頭がお花畑の理想主義者が政治を動かすと世の中は逆に荒んでいく

頭がお花畑の理想主義者が政治を動かすと世の中は逆に荒んでいく

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、今までの大統領と違って極めて強いトップダウン型の大統領である。自分の「アメリカ第一」に従わない人間は容赦なく攻撃する。

最初の国務長官だったレックス・ティラーソン氏は「アメリカ第一」よりも「グローバル化」を重視していたのですぐに首を飛ばされ、後任にマイク・ポンペオ氏が据えられたのは記憶に新しい。

最近はジェームズ・マティス国防長官を「自分の指示=アメリカ第一」の実行を「ぐずぐずと引き伸ばしている」と距離を置くようになっている。場合によっては国防長官も即実行派の人間に変わっていくかもしれない。

そうなると、トランプ政権は他国とも自国の反対派とも対立を恐れずに「アメリカ第一」で突っ走る保守政権の趣(おもむき)をより強めていくのは明白だ。

トランプ政権はアメリカの国益を守るためにイランを追い込み、北朝鮮を追い込み、さらに北朝鮮の後ろ盾になっている中国をも貿易戦争で激しく戦っている。それ以外にもEUともカナダともメキシコとも激しく対立して溝は深まるばかりだ。

このトランプ政権を大攻撃しているのがリベラルである。トランプ大統領は何と戦っているのか。それは「リベラル」だった。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

「何を言われても動じない強いリーダー」の時代

多文化共生を旗印にして移民・難民を大量に受け入れてきたリベラルのEUは、それがゆえに国家が混乱していき、ついに草の根から「反EU、反グローバル化、反移民・難民」を標榜する政党が次々と政権を担うようになりつつある。

多文化共生を「強制」するリベラルに対する激しい反発がフランスでもドイツでもイタリアでも生まれている。移民・難民の受け入れを強力に推進してきたドイツの「リベラル」であるメルケル政権はいまや弱体化する一方だ。

ハンガリーはオルバン・ヴィクトル氏が圧勝しているのだが、オルバン氏は明確なる反リベラルである。

オルバン・ヴィクトル氏は、「民族的同質性が経済的な成功の鍵」「あまり混ざりすぎるといろいろな問題が生まれる」「移民はハンガリーをゆっくりと、しかし確実にむしばむ、錆のようなものだ」と公然と言っている。

ハンガリー国民は圧倒的に「反リベラル」のオルバン・ヴィクトル氏を支持した。

こうした流れはEUで大きな動きとして台頭しているのだが、多文化共生を推進するリベラルの支配を打破するためには、豪腕で強権が取れるリーダーが必要だと人々は気付くようになった。

調整型の政治家や協調型の政治家では、リベラルの人間たちの「お前はレイシスト、極右、差別政治家」という罵倒を恐れて何も手を付けない。妥協する。だから、この流れを断ち切るには「何を言われても動じない強いリーダー」が求められる時代となったのだ。

だから今、世界各国でグローバル化による混乱が増長すればするほど、それを跳ね返す「反リベラルの豪腕型リーダー」が出現するようになってきているのだ。そして、その存在が当たり前になりつつある。

リベラルが多文化共生や人権を無理やり国民に押し付け、それに従わない人間を「差別主義者だ、レイシストだ」とレッテルを貼って攻撃する。

さらにリベラルはその国固有の大切な文化を嘲笑し、公然と貶めるので、政治的には物言わぬ大多数の国民はリベラルに拒否感を感じて離れるようになった。

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今までと比べると、何倍も日本の国益を考える政権

日本では、安倍首相が異例の長期政権となっている。

日本のマスコミと野党とリベラルを称する売国奴どもは安倍政権を執拗かつ粘着的に攻撃しているのだが、大多数の国民は安倍政権を支持しているのは「落ちない支持率」を見ても分かる通りだ。

マスコミは総力を上げて「モリカケ、モリカケ」とわめいているのだが、国民は安倍政権よりもむしろマスコミの方に冷たい目を向けるようになっている。

安倍首相が日本人に支持されているのは、今までのリベラルに配慮した首相のように、中国・韓国・北朝鮮に卑屈になってペコペコと謝罪したり、不必要に配慮したり、恫喝に屈して折れたりしないからである。

実のところ、安倍政権も守られもしない合意を韓国と結んだり金を払ったりして、相変わらず軟弱な姿勢を見せているのだが、それでも今までと比べると何倍も日本の国益を考える政権であるのは間違いない。

それをリベラルは苛立って安倍政権を総力を上げて攻撃して、マスコミがその先頭に立っているのである。

日本人は、中国・韓国・北朝鮮の反日と横暴にはほとほと嫌気がさしており、こうした特定のアジア国家とはもう関わりたくないし、話も聞きたくないと思っている。

日本の自称リベラルは、「中国・韓国・北朝鮮が日本人を攻撃するのは差別だ、これらの国はレイシスト国家だ」と言わない。しかし「中国・韓国・北朝鮮を批判する日本人は差別主義者だ、レイシストだ」と言う。

リベラルが中国・韓国・北朝鮮を擁護して安倍首相を攻撃するのであれば、国民はマスコミを拒絶し、安倍首相を支持しても何ら不思議なことではない。日本人も、いよいよリベラル離れを見せるようになっている。

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互いに妥協はないので、対立はやがて「衝突」に

こんな世の中になったのは、すべて「稚拙なリベラルのせい」であると気づかなければならない。

リベラルが自国の文化を尊重しないでグローバル化を無理やり押し付けるから人々は反リベラルになった。リベラルが多文化主義を強制して、それに従わない人間を罵倒するから、人々は反リベラルになった。

リベラルがポリティカル・コレクトネスを強制して、それに従わない人間を罵倒するから人々は反リベラルになった。リベラルが少数派を超優遇して多数派をないがしろにするから、人々は反リベラルになった。

今のリベラルのやり方はあまりにも稚拙であり、未熟なので、それが嫌われて人々がリベラルの押し付けに反発するようになっている。

ところがリベラルはその反発を「自分たちに従わない人間はレイシスト」と決めつけて、罵倒して多様性を排除して独裁的に強制して封じ込める。

つまり、彼らは多数派を罵り、攻撃し、何も言わせない。それでも何か言う人間を見つけたら、恐喝し、言論封殺し、何も言わせないように脅す。

しかし、そのような暴力的な動きをすればするほど、人々はよりリベラルから離れていくので、リベラルは孤立する。孤立するのでより激しくまわりを攻撃して自ら墓穴を掘る。

多文化共生を謳っているリベラルが、自らの意見と反する人間を激しく攻撃するのだから矛盾の塊だが、その矛盾に気づかないほど先鋭化しているのが現在のリベラルだ。

彼らはここで折れたらアイデンティティが崩壊するので、妥協はない。そのため、対立はやがて「衝突」になり、血が流れることになる。

こうした動きを俯瞰して見ると、世界が協調から対立の時代に入っているのが見えてくるはずだ。政治の世界も対立し、国民もリベラルという人種に攻撃されて危険な世界になっている。それが今の世の中だ。(written by 鈴木傾城)

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