いずれ中国は韓国を経済侵略していく。中国は着実に韓国を奴隷化していく

いずれ中国は韓国を経済侵略していく。中国は着実に韓国を奴隷化していく

欧米は世界中のあちこちで、「分断統治」をしてきたが、東アジアでも朝鮮半島で見事なまでの分断統治を成功させている。朝鮮民族は今も昔も大国の思惑に利用されたまま存続しているだけである。大国に「利用されている」のだが、朝鮮民族はそれを認める客観性を持たないので、「バランスを取る」という言い方をして大国の隷属を正当化している。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

3回ひれ伏して9回頭を地面に叩きつける

文在寅(ムン・ジェイン)政権のみならず、歴代の韓国政府は異様なまでに中国を気にしている。これは、中国が韓国最大の貿易相手であるというだけでなく、歴史的に見て韓国は中国の属国だったという歴史があるからだ。

属国と言ってもその隷属関係は凄まじく惨めなもので、中国の属国の中でも最も立場の低い属国だった。

当時の「朝鮮」は、中国(清国)に馬3000頭、美女3000人を貢がなければならないという決まりがあり、これを毎年続けていたので、朝鮮には美人がいなくなってしまったというのがよく知られている。

またソウルには「迎恩門」という門があって、清国から使者がやってきたら、朝鮮王は3回ひれ伏して、9回頭を地面に叩きつけ、ひれ伏して迎えなければならないという決まりもあった。これは「三跪九叩頭の礼」と言われていた。

これが朝鮮という国の立場だったのだ。

この朝鮮を解放したのが日清戦争に勝利した日本なのだが、韓国は歴史を改竄して自分たちで独立したと言い張り、それを教科書にも載せて子供たちに教育している。韓国の歴史教育は自分たちの都合の良いように捏造された歴史ファンタジーである。

真実を知ると精神的崩壊を起こしてしまう可能性があるので、韓国では真実を知るという行為は意図的に無視される。従軍慰安婦問題でも真実を追求しようとしないのは、そういったところに原因がある。

捏造した歴史ファンタジーを信じているので、真実がそれを覆すことになれば都合が悪いのである。だから捏造を声高に叫ぶしかない。

そして、何でもかんでも捏造する体質は今に始まったことではない。韓国はいつでもそうだ。

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隷属しながら、ごねて何らかの見返りを得る

その韓国が中国の属国に戻っていくのは、特に奇異な話ではない。長らく中国の属国だったのだから、また元の状態になるだけだ。アメリカと同盟を結んでいる状態の方が韓国にとっては奇異な時代なのだ。

朝鮮半島で38度戦で南北の分断が起きたのは、1950年から1953年の朝鮮戦争からだ。以来、60年に渡って南北では「休戦」が続いている。

当時の韓国軍は、ソ連にもアメリカにもまったく対抗できない貧弱な軍隊だった。国土が焦土になっても為す術がなかった。

その理由というのも、長年の中国の支配下の中で軍隊を持つことが許されなかったからだ。この国は虚弱で弱い国であり、常にどこかの大国にすがりついてしか生きられない国家であり国民性だった。まさに「属国根性」である。

この属国根性は、今も大して変わったとは言えない。

韓国は長らく中国に支配され、ソ連に蹂躙され、最後にはアメリカの支配下に落ち着いた。しかし、韓国は常に大国の間をふらふらとさまよっており、アメリカを苛立たせている。

属国根性というのは、「隷属しながら、ごねて何らかの見返りを得る」という浅ましい気質だ。

隷属するというのは弱者の立場になるということだ。弱者が何かを得るときは、「自分は弱い立場だ。だから支援しろ、金を出せ、物を送れ」と大声で叫ぶ。属国根性のある人間は常にそうする。

朝鮮半島の住民たちは昔からそうだったし、今でもそうだ。その国民性については、北も南も変わらない。弱者になって主張するというのが属国根性の生み出したものなのだ。

北朝鮮も韓国も、周辺の大国を利用しようとすることはあっても、完全独立しようとする意志はなく、常に隷属的で、支援されることばかり考えている。これからもそうだとすると、韓国もやがて中国に隷属していくということだ。

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いつまで経っても南北が統一できない理由

いつまで経っても南北が統一できないのはなぜか。簡単だ。タカリをしている先が違うからである。韓国はアメリカにタカっているのだが、北朝鮮は中国やロシアにタカっている。

それぞれの国の親玉が違うので、統一しようにも統一できないのである。しかし、韓国がアメリカに見捨てられて中国の勢力圏に入るのであれば、親玉が中国になるので、もしかしたら「統一させて」もらえるのかもしれない。

これは、朝鮮半島に住む朝鮮民族が決める問題ではなく、中国共産党政権がどうするかを決める。中国がそのほうが都合が良いと思えばそうするだろうし、まだ早いと思えばしない。

いずれ南北朝鮮の支配者になる中国が、それを決める。

現在、北朝鮮が異常国家のまま存続できているのは、中国がいろんな意味で存続してくれたほうが都合が良いからである。

もう北朝鮮のありとあらゆる土地・企業・資産は中国のものになっている。中国は「生かさず、殺さず」で北朝鮮を統治している。

表看板は金正恩の一族を立てながら、裏では不動産や企業を根こそぎ収奪している。朝鮮民族はそこに住んでいるが、もはや土地も資源も、ほとんどが中国のものだ。

より深く収奪化していくには、いつまでも金正恩傀儡政権があってくれたほうが都合がいい。

何よりも、北朝鮮はアメリカへの鉄砲玉や攪乱要素として使える。アメリカの矛先が中国に向けば、北朝鮮を暴れさせて矛先を北朝鮮に向けさせるという芸当もできる。今、習近平はアメリカにそれをやっている。

アメリカは中国に矛先を向け続けるために、北朝鮮を懐柔しようとしているのがトランプ大統領の昨今の動きだ。

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韓国はいつまでもどこかの属国の国だった

欧米は世界中のあちこちで、「分断統治」をしてきたが、東アジアでも朝鮮半島で見事なまでの分断統治を成功させている。朝鮮民族は今も昔も大国の思惑に利用されたまま存続しているだけである。

大国に「利用されている」のだが、朝鮮民族はそれを認める客観性を持たないので、「バランスを取る」という言い方をして大国の隷属を正当化している。

しかし、朝鮮民族が何かをしているのではない。

周辺国がこの国をいいように操って、朝鮮民族はそこに乗せられているだけでしかない。バランスを取っているのではない。翻弄されているのである。

アメリカはいずれ在韓米軍を撤退させる。静かに韓国から引いていき、代わりに中国がその真空を埋める形になる。そして、アメリカに隷属された状態から、中国に隷属された状態に変わる。

中国が一気に韓国に対して影響力を持つのは、韓国が経済的な苦境に陥って中国の支援を受け入れたときだろう。

中国は2015年から経済停滞が隠せない状況になっているのだが、これによって韓国経済もまた一緒に苦境に落ちている。中国に依存している韓国は、中国が停滞すると一緒に停滞するしかない。

そこに中国企業がどんどん力を付けるようになって、韓国企業を追い抜き、追い越そうとしている。サムスン電子の市場も今や中国のメーカーに食い荒らされており、いずれは市場を中国に乗っ取られる。

いずれ中国は韓国を経済侵略していく。中国は着実に韓国を奴隷化していく。韓国は常に属国だったのだ。今までもそうだし、これからもそうだ。属国根性から抜け出せない韓国はいずれまた中国の属国に戻るのが自然だ。それが韓国の運命だ。

『東アジアのトラブルメーカー 韓民族こそ歴史の加害者である(石 平)』

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