貧困層は分かっていても安物を食べ続け、病気になって早死にする

貧困層は分かっていても安物を食べ続け、病気になって早死にする

私たちの給料は決まっている。毎日その決まった給料の中で生活をしなければならないので、しっかりした人ほど「安いもの」を選ぶ。

資本主義の世界では、少しでも安いものを選ぶというのは、疑いもない常識だった。今でもその常識をそのまま信じている人も多い。「安ければ安いほど正義」というわけだ。

しかし、安物は壊れやすく、手抜きがあちこちに散見し、中身はボロボロだ。すぐに使えなくなるだけならまだしも、時には爆発したりすることもある。

しかも、家電のような「機械モノ」の安物は、勝手に電波を飛ばしたりして情報漏洩の元凶にもなる。

最近、アメリカではZTEやファーウェイを締め出す動きがあったのだが、ユーザーの情報がすべて中国のサーバーに送信されるような「ワナ」すらも仕掛けられている。(中国共産党を崩壊させて中国を民主化することが世界のためになる

日本の腐ったマスコミやITメディアは、この情報漏洩やバックドアについてはまったく触れようともしない。しかし、日本でも安物は危険なものになっているという危機意識はしっかり持つべき時代になっている。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

常軌を逸した値下げのために業界が暴走している

問題は家電製品だけではない。ありとあらゆる分野において、安いものは危険になっている。もはや、それは無視できないまでの危険だ。

消費者は「安ければ安いほどいい」というので、製造者は安くするために、今まではコスト削減で対応してきた。

このコスト削減が、「高賃金の日本人労働者を切り、低賃金のアジア人労働者を雇う」という動きとなっていったのはよく知られている。

その結果、安物しか買わなくなった日本人は、安物しか買えなくなってしまったのである。(100円ショップでの安物買いが、人生を破綻させる5つの理由

しかし、このコスト削減という方法は、すでにライバル企業も行っているものであり、それだけでは競争に勝てなくなってしまっている。ここからの価格競争は、さらなる別の施策が必要になっている。

そこで常軌を逸した値下げを実現するために、いよいよあらゆる業界が、とんでもない手抜きをするようになったり、ごまかしをするようになってきている。

この中で、最も恐ろしいのが「食品」の分野である。

コスト削減のために、食品はすでに「食べ物」ではなく「化学物質」と化したと言われている。また、本物に見える「なりすまし」も横行している。

回転寿司のネタはニセモノのオンパレードというのはよく知られるようになったが、問題は回転寿司だけではないということだ。すでに、ありとあらゆる製品でニセモノが横行している。

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安いものを追い求めることで危険が増す

ニセモノは、本物とはまったく違う「安い原料」を使って作られる。

レストランやスーパーで売っているカニ爪フライも、海老フライも、イカリングのフライも、今ではすべてニセモノの安い原材料を使って作ることができるし、実際ニセモノが堂々と売られている。

多くのニセモノは、安い原料でそれらしき食感を作って、そこに香料と化学調味料フレーバーを混ぜて、匂いと味をそれらしくする。

コンビニで売られているサンドイッチに入っている卵もニセモノであると言われている。卵の黄身はデンプンで「創作」されたものなのである。

それらしきニセモノを作る過程で、多くの添加物が使われる。ニセモノを固めるために、増粘多糖頬が使われる。固めたものを強化するために、リン酸塩が使われる。

本物のような色を出すために「着色料」が使われる。本物のような匂いを出すために「合成化学調味料」が使われる。さらに賞味期限を長引かせるために「保存料」も混ぜられる。

消費者は量にもこだわるので、大量に入っていると見せかけるために、「増量剤」もたっぷりと入れられる。

たったこれだけの説明でも、怪しい添加物がぞろぞろと出てきていることが分かるはずだ。

本体を偽造するために、増粘多糖頬、リン酸塩。
色を偽造するために、着色料。
匂いを偽造するために、合成化学調味料。
消費期限を偽造するために、保存料。
量を偽造するために、増量剤。

私たちが安いものを追い求めるために、食品はどんどん危険なニセモノで溢れるようになっている。

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安物ばかりを食べることによって、早死にする

安さを追求することによって、資本主義社会は「安物」を提供することを目的にするようになっている。安物を提供するためには、何でも許されるようになり、ニセモノが横行するようになっていった。

今、私たちは本物ではないものを食品業者に食べさせられている。それ自体が悪質な食品犯罪であると言える。しかし、もっとひどいのは、ニセモノを食べることによって健康被害も起きることだ。

これらの添加物のいくつかは発癌物質が含まれていたり、骨をもろくするものであったりする。食べ続けると癌を発症する可能性もある。

では、生野菜を食べればいいのかというと、こういった野菜は化学肥料と農薬にまみれていて、残留農薬の恐れがあるばかりか、野菜そのものにすでに有害な化学物質が取り込まれていたりする。

安い卵も、同じだ。ニワトリが抗生物質と農薬にまみれたエサを食べており、そういった化学物質がすべて卵の中に含まれてしまっている。

安物ばかり追い求めている人は、企業のコスト削減(人員削減)を促して、自らの給料を下げる要因を作って貧しくなるばかりではない。

安い食べ物で害悪のあるニセモノを食べさせられて、自ら健康被害を招き寄せることになる。

安物ばかりを食べることによって、早死にすることすらあり得る時代になっている。人類史上、最悪の食品汚染が現代文明の闇の中で広がっている。

「安ければ安いほど正義」というのは、すでに成り立たない世の中になっているのだ。安ければ何でもいい、という風潮は本当に「何でもあり」を生み出してしまっている。

ところで、ここで考えなければならないことがある。

こうした事実が明らかになって対策を取れるのは誰か。それは経済的に余裕がある層である。対策が取れないのは、経済的に余裕のない層である。

安物を食べ続けることによって寿命が縮まるのであれば、貧困層「だけ」がそうなるということである。富裕層は安物から遠ざかってより健康になり充実するが、貧困層は分かっていても安物を食べ続けて病気になって早死にする。

弱肉強食の資本主義のワナはこんなところにも表れている。(written by 鈴木傾城)

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安物を食べ続けることによって寿命が縮まるのであれば、貧困層「だけ」がそうなるということである。富裕層は安物から遠ざかってより健康になり充実するが、貧困層は分かっていても安物を食べ続けて病気になって早死にする。

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