私は2024年の末に、S&P500がバフェット指数から見ても、PERから見ても、群集心理の高まりから見ても、過熱していると感じたので、個別銘柄を売りながら現金比率を増やしていった。これについては、過去のメルマガでも繰り返し述べている。
そうしているうちに、2025年はトランプ大統領が恫喝関税外交を繰り広げて相場は疑心暗鬼にとらわれるようになり、4月に入ってからは10%の以上を下落することになった。
現在はそこから戻っているのだが、この下落局面で私は高配当株や高配当ETFを拾ったので、それは配当目的のために持ち続けようと考えている。高配当銘柄は相場が下がれば下がるほど配当率が上がるので買い時になる。
S&P500は相変わらず高値圏にあるので、配当株投資くらいはするつもりだが、積極的に増やそうとは思っていない。今は様子を見ている。
ところで、そうやって様子を見ているうちに思ったのだが、もしアメリカの株式市場が暴落したとき、チャンスをつかみたいのであれば、保有現金でどのようなアプローチをしたらいいのだろうか?
下落に関してはそれぞれ状況が違うわけで、それならばケースバイケースで柔軟性を持ったアプローチが必要だと思うのだが、もし一般化するとしたら「このように動けば合理的ではないか?」という指針のようなものは私の中にある。
その指針の説明の前に、暴落に関する興味深い統計を説明したい。
S&P500の場合、1945年から2025年間での80年間で実直の高値から50%以上暴落したのは1回である。それは2007年10月から2009年3月にかけて起きた「世界金融危機」である。リーマンショックも、その中で起きている。
つまり、50%以上の下落はめったに来ない。それはどういうことかというと、もし50%以上の下落がきているのであれば……

このメルマガは……
「まぐまぐ大賞2019・メディア・マネーボイス大賞」の1位に選ばれたメルマガです。この記事はメルマガにて発行され、メルマガにて全文を読むことができます。1週間に1度、日曜日にメルマガでの発行を行っております。
【重要なお知らせ】
このメルマガを配信しているまぐまぐ!より、クレジットカード決済方法の変更に関する告知がありました。
それに伴い、読者の皆さまが登録しているクレジットカード情報が、最新のカード番号・有効期限であるか確認・更新が必要になる場合があります。
このメルマガには長くご購読いただいている方も多く、カードの有効期限が当初のままのケースも少なくありません。大変お手数をおかけしますが、以下のまぐまぐ!ヘルプページをご参照のうえ、カード情報のご確認をお願いいたします。
ままぐまぐ大賞2022 マネーボイス賞1位
週に一回、『鈴木傾城のダークネス・メルマガ編』をまぐまぐ!から発行しております。今年も、『メルマガの日本一はあなたが決める!まぐまぐ大賞2022 MAGMAG AWARDS 2022』の中で、まぐまぐメディア・マネーボイス賞1位を頂きました。2019年1位、2020年1位、2021年2位、そして2022年1位です。皆様に感謝します。
まだメルマガを購読したことのない方は、これを機に登録してみて下さい。上記より登録することができます。
【ご注意】
ご登録頂いてメールが届かない場合、こちらにてお問い合わせ下さい。再発送等も、こちらで行います。
http://www.mag2.com/info/renew/webmail.html
読者さん窓口:reader_yuryo@mag2.com
フルインベスト・メルマガ編バックナンバー
フルインベスト・メルマガ編は、バックナンバーも充実しております。たとえば、以下のようなバックナンバーが揃っております。
- 株主に報いる優良企業を保有するだけで金が金を連れてくる
- ロックフェラーの資産が陰謀も裏工作もなく増え続ける理由
- 弱肉強食の世界で自分が弱者だと気付いたらどうすべきか?
- 「現代資本主義の魔術」を身につける絶好の機会を見逃すな
- これで「無限にキャッシュを生み出すマシーン」が手に入る
- 次に押さえたいのは「変わりゆくものをすべて飲み込むこと」
- 少子高齢化と人口減で活力が低下する国がインフレにならないとでも?
- 資本主義では自分に才能がなくても、他人の才能を保有するのが基本だ
- 学歴を裏口で手に入れなくても「これ」でイージーモードに入れる
- 資本主義の中で、普通の人間が合法的に他人を搾取する方法がある
- 学歴・職歴・容姿・能力・年齢を超越して、旨味を吸う生き方を選べ
- 自分に投機の才能がないと分かっても、悪賢く立ち回る方法がある
- 「自分が働いて稼ぐ」という発想をするな。もっと重要な発想がある
- 「一生カネに困らなくなるための生き方」として第一歩を踏み出すために
- 「自分は努力しない」という生き方を、合理的に実践する方法を学ぶべき
読みたいバックナンバーはありませんか? 他にも大量のバックナンバーを満載してお待ちしております。
ブログ『ダークネス』が生んだ電子書籍


