組織のトップに立つ人間はみんな有能だという思い込みを持つ人は多いが、実際は必ずしもそうではない。恐ろしいことだが、無能な人間がトップに立つというのは、往々にして起こり得る。
たとえば、世襲で選ばれた権力者の息子などは、無能であっても祭り上げられる典型的な例だ。世襲であっても有能な人物はいるが、そうでない人物もおびただしく存在する。
他にも、能力はないが親の金があるとか、暴力と恫喝で成り上がったとか、当初は有能だったがだんだん時代に取り残されてしまったとか、耄碌しても権力欲だけは強くてトップを譲らないとか、有能だが私利私欲に走るとか、トップに立つ無能な人間の姿は一様ではない。
中には、毒にも薬にもならない人間を単に「無害だから」とトップに祭り上げる例もある。
トップが愚かでもまわりが補佐できればそれで良いという考え方もあるが、長い目で見ると、無能がトップに立った瞬間、その組織は判断能力を失って傾いていく。
トップの研ぎ澄まされた判断能力がなくなるというのは、致命的なことである。トップが愚かであったために、末端が切り捨てられていくという悲哀はいくつもの大企業の凋落を見ても明らかだ。(鈴木傾城)
プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)
まずはトップを見れば良い
スポーツ・チームでも、軍隊でも、国家でも、トップが有能であれば手強いし、無能であれば、どんなに現在が巨大であっても、いずれは倒されていく。
どうなるのか分からない闇の世の中を見渡して、そこで何らかの判断をしたい場合、まずはトップを見れば良いという法則は今でも活きている。
「良いトップであれば、良い結果を得る確率が高い。悪いトップであれば、悪い結果を得る確率が高い」
これは時代が変われば変化する原則ではない。むしろ、どんなに時代が変わっても微動だにしない「不変の法則」である。
まともなトップであればまともな結果になるし、そうでないトップであればまともではない結果になる。難しい世の中になればなるほど、こうした法則は鮮明になる。
日本国民は2009年から2012年まで、民主党政権という間違った政権を選び、鳩山由紀夫や菅直人や野田佳彦のようなどうしようもないトップが続いて、日本は壊滅寸前になった。
特に鳩山由紀夫は最悪で、今でも中国・韓国におだてられて反日言動を繰り返しているが、カネを持っている一族の出身だと、鳩山由紀夫のような売国奴でも、母親にカネをもらって時流に乗ってトップになれる。
そして、どうしようもないトップはすべてをぶち壊すのだ。
日本人は、間違えたトップを権力の座に送り込んでしまい、苦しんで苦しんで苦しみ抜いた。
民主党時代、日本は全世界からルーピー扱いされ、国力は破滅的なまでに衰退し、中国や韓国に見下されるようになり、株式市場は暴落し、意図的な円高で日本の雇用も企業の活動も破壊された。
鳩山由紀夫のような売国ルーピーがトップに立ったら、日本という大国ですらも存続の危機に落ちるのだ。日本人は、今も民主党政権時代の恐怖と絶望を忘れていない。
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「トラスト・ミー」という無能
現在、鳩山由紀夫は、韓国で猛烈な反日言動を繰り返している。2019年6月12日、この男はソウルの大学で韓国人の学生にこのように言った。
「日本は戦争で傷つけた人たちや植民地にしていた方々に対し、『もう、これ以上謝らなくてもいい』と言ってくれるまで、心の中で謝罪する気持ちを持ち続けなければならない」
韓国の従軍慰安婦は性奴隷でも何でもない。そのほとんどは、親に売られたりカネに釣られた職業的なセックスワーカーである。「強制連行された」「性奴隷にされて拷問された」などというのは捏造だ。
ところが、鳩山由紀夫はそのような事実には触れず、日本に「謝れ」「相手が良いと言うまで謝れ」と繰り返す。鳩山由紀夫は中国・韓国の工作員さながらの存在であり、日本の国益のことはまったく何一つ考えていないということが分かる。
そもそもこの男は過去にも「日本列島は日本人だけのものじゃない」であるとか「国というものが何だかよく分からない」とかおおよそ、政治家とは思えない妄言を垂れ流してきた。
さらに、言うことが二転三転しながら「トラスト・ミー(私を信じて)」と言うような人物でもあった。
2015年8月12日には、韓国の独立運動家らを追悼するモニュメントの前で土下座するという前代未聞のパフォーマンスも行っている。
鳩山由紀夫は自ら「私は売国奴と呼ばれている」と自慢げに言っているのだが、完全なる売国奴である。日本の国益を考えるどころか、むしろ逆に日本の国益を最大限に阻害しようとさえしているように見える。
防衛相だった小野寺五典氏も、鳩山由起夫を「国賊」と吐き捨てていたが、その発言が問題にならなかったほど鳩山由起夫は国賊丸出しなのである。日本は2009年にこんな男を総理にしていたのだ。
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反日にまみれた政治家が多すぎる
どこの国も多くの問題を抱えている。アメリカのドナルド・トランプ大統領も、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領も、ブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領もその言動は問題だらけだ。
しかし、彼らはあくまでも「国益優先」だ。そういう意味で「売国優先」だった鳩山由紀夫とは比べものにならないほど立派だ。
政治家が日本の国益を最優先でないと、文化・国家・歴史が崩壊してしまいかねない状況になるというのを私たち日本人は民主党の悪夢の3年間で知った。
鳩山由紀夫で本当に日本は終わるところだった。
日本人には日本の国益が重要だ。日本人のための日本人の国益に沿った政治ができないのであれば、私たちは日本の崩壊を目にすることになる。
今の世の中は、グローバル経済、グローバル社会である。すでに一国だけの事情で世の中が動かせる時代ではなくなってしまった。だから、現在において最も重要なのは「国益を主張する外交」である。
外交とは他国よりも有利に立つのが目的だ。すなわち、トップは国際政治の中で、判断能力も、交渉能力も、統治能力も、発言能力も、すべて発揮しなければならない重責にある。
他国が自国よりも上回っているのであれば、それは自国の利権が「奪われてしまう」ことになる。
「外交の延長が戦争である」と言ったのはクラウゼヴィッツだが、外交とは戦争の一環であって、そこで各国首脳が国益のために必死に動いている。だとすれば、トップの資質がそのまま国の命運につながっていくと考えても大げさではない。
現在の日本は、野党は言うまでもなく与党にも反日にまみれた政治家が多すぎる。鳩山由紀夫のような頭のおかしな人間がトップに立ったら、今度こそ本当に日本は滅ぶ。(written by 鈴木傾城)
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政治家が日本の国益を最優先でないと、文化・国家・歴史が崩壊してしまいかねない状況になるというのを私たち日本人は民主党の悪夢の3年間で知った。鳩山由紀夫で日本は終わるところだった。
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山本太郎が「私を総理大臣にしてください!」と喚いていて、反日マスコミがそれを煽っているのだが、政治家がバカでは国が持たないというのは、私たち日本人は鳩山由紀夫みたいな政治家を総理大臣にして骨身に染みている。国を守るなら、トップはまともな人間が必要だ。https://t.co/pdN16ChWWd
— 鈴木傾城 (@keiseisuzuki) June 24, 2019