政治家・経済人の中で、中国の「すり寄り」に騙される人間が大量に出る

政治家・経済人の中で、中国の「すり寄り」に騙される人間が大量に出る

中国はアメリカのトランプ政権に貿易戦争を仕掛けられて大きなダメージを受けつつあり、政治的にも経済的にも苦境に落ちている。貿易戦争を仕掛けられたそもそもの原因は、中国が国家主導で知的財産の侵害を行なっていることにある。

中国は、他人の知財を盗みまくって成長してきた泥棒国家であることが明るみに出て、いよいよ報復される段階にまで来ているのである。

そして中国の推進する一帯一路は、「途上国を次々と経済的植民地に陥れる新植民地主義だ」と吐き捨てられるようになっており、これが中国軍の軍事戦略であることもアメリカに暴露されている。

さらにチベットやウイグルに対する類を見ないほどの人権弾圧をも国連に糾弾されるようになっている。100万人のウイグル人を拘束して、洗脳し、臓器売買のための強制ドナーにしているのだから尋常ではない。

習近平率いる中国共産党は、必死になってインターネットで情報封鎖を行い、都合の悪い言葉を「敏感語」と言って検索できないようにし、SNSを統制し、政権の自画自賛コメントを書き込ませて世論操作をしている。

しかし、経済が大きなダメージを受けて回復できないと、国家に対する不満や不平はもはや抑えきれなくなって中国全土を覆い尽くしていくことになる。そんな中、中国は薄気味悪いほど露骨に日本にすり寄り出している。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

日本を孤立させるつもりが、自分たちの足元が崩れた

中国は数年前までオバマ前大統領の無能ぶりを前にして「自分たちが世界の覇者になる」と傲慢なまでの膨張主義を行い、日本をも侵略して飲み込もうと画策していた。

2013年に始動した安倍政権は中国と距離を置いたが、そうすると安倍首相との首脳会談を拒絶して日本を揺さぶり、親中政権を日本に打ち立てようと日本の親中反米ジャーナリストやマスコミに命じて激しい安倍政権攻撃を行った。

中国は当初この工作が成功して、安倍内閣は短命に終わると見ていた。これで安倍政権が瓦解して日本の政治が混迷したままだったら、もはや日本は中国の属国のようになっていた。

しかし「日本の孤立化政策」を行ったにも関わらず、日本は中国に屈することはなかった。どんなに関係悪化しても、安倍政権は踏みとどまった。

中国は巨大な市場であり、全世界の企業はこの市場に食い込みたがっている。だから、日本の軟弱な政治家は中国にひざまづいて屈服するはずだという計算が中国側にあった。それが、中国共産党の傲慢につながっていた。

ところが、事態は中国の思い通りにはならなかった。つまり、中国は読みを誤った。安倍政権は中国に媚を売らなかったのである。

そして今、逆に中国は苦境に落ちつつある。

アメリカに攻撃されている知的財産権の公然たる侵害、情報統制、人権侵害、ワイロがないと何も動かない組織、蔓延する拝金主義と利己主義、賃金高騰、環境汚染、拡張主義による周辺国との関係悪化、経済成長の鈍化……。

ありとあらゆるものが中国を蝕んでいる。そのどれもが国家崩壊を引き起こしてもおかしくない。

中国政府は「中国が成長している」という虚構を演出するために、数字を捏造して経済成長を演出しているのだが、株式市場において中国政府は経済政策のコントロールを喪失している。

中国の夢を謳っていた習近平のポスターにも墨がぶっかけられ、夢は悪夢へと変転しようとしている。

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中国は、盗むか、たかるか、寄生するしかない

もっとも、中国は当初描いていた「安倍政権を叩きつぶし、親中政権を立ち上げて日本を属国化させる」という戦略が失敗に終わっただけで、中国が日本の侵略をあきらめたわけではない。

中国は今もあからさまな膨張政策をやめることができず、日本の技術、日本の影響力、日本の領土を喉から手が出るほど欲しがっている。

もともと、中国は商人気質の国家である。新しいものを生み出すのではなく、ものを右から左に流して利鞘を稼ぐ気質だ。だから、モノを作らせてもすぐに材質や製法を安いものに取り替えて利鞘を稼ぐ方向に向かう。

つまり、中国人にものを作らせても、気が付けば安物になっていく。そんな国だから、絶えず技術を持った先進国の知財を意図的に侵害するのだ。

今後、アメリカが強硬に中国を締め出すというのであれば、中国は今後は日本を懐柔しながら盗み、たかり、寄生する方向に切り替えていくのは自明の理だ。

世界に名だたる技術国家が日本なのだから、アメリカにアクセスできないのであれば、日本から盗むか、たかるか、寄生するか、利用するしかない。だから、また「日中友好」みたいな陳腐な言葉を持ち出して露骨な「すり寄り」をする。

「すり寄り」は、裏のある人間が使う常套手段である。

これは、相手を混乱させ、長く取り付くための方法だ。最終的には相手から一切合切を奪うのだが、最初は高圧的に出ていても、自分が追い込まれれば臆面もなく「すり寄り」を開始して、どこまでも相手にしがみつく。

寄生虫は寄生できなくなった時点で死ぬのだから、宿主から離れることは絶対にない。自分の立場が追い込まれるとすぐに「日中友好」だとか言いながら「すり寄り」を開始してくる。

中国は自分の利益になると思ったら、いつでも手のひらを返して「日中は重要なパートナー」とか「日本は素晴らしい国だ。見習わなければ」とか歯の浮くようなお世辞を使ってすり寄ることができる国なのである。

このあたりは、常に恨み恨みで反日を隠せない韓国とは違う危険さがある。

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自分の都合が悪くなれば、すり寄りを開始する

右手で握手しながら、左手で棍棒を持って相手を殴りつける。

裏で弾圧と虐殺と拷問と情報封鎖をしながら、表では「隣国をパートナーと見なし、友好的で周囲を安心させる外交政策を実施する」としゃあしゃあと言う。

自分が強いときは傲慢に出て、自分が弱くなれば一転して「すり寄り」にかかる。

中国は、何かにつけて孫子等を持ち出して、こういったものを「兵法」と格好つけて言っているが、これを読めばこれらが「他人をうまく騙すためのテクニック」が満載であることがすぐに分かる。

孫子などは、いかに他人を騙すか、いかに他人をワナにかけるか、いかに相手を攪乱するかのオンパレードである。日本ではこんな詐欺本を持ち上げる人間もいるが、実際に読むと気分が悪くなるほど卑劣なテクニックが満載された書物である。

こんなものを実践している中国人のビジネスマンもいるが、そんな人間はまさに「私は詐欺師です」と公言しているようなものだ。

ところが、中国人はみんな他人を騙すテクニックが満載の兵法書を賞賛して、これを実践したいと思っているのである。だから、中国人は互いに相手を信用しない利己主義国家となっている。

さらに中国政府もまたこうした策略や工作活動に心酔していて、孫子の兵法書を現代に置き換えて「超限戦」として展開している。

超限戦とは、分かりやすく言えば、「法を無視して、相手をあらゆる分野でワナにかけろ」というものである。中国政府は自らこうした卑劣な外交を繰り広げており、だからこそトランプ政権は中国を攻撃しているのである。

そんな国の政治家が、経済が悪化すると、いきなり「みんな仲良く」とすり寄ってくる。「すり寄り」は、単なる策略であって本心ではない。

しかし、日本人はお人好しだ。すり寄られると、コロリと騙される。政治家の中にも経済人の中にも、中国の「すり寄り」に騙される人間が大量に出てくる。危険極まりない状況だ。(written by 鈴木傾城)

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日本人はお人好しだ。すり寄られると、コロリと騙される。政治家の中にも経済人の中にも、中国の「すり寄り」に騙される人間が大量に出てくるだろう。危険極まりない状況だ。

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