朝鮮民族が南北共倒れになる光景を私たちは目撃するか?

朝鮮民族が南北共倒れになる光景を私たちは目撃するか?

2017年5月27日、安倍首相はG7首脳会議で「北朝鮮問題を巡って模索してきた対話の試みは時間稼ぎに利用された」と発言して、もはやこれ以上の対話を続けても無駄であることをG7の首脳に強調した。

「国際社会は非核化と引き換えにさまざまな支援をしたが、北朝鮮は何度も約束を破ってきた」

まったくその通りだ。

北朝鮮は常識が通じない国であり、そんな国と対話したところで得るものは何もない。

ドナルド・トランプ大統領も北朝鮮の豚のように太った指導者である金正恩(キム・ジョンウン)を「核兵器を持った頭のおかしい男で、野放しにしておくわけにはいかない」とフィリピンのドゥテルテ大統領との電話会談で本音を話している。

そんな中、2017年5月29日、北朝鮮は再び弾道ミサイルを発射して日本の排他的経済水域内に落下させるという暴挙を行っている。

「航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為で国連安全保障理事会決議の明白な違反だ」と菅官房長官は激しく北朝鮮を批判した。

北朝鮮が実際に戦争を仕掛けても勝てるわけがない

しかし、今さら北朝鮮を批判や抗議したところで北朝鮮はまったく何とも思っていない。アメリカや中国がどれだけ北朝鮮に圧力をかけても事態はまったく変わっていない。

まさに、北朝鮮はやりたい放題やっている。

そもそも日本やアメリカがどれだけ北朝鮮に圧力をかけても、国境を接している中国が本気にならない限りは北朝鮮への圧力は効力を発揮しない。

中国が北朝鮮への原油を止めれば北朝鮮は車1台さえも動かせないのだから、中国が本気になりさえすれば北朝鮮は勝手に自壊する。

しかし、中国は本気で北朝鮮を何とかするつもりはないようで、北朝鮮も中国の意向などまったく聞く気がないというのが連続のミサイル実験で分かる。

もっとも、北朝鮮は「ソウルを火の海にする」「東京に核を落とす」と宣言して、いかにも戦争が起きそうな挑発的態度を繰り返しているが、いつまで経っても戦争を起こさない。

「無慈悲な攻撃」は起きない。

当然だ。北朝鮮が実際に戦争を仕掛けても勝てるわけがないからだ。北朝鮮には戦力もなければ、燃料もない。北朝鮮はただの「はったり国家」であり、弱小国家である。

そのため、本気で戦争を仕掛けたら、その瞬間に現在の金正恩体制は崩壊する。攻撃されたら、その瞬間にこの国は終わってしまうのである。

核開発を急いでいるのも、実際のところは「核を持ったらまわりから攻撃されないで済む」という防御的反応からきている。戦争をしたいから核開発を急いでいるわけではない。

しかし、やっていることは「瀬戸際」だから、何らかの拍子に予期せぬ事態が起きる可能性がある。すでに周辺国の我慢は限界に達しており、この国の存在を疎ましく思っている。

核兵器を持ったら、延々と恫喝外交をするのは目に見えているので、その前に潰さなければならないというコンセンサスも国際社会に生まれた。

犯罪の総合商社。ランサムウェアの犯人も北朝鮮

北朝鮮は、金正日の時代に崩壊させるべきだった。この金正日という男こそが日本人拉致の責任者であり、核開発を始めた張本人だからである。

しかし、中国も韓国もアメリカもまったく動こうとせず、金正日を増長させただけだった。それが今に続いている。安倍首相が述べたように「対話の試みは時間稼ぎに利用された」のであり、国際社会の失態だった。

中国も韓国もアメリカも、それぞれの思惑があって、北朝鮮の現在の体制を残したいと考えていた。(簡単に壊滅できる北朝鮮をアメリカが壊滅させない理由とは

しかし、国民の自由を極端に制限し、国民を飢えさせ、指導者だけは肥え太るような独裁体制が良いわけがない。そんなクズのような国家が延々と生き残るのは正しいことではない。

こんな国家を生き残させたから、この国は武器弾薬を闇ルートで流し、覚醒剤をバラマキ、ニセモノの製薬を流通させ、挙げ句の果てに偽ドルまで製造して東南アジア経由でばらまいているのである。

まさに犯罪の総合商社だ。

最近、世界中に「WannaCry」と呼ばれる悪質なコンピュータ・ウイルスがばらまかれており世界中が激震している。被害に遭ったコンピュータは30万台以上にものぼる。

このウイルスは「ランサムウェア」と呼ばれているが、ユーザーのコンピュータを勝手に暗号化して使えないようにして、暗号化を解除したければ金を払えと要求するものだ。支払いはビットコインが使われる。

最近、このランサムウェアの犯人は北朝鮮の可能性が高いとセキュリティー大手のシマンテックやカスペルスキーが発表してBBCニュースを始め、大手のメディアが報道している。

あなたはもしかしたら、北朝鮮がやっているというのは知らなかったかもしれないが、そうだとしても不思議ではない。中国・韓国・北朝鮮の工作員の巣窟になっている日本のメディアは、どこもこれを大きく報じようとしない。

「北朝鮮が犯人だ」と大声で言わないし、検証もしないし、糾弾もしない。

朝鮮民族が南北共倒れになるという光景を目撃する

北朝鮮の今の体制は早く崩壊した方が世の中のためになる。今すぐ崩壊するのが望ましい。客観的に見ればもうこの国は死に体であり、対外的な瀬戸際外交の勇ましさとは裏腹に、もはや絶望しか残っていない。

しかし、北朝鮮は韓国や日本に大量の工作員を送り込んでおり、工作員を通して世論操作を行おうと必死になっている。

世論操作の中核となるのはマスコミなので、北朝鮮の工作員はマスコミに根を張って自分たちの都合の良い人間は引き上げて、自分たちの都合の悪い人間は排除することでマスコミの乗っ取りをやってきた。

北朝鮮が追い詰められれば追い詰められるほど、マスコミの偏向は露骨になり、今やマスコミは「マスゴミ」と言われるようになって信用を失った。

日本人は中国・韓国・北朝鮮がマスコミを乗っ取ったという事実を薄々知るようになってきたのだが、韓国では北朝鮮の工作員による工作活動が実を結んで、今や超反日にして親北の文在寅(ムン・ジェイン)政権を樹立させた。

北朝鮮の工作活動によって文在寅が大統領になったのだから、これからは韓国も北朝鮮と同類になる。

今後、国際社会の圧力で北朝鮮を追い込もうとしている中で、韓国に親北政権が生まれたのだから、北朝鮮包囲網は韓国が裏切る可能性が高くなっている。

文在寅は大統領選の中で、借金を棒引きにする徳政令をするとか、失業者を公務員にするとか、大風呂敷を広げていたのだが、その背景には韓国の経済失速と不況がある。

前任の朴槿恵は無能極まりない大統領だったので韓国経済はどんどん悪くなり、今や韓国も経済的に追い詰められていて、国家も国民も経済苦境が極まっている。

北も南も困窮化しているのが現在の状況だ。

場合によっては、朝鮮民族が南北共倒れになるという光景を私たちは目撃することになるかもしれない。

日本にとっての有害国家が両方とも共倒れになるのだから、これは長期的に見ると日本にとって非常に素晴らしい展開だ。反日国家の崩壊は、日本にとっては朗報以外の何者でもない。

反日国家との対話など必要ない。

2017年5月27日、安倍首相はG7首脳会議で「北朝鮮問題を巡って模索してきた対話の試みは時間稼ぎに利用された」と発言して、もはやこれ以上の対話を続けても無駄であることをG7の首脳に強調した。

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