金正恩は戦争を決断したアメリカに蒼白になり核開発を放棄

金正恩は戦争を決断したアメリカに蒼白になり核開発を放棄

2018年4月20日。北朝鮮が朝鮮労働党の中央委員会総会の中で「核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を中止する」というのと「北東部、豊渓里の核実験場を廃棄する」という点を決定したと報道されている。

折しもその数日前、安倍首相とトランプ大統領が「北朝鮮の非核化と日本人拉致問題を北朝鮮に突きつける」と共同記者会見で発表したばかりだった。

トランプ大統領はすでに戦争を決断しているのは、漏れ伝わるいくつもの情報で分かっていた。2017年11月にはトランプ大統領自身が「予防戦争は必要だ」と発言していた。

マスコミが漏らした対北朝鮮用の軍事作戦「ブラッディ・ノーズ作戦」や、戦争反対派だったレックス・ティラーソン国務長官の更迭、北朝鮮攻撃派のマイク・ポンペオ氏、ジョン・ボルトン氏、ジーナ・ハスペル氏の起用はすべて戦争準備だ。

これは政権が一枚岩となって北朝鮮に攻撃を仕掛けるために作られた布陣だった。(ダークネス:北朝鮮包囲網を確実に固めていくトランプ大統領と安倍首相

トランプ大統領は北朝鮮を戦争で破壊し、金正恩を斬首するか拷問するかの決意を固めていたのだ。そして、その計画は刻々と進められ、日本にも中国にも伝えられていた。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

世界がこれまでに目にしたことがないようなパワー

北朝鮮はトランプ大統領を指して「老いぼれ」と罵り、アメリカを「核攻撃する」と大言壮語してきた。

日本に対しても「ミサイルで海に沈める」とか「火の海にする」と脅してきた。そして、実際にミサイルを日本の領海に飛ばして威嚇してきた。

そんな中で核開発を推し進め大陸間弾道ミサイルの開発も継続し、あと数ヶ月でアメリカにまで核ミサイルを飛ばせるところにまで到達するところだった。

だから、アメリカが北朝鮮を攻撃するとしたら、ここ数ヶ月の間に起きても不思議ではなかった。

では実際に戦争が起きたとして、北朝鮮はこれを迎え撃つことができたのだろうか。

日本に潜む北朝鮮の工作員たちやそのシンパとなっている人間たちは「戦争になったら北朝鮮はアメリカ相手に長期戦を戦い抜く」と馬鹿げたことを言っていたが、実際は北朝鮮の戦力や持久力などタカが知れている。

北朝鮮は口ばかり勇ましいが内情はボロボロであり、アメリカと戦争などしようものなら一瞬で勝負がつく。

トランプ大統領は、戦争するなら核兵器を使うことも厭わないことを2017年後半から周囲に漏らしていた。

対外的にも「北朝鮮が米国を脅し続けるなら、炎と怒り、率直に言えば、世界がこれまでに目にしたことがないようなパワーに見舞われることになるだろう」と述べたこともあった。

「世界がこれまでに目にしたことがないようなパワー」とは言うまでもなく核兵器の使用である。トランプ大統領は核兵器を北朝鮮相手に使用する決意さえ持っていた。

これに慌てた超党派議員、特にコーカー上院外交委員長が「いったんこの命令が下され、確認されてしまえば、もはや取り消すことはできない」と大きな懸念を表明していたほどだ。

強大な軍事力のみでなく、核兵器の使用で北朝鮮を叩くというのである。制空権も持たない北朝鮮が、これでアメリカ相手に長期戦を戦えるというのは子供の空想でしかない。

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会談が失敗したら北朝鮮は即国家崩壊に陥ることに

トランプ大統領は戦争準備を着々と行っていた。2018年5月に行われる予定になっている金正恩との会談についても、トランプ大統領はそれがうまくいこうが破綻しようがどちらでもいいというスタンスにある。

北朝鮮が全面的に屈服すれば戦わずして勝ったことになる。これはトランプ大統領の外交戦略の大きな勝利だ。今まで歴代大統領ができなかったことを成し遂げたことになるからだ。

仮に、会談がうまくいかなかったとしても構わない。アメリカはすでに戦争準備は整えているからだ。

会談の不調で「アメリカは平和的解決を望んでいたが北朝鮮は受け入れなかった」という口実を得たことになり、一気に北朝鮮を攻撃することが可能になる。

何しろ、北朝鮮は「アメリカを核兵器で火の海にする」と公然と脅してくる国だ。それならば「核兵器を使うという相手には核兵器で対応する」という大義名分は充分に成り立つ。

会談がどちらに転んでもトランプ大統領は困らない。どちらに転んでもいいように準備しているからだ。

一方で北朝鮮の側は悲惨だ。会談が失敗したら戦争になる。戦争になったら北朝鮮は攻撃され、軍が壊滅するばかりか独裁政権国家の崩壊も確実となる。

最初に核を落とされるのか、それとも粘ったら落とされるのか分からないが、いずれにしても最後は北朝鮮の人民はひとり残らず死に絶える。

そして金正恩も状況次第で爆殺されるか斬首、もしくは捕らえられて拷問専門家のCIA長官ジーナ・ハスペルに拷問される運命が待っている。

だから、金正恩は蒼白になり、必死になって生き残り策を考え、命乞いをするために中国の習近平と会談して助けを求め、必死であがいていたのだ。

さらに極秘でマイク・ポンペオ氏とも会っている。その結果、4月20日には「核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止する」と発表するまでに至っているのである。

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あるべき最終的ゴールとは北朝鮮を崩壊させること

金正恩は今の状況に震え上がっている。一歩間違うと自分の生命が吹き飛ぶ瀬戸際にあるのだから必死だ。

今まで「核兵器の所有は民族の悲願だ」「核兵器大国に邁進する」と偉そうなことを言っていたのだが、急に「朝鮮半島の緊張緩和と平和」とか「核実験の全面中止のための国際的な努力に合流する」というのだから、いかに追い込まれているのか分かるはずだ。

「北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止する」というのは、今までの北朝鮮の戦略はすべてゼロになるということを意味している。

これは「核開発も中止して大陸間弾道ミサイルの発射もしないから助けてくれ」という金正恩の土下座にも等しい。それでも、それを選択せざるを得ないほど金正恩は恐れおののいていたのである。

しかし、北朝鮮が核開発をやめたと宣言したから問題はすべて解決したのかと言えばまったくそうではない。

北朝鮮の今の体制は、存続させるほどの価値はない。依然としてひとりの人間が国家権力のすべてを掌握して弾圧的な政治を行う独裁国家である。

拉致についても解決しておらず、日本に薄気味悪い工作員を大量に送り込んで政治や世論を歪めている極めて悪質度の高い国でもある。

日本のパフォーマンス好きの人権団体がなぜ北朝鮮についてまったく糾弾しないのか分からない。なぜ北朝鮮に「拉致被害者を帰せ、人権弾圧をやめろ、女性を解放しろ、平和を守れ、憲法第九条を導入しろ」と言わないのか分からない。

核開発をやめるという宣言にしても、生き残りたいから「その場しのぎ」で言っているだけで本心ではないのは確かだ。

ジョン・ボルトン大統領補佐官が言うように、北朝鮮は「言うことやることがすべて嘘の国」であり、北朝鮮の言っていることをいちいち真に受けていたら騙されて終わりだ。

あるべき最終的ゴールとは「北朝鮮を崩壊させること」であり、世界の地図から北朝鮮という国名を消し去ることである。

今回、北朝鮮は戦略転換を決定したが、これは日本の安倍首相の粘り強い経済制裁の働きかけがあったことで成し遂げられたのは評価されていい。安倍首相の大きな勝利だ。ノーベル平和賞に匹敵する快挙でもある。(written by 鈴木傾城)

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北朝鮮の今の体制は、存続させるほどの価値はない。依然としてひとりの人間が国家権力のすべてを掌握して弾圧的な政治を行う独裁国家である。

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