日本人は相手を策略でハメないが、世界は薄汚い策略で動いている

日本人は相手を策略でハメないが、世界は薄汚い策略で動いている

河野太郎外相が北朝鮮に強硬であることにマスコミや野党が不満を表しており「もっと北朝鮮の立場を考えるべき」という批判が流れている。

つまり、少しくらいは北朝鮮に妥協しろということだ。

日本人は妥協することを弱さだと考えない。妥協することによって相手が満足してくれるのであれば、相手のために折れて上げようと考える。相手の顔を立て、譲るのである。

しかし中国・韓国・北朝鮮は、そこに付け入って日本を屈服させ続けてきた。大声でわめいて自己主張すれば、日本が必ず折れると知っているのである。

だから日本人相手のときは常に無理難題を主張し、日本人を無理やり屈服させようとしてきた。そうすれば日本を屈服させることができるのだから絶対に折れない。

そこで日本人は、心の中で割り切れないものを感じながらも、相手の顔を立てるために妥協してきた。つまり相手に見透かされ、意のままに動かされてきた。

多くの国では、妥協などしない。妥協は弱さだと考えるからだ。自分の意見を押し通すのが正義だと思っている。相手を屈服させるために行動する。

自分の意見、自分の国の国益を通すためには、何でもする。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

 

日本人に「上司を買収する」という発想はない

中国・韓国・北朝鮮のような国は、相手を恫喝することも、罠にはめることも、策略を仕掛けることも、嘘を真実のように言い立てることも、相手を買収することも、相手の情報を盗むことも厭わない。

汚い手段だろうがなんだろうが、できることはすべてする。根本的に日本と哲学が違っている。

一歩でも日本を出たら、もう日本の常識など一切通用しないし、日本人の考え方を理解してもらえるとも限らない。

日本人は、「相手が妥協したら、こちらも妥協するのは礼儀」と思うが、中国・韓国・北朝鮮等の特定アジアは「相手が妥協したということは、こちらが強いのでもっと妥協させる」と考える。

どこまで相手に自分の意見を飲ませるかが腕の見せ所だと考えている。だから、自分は妥協しないで、徹底的に相手を妥協させようとする。

日本人は、相手の主張は検討する。しかし中国・韓国・北朝鮮のような特定の国は、日本の主張を検討するのではなくて、どこまで徹底反論してつぶせるかを考える。

話が平行線になったときに日本人は折れる。しかし、特定アジアは日本を罠にかけても自分の意見を通そうとする。だから、謀略・策略も生まれるし、買収工作も生まれてくる。

日本人政治家がハニートラップに引っかかったという話はよく聞くが、日本人の政治家が特定アジアの政治家をハニートラップで引っかけたという話は聞かない。

なぜか。日本人の政治家は、相手を策略で引っかけるという発想がまったくないからである。これは、日本人個人でも言えることだ。

たとえば、日本人のサラリーマンが会社の上司を買収したり、ハニートラップで引っかけたりしたことがあるだろうか。あるいは、そのようなことを考えたことがあるだろうか。

日本人は認めてもらうためには「仕事で努力する」という発想はあるが、「上司を買収する」という発想はない。

 

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正義であることもフェアであることも建前だけ

中国でも韓国でも北朝鮮でも、上役に賄賂を送って買収するのは当たり前に行われている。

何らかのコンテストや競技でも、審判や運営者にどれくらいの賄賂を送れるかで勝敗が決まるとも言われている。つまり、策略や買収工作は個人的にも恒常的に行われている。

それが国家運営にも反映されているのだ。

フェアであることや正義であることを、文字通り受け止めているのは日本人くらいだ。

これは特定アジアだけでなく、多くの国はフェアであることも正義であることも、単なる理想や建前だと割り切っていて、「理想と現実は違う」と思って行動している。

「自分が勝つためには、買収でも何でもする」という感覚で動いている。

だから、国際政治の世界では策略から買収から盗聴からハニートラップまで、奇々怪々な裏工作が蔓延してしまっており、日本の政治家が次から次へと引っかかっている。

正義の国であるはずのアメリカでも状況は同じだ。この国は、建前上では「正義だ、フェアだ」と叫んでいるが、裏では策略と工作で動いている。

エドワード・スノーデンは、アメリカの国家安全保障局(NSA)が大規模な盗聴とサーバー侵入をしていることを2013年に暴露した。

友好国であるドイツのメルケル首相の携帯電話ですらも盗聴していたことがバレて、当時のオバマ大統領が窮地に陥った。

それを見ても分かる通り、アメリカは裏側でダーティーな工作にまみれていたのである。「フェアであること、正義であること」は建前であったのだ。

もっとも、そんなことは誰もが知っていた。

 

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狼の群れの中に紛れ込んだ羊のように無防備

考えなければならないのは、日本はもう「妥協して合意を得る」「相手の意見も汲んで合意をまとめる」「自分が折れて話を進める」というやり方がまったく通用していないということを自覚すべきだということだ。

日本が外交的にまったく国際影響力がないのは、「日本など恫喝すれば折れる」「しつこく主張すればすぐに妥協する」と思われており、実際にそうだったからである。

しかも、相手の策略には無防備であり、政治家は次々と策略にはまっていく。すぐにハニートラップに引っかかり、すぐに買収され、恫喝に屈してしまう。

元総理大臣の橋本龍太郎も中国のハニートラップに引っかかって中国にODAを決めているが、政治家の女遊びのツケで国民の血税が中国に流れていく。

さらに、日本国内で相手国のスパイがうようよして好き勝手にスパイ活動をしている。日本の機密情報が、国家や企業から漏れ続けている。

それに対して、日本は「策略でも買収でも使って罠にはめる」という裏工作がまったくできないし、しようとも考えない。狼の群れの中に紛れ込んだ羊のように無防備だ。

日本はもはや国際社会から鎖国することはできないし、今後もさらに深く国際社会に関わっていくことになる。

そんな中で、恫喝、策略、買収を仕掛けられ、ことごとく罠に落ちている。日本人はあまりにも無邪気すぎた。

今のままの意識で行くと、やがては国そのものが転覆させられたり、乗っ取られたりしても仕方がない。それほど、危機的な状況にある。

日本にも、スパイ防止法が必要なのは言うまでもない。さらに諜報機関と戦略機関も早急に設立して、日本の国益を守らなければならない重要な時期に来ている。(written by 鈴木傾城)

 

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日本は「策略でも買収でも使って罠にはめる」という裏工作がまったくできないし、しようとも考えない。狼の群れの中に紛れ込んだ羊のように無防備だ。

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