリカの長期的な成長は信じていないが、トランプ政権のやり方を信じている人も、同様に米国株式市場に強気でいい。まだ4年はトランプ政権が続くのだから。
アメリカの長期的な成長も信じていないし、トランプ政権のやり方も信じていない人は、どこか他の国に投資するか、それとも投資を辞めてしまうかにすればいい。信じていないものに投資する必要はない。
問題は、「アメリカの長期的な成長を信じているが、トランプ政権のやり方を信じていない人はどうしたらいいのか?」という点だ。
実は私自身は、これに該当する。アメリカは現代の資本主義の中心であり、今後の数十年はアメリカ市場に取って変わる国も場所もないと考えている。中国がアメリカに取って変わって資本主義の覇権国家になるとは思えないし、インドがそうなるともまったく思っていない。
EUや日本やロシアなどの国々がアメリカから覇権を奪って世界最強の国になるとも思っていない。今はまだ小さな新興国のどこかがそうなるとも思わない。それであれば、長期的に資本主義に賭けるのであれば、アメリカ以外にないというのが私の確信だ。アメリカの長期的な成長は信じている。
だが、トランプ政権が経済成長を促進する政権なのかどうかと言われたら、言葉に詰まる。私は、トランプ大統領がそんなに信頼に足る人物であるとも、思慮深く物事を進める人物であるとも、経済成長を促すことができる人物であるとも思わない。
場合によっては、強引に他国を踏みにじってアメリカに莫大な利益をもたらす可能性もある。だから100%だめな大統領とも思っていない。運良くそうなってくれれば、アメリカに投資している身としては助かる。
だが、逆に現代の資本主義の根幹を破壊して世界の株式市場を破壊してしまう可能性もある。混乱と、波乱と、不確実性と、見込み違いなどで、経済はめちゃくちゃになるかもしれない。
そのため、私はトランプ政権時代の4年を「このように」乗り切ることに決めた。

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