本物の日本人だけが持つ特別で恵まれた「超才能」を活かせ

本物の日本人だけが持つ特別で恵まれた「超才能」を活かせ

(中国は知的財産権を侵害して次世代の最先端産業の90%を支配しようとしているのだが、中国のやっていることは、しょせん国家主導の大掛かりな「パクリ」でしかない。一方で、日本は本物の技術・デザイン・哲学・サービスを追求する民族的資質がある。この資質を活かせば日本は生き残れる。中国とアメリカの知財を巡る新冷戦の時代に改めて日本の生き残る道を考えるのは必要だ)

考え抜かれた製品、技術、デザイン、哲学、サービスを持った希有な企業が世の中には存在する。磨き抜かれたオリジナル、技、発想、アイデアを持った希有な人が世の中には存在する。

独自の「何か」を生み出す能力を持った企業や人は本物だ。そして、長い目で見ると、結局生き残るのは本物だ。

誰かが世界に影響を与える何かを成功させると、中国は一瞬にして知的財産権を侵害する。あるいは、そのギリギリのところに立ってパクリ製品を出して、安売りで席巻していく。

しかし、中国がどんなに汚いやり方をしても、結局はオリジナルの方が生き残る。そして、オリジナルの方が愛される。

なぜオリジナルが最後に生き残る可能性が高いのか。

その理由は、その製品、技術、デザイン、哲学、サービス、発想、アイデアには、それができあがるまでに多くの試行錯誤が為され、その試行錯誤で得た知識や経験が「物事の基本」となって製品を支えているからだ。しかし、中国企業のように、知財を侵害したものには土台を支える重要な基礎や基本がない。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

物事のすべては、基礎や基本が何よりも重要だ

物事のすべては、基礎や基本が何よりも重要だ。それが揺らいでいると何が重要で何が重要でないのかも分からない。そして、「次」を踏み出す時に間違う。

次の新しいものを生み出すにも、今あるものを改良するにも、さらなる付加価値を付けるにも、基本ができていないと何もできない。逆に、基本がしっかりしていると、「次」に発展することができる。

本当のことを言えば、そんなことは誰でも分かっている。では、なぜ基本をないがしろにして、他人の知的財産を侵害することで生きていこうとする中国企業が次々と生まれるのだろうか。

たとえば、中国はアマゾンのパクリ会社、ツイッターのパクリ会社、アップルのパクリ会社、グーグルのパクリ会社がすべて揃っている。日用品でも日欧米の意匠やデザインをそのまま侵害する企業が横行しており、国中に粗悪なパクリ製品が溢れている。

なぜ、彼らは次から次へと意図的で大規模な窃盗を行うのか。なぜ、彼らはオリジナルを生み出すこと、すなわち基礎や基本をないがしろにするのか。

その理由は簡単だ。基礎技術を蓄積して新しいものを生み出すというのは、実は尋常ではないほど単調で、単純で、根気のいる作業を延々と繰り返さなければならないからだ。

これは、すべての分野に関して言える。長い研究開発とトライ&エラーは基本中の基本なのだ。

誰も注目しておらず、誰も褒めてくれず、誰も気付かないところで、ずっと単調な作業を繰り返し、常に試行錯誤していかなければならない。

この単調な繰り返しを行って、ある瞬間にイノベーションが生まれるのだが、大々的に知的財産を侵害している中国はそれをすっ飛ばすのである。そして、表面や形だけを盗んで世の中をごまかす。

最初は騙せるのかもしれない。しかし、それがオリジナルではない時、やがて人々に見透かされる。そして捨てられる。

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時代が変わっても古くならない原理原則

何かを生み出す「前の段階」が重要であるというのは、職人も、技術者も、芸術家も、アスリートも、アナリストも、兵士も、各職業人も、すべてがそれぞれの言葉で言い伝えている。

基礎や基本を否定する人間は誰ひとりとしていない。

表面や形だけをそっくり盗んで、まともな基礎や基本を身につけていない中国企業は、そのときは良くても最後に足をすくわれる。土台がないので応用がまったく利かない。

しかし、手っ取り早く儲かるのであれば、あるいは手っ取り早く売名できるのであれば中国企業はすぐにそれをする。知財侵害だろうが何だろうが「儲かれば勝ちだ」という意識があるのだ。

日米欧の売れた製品の知財を盗んでおきながら、自分こそが元祖だと起源を主張するクズのような企業もある。中国でオリジナルよりも先に商標登録や特許をしておいて、それを主張するのである。

自分で何も生み出さず、ひたすら他社の技術からデザインまでを盗み取るようなビジネスは邪道であり違法である。だから、中国はいよいよ2018年に入ってからアメリカに知的財産の侵害で上乗せ関税を次々とかけられるようになっているのだ。

本来であれば、その道の基礎や基本を誰も見ていないところで、淡々と愚直に繰り返し、泥にまみれ、汗を流し、苦しみを味わって何かを生み出すプロセスを経る。

それは、一見ムダなように見える時間だが、基礎や基本は膨大な時間をそこに費やさなければ身につかないのだから、絶対にムダではない。

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自分の分野で道を究めることが日本の復活になる

中国のビジネスが糾弾されるようになっているのは、基本的な部分をすべて盗み取ってきたからだ。

今まで世界は「中国には約14億人の市場がある」から多少のことは大目に見ようとおおらかに構えてきた。しかし、中国は日米欧の企業を中国に進出させて技術を盗み、盗み終わったら邪魔な日米欧の企業を追い出して約14億人の市場を独占するという手法を取った。

盗んで市場を独占し、さらに世界に進出する。こんなやり方がいつまでも通用すると思う方がどうかしている。基礎研究も基礎開発もしない企業、基礎も基本も盗んで済ませるような国家や企業に未来はない。

アメリカのペンス副大統領は『中国共産党は、関税、割当、通貨操作、強制的な技術移転、知的財産の窃盗、外国人投資家にまるでキャンディーのように手渡される産業界の補助金など自由で公正な貿易とは相容れない政策を大量に使ってきた』と激しく中国を糾弾しているが、まさに中国はやりたい放題なのである。(ダークネス:アメリカは本気で中国共産党政権を叩き潰すつもりなのだから波乱は覚悟せよ

日本が中国と違うのは、日本は基礎や基本を重要視する国民性があることだ。

かつての日本人はこういった基礎や基本を「型」と言っていた。型を身につけるのに誰も見ていないところで死ぬほど研鑽していたし、それが日本人の底力を作り上げていた。これは日本人が持つ「超才能」であると言っても過言ではない。

日本人が「特異な民族」なのは、そういった基礎や基本を疎かにしないという人間が夥しく存在していて、基礎や基本を追求する文化を持っていたからである。日本人には、ありとあらゆる分野が「道」を極める対象となった。

ただ「お茶を淹れる」という些細なものであっても、それは「道」となって、茶道となっている。

日本人のひとりひとりが、それぞれの分野で基礎と基本を地道に積み上げて道を究めてきたから、あらゆる点で日本は他の民族や国家を凌駕してきたのだ。

こうした資質は企業にも継承されており、だから日本は高品質で信頼できる製品を生み出すことができている。これは日本人の才能だ。日本人が気質として持つ大きな利点だ。

しかし、日本人だけが、自分自身に受け継がれた「超才能」をしっかりと意識していない。

日本人には中国のようなやり方は似合わない。日本は常に優れたものを生み出せる民族であってほしい。中国のような邪道を排除し、ひとりひとりが自分の分野で道を究めることが日本の復活になる。(written by 鈴木傾城)

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基礎や基本を疎かにしないで道を究めるのが日本人の特異性だ。日本人は本物の日本人だけが持つ特別で恵まれた「超才能」を活かして生き残るべきだ。

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