北朝鮮を擁護する理由は1%もない。「北朝鮮を崩壊させよ」と声を上げ続けよ

北朝鮮を擁護する理由は1%もない。「北朝鮮を崩壊させよ」と声を上げ続けよ

アメリカはまったく経済制裁を解く気配がなく、外貨獲得のための北朝鮮労働者の受け入れも国連決議で禁止されて、北朝鮮はいよいよ2020年から干上がる。そのため、北朝鮮は「早く経済制裁を解け」と言わんばかりにミサイルを飛ばして国際社会を威嚇しているのだが、それについてトランプ大統領は2019年12月になって再び金正恩を「ロケットマン」と言い始めた。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

みんな揃って狂った独裁国家を甘やかす

北朝鮮は約束を守らない上に、事態が自分の思い通りにならないと相手を「犬」だとか「馬鹿」だとか「愚か」だとか、口汚く罵る「ならず者国家」である。

最近も、経済制裁をしっかりと堅持する日本の安倍首相に苛立って「安倍は世界で唯一無二の白痴、史上最もばかな人間だと言い得る」「安倍は本物の弾道ミサイルというものを遠くない将来、それも間近で目にすることになるだろう…安倍はとんでもない大馬鹿者だ」と述べている。

「北朝鮮だからしょうがない」と誰もが思うのだが、冷静に考えてみれば凄まじい外交非礼である。

これだけ日本の首相をあしざまに誹謗中傷するクズ国家なのだが、マスコミは北朝鮮を糾弾することもなければ問題視することもなく、さらに日本の北朝鮮の出先機関である朝鮮総連に対しても何ら触れることもなくやり過ごす。

日本政府も言われれば言い返せばいいのだが、何も言わないし、何もしない。せめて朝鮮総連を日本から叩き出すくらいのことはすればいいのに、まるで北朝鮮とつながっているかのように触れようとしない。

何が起きているのかは明白だ。日本は政治家もマスコミも、みんな揃って狂った独裁国家・北朝鮮を「甘やかしている」のである。甘やかし続け、事なかれ主義で触れようとせず、この国家を放置し続けている。

そうやって甘やかし、放置し続けた結果、北朝鮮はミサイルを所構わず発射し、核開発を続けて手に負えない国家になろうとしているのだ。

【金融・経済・投資】鈴木傾城が発行する「ダークネス・メルマガ編」はこちら(初月無料)

再び「ロケットマン」と言われて激怒する北朝鮮

この北朝鮮が存在する価値すらもない独裁国家であることは、トランプ大統領も最初から分かっていたのだが、トランプ大統領が「斬首作戦」で本気になって北朝鮮を叩くつもりでいることを知った金正恩は、突如として腰砕けになってトランプ大統領に取り入り始めた。

トランプ大統領は本来の敵は「中国」であることから、北朝鮮で無駄な戦力を消費したくないので、金正恩を懐柔させるために「奇妙な友情ごっこ」を演じて北朝鮮に非核化を勧めていた。

戦争ではなく、友情ごっこで北朝鮮を非核化できればコストは安い。うまく北朝鮮を非核化できれば、トランプ大統領は最小の手間で最大の成果を手に入れるわけで、見せかけではあっても友情ごっこは悪い選択肢ではなかった。

トランプ大統領が「奇妙な友情」戦略で、北朝鮮が本当に非核化すると思っていたのかは分からない。そのようなチャンスがあれば、やってみるのも悪くないと選択肢のひとつとして友情ごっこを使っていたのかもしれない。

それで、成果はあったのか。

残念ながらなかった。北朝鮮は最初から非核化などするつもりはまったくなかった。非核化するように見せかけて経済制裁を解いてもらいたかっただけで、非核化はただの交渉条件に過ぎなかった。

アメリカはまったく経済制裁を解く気配がなく、外貨獲得のための北朝鮮労働者の受け入れも国連決議で禁止されて、北朝鮮はいよいよ2020年から干上がる。

そのため、北朝鮮は「早く経済制裁を解け」と言わんばかりにミサイルを飛ばして国際社会を威嚇しているのだが、それについてトランプ大統領は2019年12月になって再び金正恩を「ロケットマン」と言い始めた。

そして、「今、アメリカは歴史上、最も強力な軍事力を保有しているが、これを使わないことを希望している」と金正恩を牽制するようになっている。これに対して北朝鮮はトランプ大統領を「老いぼれのもうろく」と言うようになってる。

事態は振り出しに戻った。

【ここでしか読めない!】『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』のバックナンバーの購入はこちらから。

何の意味もないのに対話しろと強制するマスコミ

日本人は北朝鮮に対して、もっと怒りを持つべきだろう。普通の日本人が北朝鮮の工作員に次々と拉致されたが、この拉致問題は今も解決していない。

言語道断の人権侵害が日本に仕掛けられていたにも関わらず、その拉致の中心となった組織である「朝鮮総連」は今も東京の一等地でのうのうと活動している。

気の狂ったロケット男である金正恩を崇める朝鮮人学校も相変わらず存在している。さらに彼らの資金源となっているパチンコ店も駅前で堂々と商売をしている。

それだけではない。マスコミは決して北朝鮮問題で、日本政府に「報復外交をしろ」「先制攻撃をしろ」「金正恩政権を崩壊させよ」「朝鮮総連を追放せよ」という当たり前のことを言わない。

それどころか、逆に気が狂ったかのように「対話しろ」と安倍政権に要求するのである。もう対話など何の意味もないということが分かっているにも関わらず「対話」に固執する。

なぜか。もちろん、マスコミは中国・韓国・北朝鮮の工作員に実質的に乗っ取られた状態になっており、彼らが「対話する」方向に世論操作をして、北朝鮮の独裁政権を延命させようとしているからである。

しかし、北朝鮮相手に「対話」など何の意味もないのだ。まったく意味がない。対話とは互いに相手の主張をよく吟味して互いに歩み寄ることを指すのだが、北朝鮮は歩み寄ることはない。

北朝鮮は一方的に自分の主張を頭ごなしに述べているだけなのである。相手の主張は絶対に聞かない。大声を張り上げて、自分の主張を押し通すのだ。

さらに北朝鮮は自分の言葉に責任を持たない。約束をしたとしても自分の都合ですぐに反故にする。

北朝鮮は普通の常識や考え方が通用する国ではない。異常国家である。この現実の中で、対話をするというのは「北朝鮮の主張を聞いて従え」と言っているのも同然である。

マスコミはそれを押しつけている。いかにマスコミが危険なのか、これで分かる。マスコミは日本の立場に立っていない。北朝鮮の立場に立っている。

ダークネスの電子書籍版!『邪悪な世界の落とし穴: 無防備に生きていると社会が仕掛けたワナに落ちる=鈴木傾城』

日本人は「北朝鮮を崩壊させよ」と声を上げよ

北朝鮮の今の政権は崩壊させなければならないのだ。北朝鮮は独裁国家であり、異常国家であり、不要国家である。どの角度から見ても信用ができない国家である。全世界の常識と外れ、どこの国とも価値感を共有していない。

尊大で、傲慢で、犯罪的で、許しがたい国家だ。国際的なルールを守ることもできず、指摘されたら逆ギレしてより暴走する。完全なるならず者国家である。

日本はこの国の被害者だ。国民を拉致され、恐喝され、ミサイルを飛ばされて生活を脅かされている。

さらに日本国内には北朝鮮の工作員がうようよして拉致や犯罪に関わっているのだから、内外から脅威にさらされていると言っても過言ではない。

日本人は今まで「なるべく敵対しない」「何か言われても我慢して耐える」という態度で反日国家に対処し、恐喝や恫喝を受けても耐えるだけで何もしなかった。

戦後70年、ずっとそんな調子だった。だから完全に舐められてしまったのだ。いったい、いつまでこの卑屈な態度を続けるつもりなのか?

もう終わりにしなければならない。立ち上がって「日本を舐めるな」と叫ばなければならない。北朝鮮を擁護する理由は1%もない。日本人は、北朝鮮を完全に破壊する動きは、それが何であれ100%同意すべきである。

それに向けて日本国内でも政府を突き上げ、世論を沸騰させていかなければならない。「対話ができない体質」の北朝鮮と対話したところで意味がない。日本国民は「北朝鮮を崩壊しろ」と言わなければならないのだ。

北朝鮮ならびに反日国家の工作員のようになってしまっている議員は選挙で完全に落として国益に沿う議員で国会を埋め尽くす必要がある。そのための選挙だ。

そして、ありとあらゆる場で「北朝鮮を崩壊させよ」と声を上げていかなければならない。北朝鮮を地図から消し去る努力をしなければならない。

『北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録(古川勝久)』

鈴木傾城のDarknessメルマガ編

CTA-IMAGE 有料メルマガ「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」では、投資・経済・金融の話をより深く追求して書いています。弱肉強食の資本主義の中で、自分で自分を助けるための手法を考えていきたい方、鈴木傾城の文章を継続的に触れたい方は、どうぞご登録ください。

一般カテゴリの最新記事