合わない仕事をすることで多くのストレスを溜め込み、結局は自滅していく

合わない仕事をすることで多くのストレスを溜め込み、結局は自滅していく

多くの人が「合わない仕事」で悩んでいる。もしかしたら、あなたもそうかもしれない。自分に合わない仕事は、どんなに時間をかけても決してそれが生き甲斐になることはない。

慣れることはあるかもしれないが、慣れても仕事に熱中しているわけではないので、その仕事をする理由よりも、しない理由を探すようになる。

そのため、やること為すことがおざなりになり、トラブルや失敗や問題が増えて、それがよけいに仕事に対する意欲を奪っていく。

自分に合っていない仕事というのは、どんなに肉体的に楽であっても精神的にキツいので長く続かないし、楽だから好きになれるというものでもないのである。

多くのストレスは「合わない仕事」が引き起こしている。

そして、そのストレスは集中力を削ぎ、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、頭痛、虚脱感、倦怠感、摂食障害などの病気を発病させ、さらに長引けば統合失調症や鬱病といった深刻な精神の病で人生を破壊してしまう。

「合わない仕事」が何をもたらすのかは誰もが知っている。ただ、誰もそれを直視しないで日々をやり過ごしているだけだ。なぜなら、辞めたら路頭に迷うと考えるからだ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

一流企業に勤めて精神を病む?

一流企業に勤めていれば良いというわけではない。一流企業に勤めていても、やっている仕事が自分に合わなかったり、能力を発揮できなかったり、やる気のないものだったり、興味も関心もないものであったりすると、自分の能力を最大限に発揮することなど絶対にできない。

まわりから羨望され、信用され、そこそこ収入が高いとしても、それでも自分に合わない仕事なのであれば、それは精神的に自分を蝕む元凶になっていく。

逆に肉体労働が悪いというわけではない。頭を使うよりも身体を使って働くのが合っている人もいる。そうした人がそうした仕事に就いていると、まるで水を得た魚のように活き活きと生きることができる。

肉体労働は大した仕事ではないと考える人もいる。人を納得させるキャリアにならないし、他人にも誇れない仕事だと偏見を持つ人もいる。しかし、それは一方的な見方であり、大間違いだ。

合っている仕事に就いている人は、やがてそこで輝きはじめ、有意義で満ち足りて充実した気持ちを抱きながら暮らすことができる。

これは、仕事の内容が重要なのではないということを示唆している。「自分がそれに向いているかどうか」という一点が重要なのである。

人の性格や気質によって向いている仕事と向いていない仕事があって、たとえ地獄のような環境でもそれが「自分向き」であるのであれば、そこは自分の居場所なのだ。

仕事に対する向き不向きがあって、不向きな仕事に就いていると、どんどん精神が病み、荒み、心身が荒廃していく。

しかし、逆にその仕事を愛している人は、そこでのし上がっていき、生き方に磨きがかかり、やがて名を知られるようになっていく。

そう言った意味で、「自分の相性に合う仕事」を探してそれをするというのは非常に重要なことだ。自分の人生を生きるというのは、自分の相性に合う仕事に就くという意味でもある。

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決断が遅れるほど人生が無駄になる

ただ、誰でも最初から自分の好きな仕事に就ける人はいない。好きな仕事で生きていけるというのは、とても贅沢なことであるとも言える。

多くの人を悩ませるのは、「今の仕事は好きではないが、仕事を辞めたら生活が不安定になり、場合によっては極貧に陥る」ということだ。

「極貧に陥る」というのも、普通の人にとっては充分な不安であり、ストレスであり、恐怖である。家賃も払えなくなってホームレスになるのは誰でも恐ろしい。

だから、「収入は足りないくらいだが、ともかく路頭に迷わないで済む今の仕事を何とか続けていく」という妥協的な選択肢を多くの人が取るのである。

家族がいれば、なおさら慎重に慎重を期す。

自分が路頭に迷っても、妻子を路頭に迷わすわけにはいかないと誰もが考える。だから、その仕事が自分に合っていようがいまいが、とにかくそこで働き続ける。そうやって、「合っていない仕事」に絡み取られ、それで人生が終わってしまうことになる。

もし、そんな生活になっているのであれば、どうすればいいのだろうか。

そこから逃れる決意をするのは重要だ。合わない仕事で人生を消耗するというのは、結局は「自分を破壊する」ことにつながっていくからである。時計の針は逆戻しすることはできない。にも関わらず、人生は一度しかない。

つまり、老齢になって「間違っていた。やりたいことをやっていなかった」と気づいても、その時はもう遅いのである。そうであれば、「合わない仕事」を続ける努力をするのではなく、「合う仕事」に就く努力をした方がいいはずだ。

合わない仕事でも「長くやっていれば合うようになるはずだ」と自分に言い聞かせて耐えている人も中にはいる。しかし、今の仕事が自分に合っているのか合っていないのかくらい、正直に自分と向き合えば分かるはずだ。

決断が遅れれば遅れるほど人生が無駄になる。

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合う仕事の方に移動していく

「合わない仕事」を延々とやっているよりも、自分がとことんのめり込めるような「合う仕事」をやっていた方が自分の人生にも良いし、精神的にも良い。

だから、合わない仕事に就いているのであれば、必ず自分に合う仕事の方に移動していかなければならない。

そうしないと、自分の潜在能力が活かせないまま朽ち果てるのだから、絶対に合う仕事の方に移らなければならないのだ。

人生は、思っているほど長くない。仮に80歳まで生きると考えて自分の歳を引いて、それを日数で示して欲しい。現在30歳の人でもたったの1万8250日、40歳の人では1万4600日、50歳の人であれば1万950日くらいでしかない。

そして、時間は絶対に巻き戻せず、人生はやり直しが効かず、生きられるのは1回だけだ。その1回を自分がどうでもいいと思っている仕事で消耗していいわけがない。

どうせ生きるなら自分に合う仕事に就くべきなのだ。今そうでないとしたら、具体的にはどう動けばいいのか。

現実的なのは、出世も収入増もあきらめるかわりに、合わない仕事に取られる時間を計画的かつ徹底的に減らしていき、浮いた時間はすべて「合う仕事」を探求し、それで生きていける準備に当てることだ。

合う仕事とは、自分が四六時中それをやっていてもまったく苦にならない仕事のことだ。まずは、そんな仕事に就くことに重点を置き、合わない仕事から計画的に去っていく。

力を入れるべきは「自分が好きでのめり込める仕事」であり、間違えても合わない仕事の方ではない。何が合うか合わないかは、自分が一番よく知っているはずだ。そこに向かう準備をしなければならない。

合わない仕事で自分の心身が破壊されるのであれば、収入は減っても合う仕事の方にシフトした方が合理的であり、生き残れる確率も高まる。(written by 鈴木傾城)

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合わない仕事で自分の心身が破壊されるのであれば、収入は減っても合う仕事の方にシフトした方が合理的であり、生き残れる確率も高まる。

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