「見えない侵略」が日本に仕掛けられているというのは知っておくべき知識

「見えない侵略」が日本に仕掛けられているというのは知っておくべき知識

私たちは「国が侵略される」と言えば、銃を持った敵国の軍隊がやってきて日本を暴力で統治する形を思い浮かべる。しかし、侵略には様々な局面があって、「表に出てこない侵略」「見えない侵略」というものもある。平和ボケした日本人が今まで気にも止めなかったのが、この「見えない侵略」である。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

「見えない侵略」に巻き込まれていて、敗北しつつある

インバウンドによる経済侵略、留学生の送り込みによる人口侵略、孔子学院等による教育侵略、賄賂とハニートラップによる政界侵略、合法的な土地買収による不動産侵略、違法な領海侵犯による領海侵略、沖縄や北海道を分離する分断侵略、チャイナタウン創設による地域侵略……。

日本は裏側から中国・韓国・北朝鮮の組織にじわじわと浸食され続け、今ではすっかり汚染されてしまった。

問題なのは、こういった「侵略」は裏側で秘かに行われるので、その深刻さに気づくのはほんのごく一部の人だけであるということだ。今でも日本人のほとんどは、侵略が仕掛けられていることも気付いていない。

日本の大手マスコミは「中国・韓国・北朝鮮が侵略国家である」という事実を一度も紙面で展開したことがない。そうしたこともあって、ほとんどの日本人は侵略が「今そこにある危機」であるにも関わらず、大きな危機感を抱くこともない。

信じられないかもしれないが、2021年の今になっても高齢者の中にはまったく気づいていない人もいる。現実が見えていないのである。

日本は1945年から現在まで平和ボケが続き過ぎたので、人類の歴史が国と国の対立と衝突と乗っ取りで動いていることを忘れてしまっている。しかし、日本人が忘れていると言っても、それで日本が巻き込まれないというわけではない。

むしろ日本は今「見えない侵略」に巻き込まれていて、敗北しつつあるということに気付かなければならない。戦後の日本がずっと仕掛けられていた「見えない侵略」とはどんなものなのか。

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「目に見える形の侵略」と「裏側で密かに進む侵略」がある

侵略には2つの種類がある。「目に見える形の侵略」と「裏側で密かに進む侵略」である。

私たちは「国が侵略される」と言えば、銃を持った敵国の軍隊がやってきて日本を暴力で統治する形を思い浮かべる。しかし、侵略には様々な局面があって、「表に出てこない侵略」「見えない侵略」というものもある。

平和ボケした日本人が今まで気にも止めなかったのが、この「見えない侵略」である。

実は、仕掛けられていることすらも気付かせないのが「見えない侵略」なので、日本人の多くが気付かなかったとしても、それは日本人の過失ではない。敵が巧妙だったのだ。

アメリカ・中国・ロシアなどの軍事大国では「目に見える侵略」と共に、常に「見えない侵略」をも敵国に仕掛ける。

国際社会ではスパイが大量にうごめき、時々相手国のスパイが逮捕されたり、工作が暴露されたりしているが、「大国」と呼ばれるほとんどの国はこうした工作を相手国に仕掛けている。

敵国の中枢組織にスパイを潜り込ませ、機密情報の盗み出しや、幹部の籠絡や脅迫、組織の乗っ取りや、破壊に向けて動く。それを裏側で行い、気がつけば侵略が進んでいる。

大国だけではない。他国に野心を持つ国はどこでも敵国に「見えない侵略」を仕掛けて、自国の影響力を浸透させようと画策する。裏側でひっそりと忍び込み、工作活動を行うのである。

日本にこうした「見えない侵略」を仕掛けて、政治や報道や経済や宗教や文化を乗っ取ろうとしている国がある。大国「中国」はあからさまだが、韓国や北朝鮮もまたそうだ。

日本の野党を見てみればいい。日本のためというよりも、まるで韓国・北朝鮮のために活動しているような議員がひしめいているではないか。

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「見えない侵略」を仕掛けてくるし、現にそうしている

中国・韓国・北朝鮮は、今の時点では武器弾薬で日本を征服しようと考えているわけではない。裏工作で日本をじわじわと侵略している。まともに軍事衝突したら、日本に勝てるかどうかも分からない上に国際世論からも批判を浴びる。

中国・韓国・北朝鮮も馬鹿ではない。武力侵略をしても侵略できると限らないのであれば、当然のことながら別の手を考える。彼らが日本を侵略しようと思うならば、間違いなく「見えない侵略」を仕掛けてくるし、現にそうしている。

この「見えない侵略」を日本国内で推し進めているのが工作員たちである。日本人になりすましたり、日本人を買収したり洗脳したりして侵略を推し進める。

戦後の日本は長い時間をかけて、工作員たちによる「見えない侵略」を仕掛けられて、今や「政治・報道・経済・宗教・教育・文化のすべての機関が乗っ取られたように見える。

それぞれの世界でそれぞれの重要人物が、日本を売り飛ばすような売国的発言と売国的行動を繰り返して日本を毀損している。日本よりも中国・韓国・北朝鮮に利するようなことばかりをしている。

中国・韓国・北朝鮮は国を上げて歴史プロパガンダを日本に仕掛けているのだが、国内でも「市民」を自称する工作員たちがその歴史プロパガンダに呼応して、日本人に謝罪させ、賠償させ、自虐させようとする。

これらの国の工作員たちは、戦後から現代まで日本の中で粛々と反日ネットワークを作り、長い時間をかけて日本の重要機関に潜り込んでいった。互いにネットワークの人間を引き上げながら、どんどん日本の内部に潜り込んだ。

こうした人間たちは、通常は「平和を守れ」「平等な社会を作れ」「戦争反対」といういかにも大衆受けする美辞麗句で表面《おもてづら》を飾るので、無邪気な日本人がころりと騙されてしまう。

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世論誘導の工作は弾丸が飛び交う「見える侵略」よりも悪質だ

「市民」を名乗る「自称・知識人」も大勢いて、彼らの反日活動を反日マスコミが取り上げて日本人を洗脳する手法もよく使われている。

反日の人間には、大抵は大学教授の肩書が与えられて、彼らがいかにも権威のような話し方で大勢の日本人を「諭す」スタイルを取る。テレビや新聞でも、大学教授の発言として売国発言がことさら大きく取り上げられる。

一方で、彼らの意に沿わない知識人は、みんな蹴落とされて排除され、発言の機会も奪われる。こういった世論誘導の工作は弾丸が飛び交う「見える侵略」よりも悪質だ。国民の誰もそれに気付かないからである。

そして、最後には中国・韓国・北朝鮮の工作員と、その意に沿う「同調者」だけが残って、好き放題に日本を世論操作するのである。

こうした「見えない侵略」はすでにかなりの部分で日本を浸食することに成功してきたし、今や多くの組織が乗っ取られて日本人と日本の国益を破壊する危険組織に転じてしまった。

日本の国益を破壊するような政治家を見ない日がない。新聞記者も異様なまでに日本を憎み、叩く。教育者もことさら自虐史観を押しつけて日本人を萎縮させ続けている。芸能人も日本人ではない人間が増えて反日を剥き出しにする。

今、日本は「見えない侵略」に破れ、乗っ取られ、富を収奪され、日本人そのものが日本の組織に弾圧されるようになってきている。

日本は、明確に蝕まれているのである。

彼らはかなりの部分まで日本の侵略に成功しているのだが、そんな中で日本人が幸せに生活できると思うだろうか。私たちは、今の日本がそういう現状に置かれていることを認識して生きなければならない。

「見えない侵略」が渦巻いている。これは、現代に生きる日本人にとって「必須の知識」である。

書籍
『中国「見えない侵略」を可視化する(読売新聞取材班)』

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