最終的に男は妻子の面倒を見なくなるのが当たり前の時代に

最終的に男は妻子の面倒を見なくなるのが当たり前の時代に

今の欧米の文化がグローバル社会の基礎となっていくと、一夫一婦制は必ず瓦解する。「結婚」というスタイルが意味を為さないものとなる。

今でも欧米では結婚制度が残っているが、それはほぼ瓦解しているか形骸化している。昔ほど強い絆が結婚で求められない。壊れやすくもろいものになっている。

フランスやドイツでも離婚率は上がっているが、離婚の前にそもそも結婚しないで同棲で済ますカップルも増えている。これはアメリカでも言えることだ。

日本はかつて「離婚するなど考えられない」と言われていた時代があった。しかし、その日本でも今や離婚はカジュアルなものになった。

成田離婚もあれば、熟年離婚もある。1970年代に比べると、離婚率は2倍に増えている。今や3組に1組が離婚する時代なのである。

先進国のほとんどの国で、離婚率は上がっているし、結婚というスタイルが危機に瀕している。この傾向は、一般的にさらに加速していく可能性が高い。

だから、女性はもう結婚などというシステムに幻想を抱くべきではない。家庭というスタイルは壊れ、最終的には男が女性の面倒を見なくなるのが当たり前の時代になると考えなければならない。

女性にとっての勝利が、家庭の崩壊を招くことに

結婚というスタイルが崩壊する原因はひとつではなく、社会学者がその理由として多くを語っている。

しかし端的に言うと、欧米社会のスタイルは「女性の性の自由化」を増長する仕組みになっており、それが結果として離婚の増加や結婚の形骸化を招いている。

セックスが自由な社会になると、既婚者も性的な自由を行使しやすくなる。それが結婚生活を脅かすことになるのは、誰が考えても分かる。

問題は、女性が「セックスの自由」を満喫するようになると、結婚というスタイルが崩壊しやすくなることである。

男は昔から性的に奔放だった。それでも家庭を守っていたのは、妻に貞淑であることや貞操を守ることを強制できたからである。社会も女性の貞操を強制していた。

しかし、女性の人権が向上していくにつれて、「女性だけに貞操を守らせる」ことが難しくなった。それはフェアではないし、女性に対する人権侵害であると人々は考えるようになったのだ。

アメリカでは1970年代から爆発的に離婚が増えたが、それは紛れもなくヒッピー時代を経由して、ここからセックス革命、フェミニズム運動、女性の社会進出が起こったからだ。

女性が社会に働きに出る。それは、女性が外でたくさんの男と知り合うきかっけになる要因となる。そこにフリーセックスや女性の権利向上が重なった。

これは女性にとって勝利だったのだが、皮肉なことにこれが家庭の崩壊を招く事態になった。1970年代にアメリカで起きた怒濤の離婚増加は、女性の勝利が生み出したものである。

社会が恋多き女性に寛容になり、「女性のセックス自由化」を認めるようになると、なぜこんなことになるのか。

これを男側の理屈から言うと、「妻がいつ浮気するか分からない」「妻が産む子供が自分の子供かどうか分からない」「目の前の子供は本当に自分の子供なのか?」という状態になるからである。

男はもう結婚というスタイルを継続する理由はない

子育てというのは、非常に手間も時間も金もかかる行為である。それでも多くの男が家庭を守り、子育てを行っていたのは、子供がまぎれもなく自分の遺伝子を継承していたからだ。

しかし女性が性の自由化を行使すると、ここが保障されない。

女性は誰の子供を産んでもそれは自分の子供なのだが、夫は妻が産んだ子供が絶対に自分の子供なのかどうかは分からないのである。

男は妻が貞操を守ってくれないのであれば、なおさら疑念が募ることになる。今でこそDNA検査をすれば分かるようになったが一般的ではない。

もし妻が他人の子供を産んでいたのであれば、男は妻とその子供を育てる必要があるのか。自分が汗水垂らして働いた金で他人の子供を産んだ妻を養う義理はあるのか。

愛する妻が産んだ子供であれば、自分の子供ではなくても可愛いと考えて養うことを決意する男は皆無ではないだろう。しかし、ほとんどの男は「なぜ自分が不倫した妻と他人の男の子供を養う必要があるのか」と考えるはずだ。

女性の性的自由が増し、社会的な風潮としてそれが止められなければ、夫は根底から妻を信じられなくなる。

だから社会が「女性の性的自由」を増長すればするほど、男たちは「家庭を守る」「妻を養う」という義務を果たすことに疑問を感じることになる。

結婚というスタイルは、女性を性的に縛りつけるために宗教の名を借りて男が作り出したものだ。男はとにかく、自分の遺伝子が確実に受け継がれる仕組みが欲しかったのだ。

それが機能しなくなったのであれば、男はもう結婚というスタイルを継続する理由はない。

欧米のスタイルというのが、女性のセックスの自由化を増長するものであれば、結婚制度が形骸化するのは当然だ。一夫一婦制度、結婚制度は、もう欧米スタイルの社会では生き延びることができないシステムである。

動物ですらも、本能的にそのような行為になる

興味深いのは、動物界でもその傾向があることだ。

単婚に近い生態を持つキツネ、ビーバー、テナガザル、コヨーテ等の種はオスも子育てを手伝い、愛情深いのだという。これらの種のメスは貞操を守る傾向が強い。

それに比して、リス、シカ、クマ等の種は、オスはほとんど子供に愛情を示さない。これらの種のメスはどんなオスとも乱脈に性行為を行う。

動物でも人間でも、自分の遺伝子を残すにはどちらが有利なのかを本能が決める。

メスが貞操を守る場合、オスは自分の遺伝子を残すにはあちこちのメスを漁るよりも、ひとりのメスとつがいになり、子育てを手伝う方がメリットがある。

(1)メスが貞操を守る傾向が強い。
(2)子供は自分の子供である確率が高い。
(3)子供に愛情深いほうが遺伝子を残せる。

逆にメスが性的に乱脈な場合、オスはそのメスとつがいになって子育てを手伝うよりも、あちこちのメスを漁ったほうが遺伝子を残せやすいのでメリットがある。

(1)メスが性的に乱脈である。
(2)子供は自分の子供でない可能性も高い。
(3)大量のメスと交尾する方が遺伝子を残せる。

動物ですらも、本能的にそのような行為になる。人間も一種の動物のようなものだから、「女性の性的傾向」によって男が行動を変えるのも何ら不思議ではない。

欧米のスタイルは「女性のセックス自由化」を認めるものであるならば、結婚というスタイルは必然的に崩壊する。

だから、一夫一婦制の結婚が生き残るかどうかは、女性が性的に自由があるかどうかを見ればいい。

女性が性的自由を持っていれば、結婚後も妻を縛れなくなった男は自分の遺伝子が残せるかどうか懐疑的になる。ゆえに、男は妻子の面倒を見なくなるのが当たり前の時代になり、結婚制度は崩壊する。単純な話だ。

一夫一婦制の結婚が生き残るかどうかは、女性が性的に自由があるかどうかを見ればいい。女性が性的自由を持っていれば、結婚制度は崩壊する。単純な話だ。

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