北朝鮮を、物理的に抹殺しなければならない段階にきている

北朝鮮を、物理的に抹殺しなければならない段階にきている
2017年9月3日、北朝鮮は「大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載可能な水素爆弾実験を成功させた」と主張している。

実際、北朝鮮と国境を接する中国吉林省延辺朝鮮族自治州では強い揺れを観測し、6回目の核実験を行ったのは間違いないとされている。

北朝鮮は2017年8月29日に弾道ミサイルを日本の上空に飛ばすという言語道断の威嚇行為を行ったばかりだが、国際社会が何を言ってもまったく暴走が止まらず、水素爆弾実験まで行っているのが現状だ。

そして2017年9月4日、北朝鮮がさらなる弾道ミサイル発射の兆候があるとの報道も出てきている。国際社会が何を言っても、そしてアメリカが何を言ってもまったく意に介さず、北朝鮮は完全に暴走している。

安倍首相は「我が国として断じて容認できない」「我が国は、北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する」「国連安保理におけるさらなる対応を含め、北朝鮮に対する対応を検討する」と声明を出している。

しかし、もうそんな声明で北朝鮮の暴走が止められないのは明白である。敵対的で、危険で、ならずもの国家である北朝鮮を物理的に抹殺しなければならない段階にきている。

対話が答えではないのであれば何が答えなのか?

ドナルド・トランプ大統領は、当初から「対話は答えではない」と言い切っている。

「アメリカは北朝鮮と話してきた。そして25年間、彼らにゆすられカネを払い続けてきた。対話は答えじゃない!」

それは正しい。日本も含め世界は何十年も北朝鮮に何もせず、対話路線で問題を先送りして、このようなことになってしまっている。もう対話の時代は完全に終わったのだ。

対話が成り立たないのであれば、軍事オプションが検討されるのは当然のことである。

「北朝鮮に対する全ての選択肢はテーブルの上にある」というトランプ大統領の言葉は、北朝鮮を軍事オプションで破壊することを想定したものである。

さらに言えば、トランプ大統領の軍事オプションの中には核兵器の使用も含まれている。トランプ大統領自身が自らそのように言っている。

北朝鮮を崩壊させるのに核兵器を使うのは、別に無謀なことでも何でもない。狂気のような全体主義国家を迅速に崩壊させるのは、検討されて然るべきだ。

北朝鮮の金正恩政権を崩壊させると共に、この国の国家を構成している軍部を根絶やしにし、さらに勝負を一瞬にしてつけるには北朝鮮に核を使用するのが最も合理的である。

最初の攻撃に失敗したらミサイルで反撃される可能性があるので、反撃を封じるために最初から核兵器で北朝鮮の政権と国民を無力化させる作戦は意味がある。

すでに世界は北朝鮮に対して何度も警告を発しているのだから、どこかで最後通牒を行って、あとは一気呵成に北朝鮮の完全無力化に邁進すべきだ。

北朝鮮は生かしておくべき国家ではない。崩壊させるべき国家である。北朝鮮という国の存続は「我が国として断じて容認できない」のだ。

何十年も前に北朝鮮を破壊しておくべきだった

北朝鮮には経済制裁しても無駄だ。中国は相変わらず裏側で北朝鮮を支援しているし、ロシアもまた北朝鮮に武器弾薬を売りつけて支援している。日米の制裁はザルだ。

制裁によって北朝鮮の国民が反政府に向かうというのもない。朝鮮人はその特質として事大主義があり、強い者に刃向かうよりも従う傾向が強いからだ。

さらに金正恩政権も、経済制裁で国内の動揺が抑えきれなければ、その動揺が政府に向かうのを防ぐために、国民の目を「外部の敵」である韓国や日本やアメリカに向けさせる。

だから、経済制裁を行って北朝鮮を内部崩壊させるというのは意味がない。外から物理的に完全破壊するのが最も有効な対処方法なのだ。

本当であれば、何十年も前に北朝鮮という国は破壊しておくべきだったのである。

アメリカはアフガン・イラクを攻め入り、シリアやイランも攻め入るかどうかの議論や検討はあったが、北朝鮮にだけは攻め入るかどうかの議論がまったくなかった。

ブッシュ大統領は金正恩の父である金正日を気味悪がって個人的には攻め潰したかったと言われている。しかし、北朝鮮に関しては、アメリカの軍需産業がそれをさせなかった。

北朝鮮の脅威があるから、アメリカは日本や韓国に巨額の武器や防衛装置を売ることができるのである。そのビジネスのネタである「北朝鮮の脅威」をわざわざ潰す理由がない。

それに北朝鮮を破壊して乗り込んでも、中東のように石油があるわけでもないし、資源があるわけでもない。しょせん北朝鮮など、どうでもいい国家であるとアメリカは見ている。

この国はどうあがいてもアメリカの脅威になれない。好戦的な口調とは裏腹に、戦争できない国家だった。

そうであるならば、ビジネスのために「日本や韓国の脅威」でいてくれたほうが、アメリカにとっては都合が良い。だから、アメリカは兵器ビジネスのために北朝鮮を放置していた。

しかし核兵器を保有し、弾道ミサイルをアメリカに撃ち込む能力を持つのであれば話は別だ。

ミサイルを撃ち込まれる前に北朝鮮を崩壊させる

北朝鮮は、すでに日本には大量のノドン・ミサイルを撃ち込む能力は持っている。さらに北朝鮮が核開発に成功すると、それを日本に撃ち込む能力をも持つことになる。

はっきり言って、北朝鮮が核兵器を使うとしたら日本以外のどこにもない。

中国に使えば間違いなく核報復されるので使えず、韓国も近すぎて使えない。暴発して核兵器を飛ばすとしたら、国民が拉致されても何もしない腰抜け国家「日本」だけしかない。

つまり、北朝鮮の脅威に本気でさらされているのは、他の誰でもなく日本である。

北朝鮮は「日本を焦土にする」と過去に発言したことがあるが、アメリカを焦土にすることは不可能でも、日本を焦土にすることは可能だ。

北朝鮮はいつでも日本の各都市を破壊することができる。憲法第九条が日本を守ることはない。

ノドンは専用トラックに乗せた状態で、どこからでも発射できるので、ミサイル防衛(MD)で防御するのは不可能ではないにしても、現実には100%防衛は難しい。

北朝鮮は50発のノドンを日本に向けて発射する能力があるが、これを防げないというのが現実だ。

どうしたらいいのか。

日本が北朝鮮の脅威にさらされており、本気で北朝鮮に対抗するのであれば、核ミサイルを撃ち込まれる前に北朝鮮の体制を崩壊させる方向で動くというのが正しい判断だ。

Jアラートで議論などしている場合ではない。対話しろと議論している場合でもない。これからは、いかに北朝鮮を完全崩壊させるのかを議論しなければならない。

北朝鮮問題はこの異常国家が完全に消滅することでしか解決できない。

いよいよ、その時期が来ていると見るべきではないか。核を含むすべての軍事オプションは北朝鮮に検討されるべきだ。

現実に日本が北朝鮮の脅威にさらされており、本気で北朝鮮に対抗するのであれば、核ミサイルを撃ち込まれる前に北朝鮮の体制を崩壊させる方向で動くというのが最も現実的なのだ。

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