マスコミはいよいよビジネスが成り立たなくなって崩壊する

マスコミはいよいよビジネスが成り立たなくなって崩壊する
インターネットにおける高度情報化によって、マスコミは危機に瀕している。なぜか。人々の意識がインターネットによって広く「多様化」したからだ。

あまり意識されないが、新聞やテレビというのは大量生産ビジネスである。

大量生産ビジネスというのは、画一的なものを大量に作って大量に売りさばくものを言う。マスコミは「情報」という売り物でその大量生産ビジネスを行っていた。

新聞は紙面が限られているので、新聞社は何か重要でそうでないかを取捨選択をして紙面を作る。テレビも時間が限られているのでその枠の中で取捨選択をして報道する。

大量情報化の時代に入る前は、その「画一化された情報」が新聞であれば1000万人、テレビであれば3000万人も4000万人もそれを受け取っていた。

まさにマス(大衆)に向けて、ひとつの情報を与えていたのである。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

マスコミのやっていることは、まさに有害の極みだ

ところが、インターネットという技術が大量の情報を提供するようになると、マスコミの情報はその中の小さな1つに過ぎなくなった。「情報はそれしかない」という時代は終わったのである。

その汲み尽くせないまでの大量情報は何をもたらしたのか。それが「多様化」だ。

人々は自分の好きな情報、自分の求める情報、自分に合う主張を大量情報の中から選べるようになった。

また、マスコミの情報が常に正しいことではないことも分かるようになった。正しいどころか、露骨に偏向して有害であることも人々は知るようになった。

かつてマスコミは「アベの葬式はうちで出す」と決めたら、ひとつの政権を葬り去ることができるほどの凄まじい権力を持ち合わせていた。そして、自分たちが好む政権を代わりに据えることすらもできた。

気に入らない政権を袋叩きにして、自分たちと相性が合う政治家を政権に据えればいいのだ。

マスコミはすでに中国・韓国・北朝鮮の反日勢力に乗っ取られているのだが、そうであればマスコミが気に入らない政権は「国益を考える政権」であり、逆に気に入る政権は「売国する政権」であるのは自明の理だ。

だから、マスコミは売国する政治家ばかりを賞賛して国益を考える政治家を叩きのめすことになる。意図的にそのようにしている。朝から晩まで、そのような傾向の記事を大量に流す。そして、世論を誘導したり操作したりする。

今までマスコミはやりたい放題だった。だから、第一次安倍政権はマスコミの連日の世論誘導によって破壊されてしまったし、そのしばらく後に日本史上最悪の政党「民主党」が政権を取るというところにまでエスカレートした。

これを「有害」と言わずに何を有害と言えばいいのか。マスコミのやっていることは、まさに有害の極みである。

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マスコミは流行を勝手に作り、日本を貶めている

民主党政権が樹立した2009年から2012年の最悪の3年の中で、日本人の多くは「もうこれで日本という国は終わりだ。崩壊する」と絶望した。

そして、絶望の中で日本人は「なぜこんなことになってしまったのか?」「なぜこんな最悪の政治家と政権を選んでしまったのか?」と自問自答したのだ。そして悟った。

「自分たちはマスコミに世論誘導されて政治家を選ばされていたのではなかったのか?」

日本人が目覚めたのはそれからだ。人々はマスコミの情報を鵜呑みすることはなくなりインターネットで多種多様な意見や考え方に接するようになった。

その過程で、日本人はマスコミがいかに偏向しているのかをも知るようになった。

マスコミは流行を勝手に作り、日本を貶めていることに対して怒りを持つ人々も増え、それが朝日新聞に対するバッシングや、フジテレビに対する抗議デモに結びつくようになっていった。

マスコミは今も世論誘導に明け暮れている。安倍政権に対する激しい攻撃や倒閣工作はその一例だ。

マスコミがアジビラを発行して扇動を行い、反日野党がそれに乗って倒閣デモの人間どもを動員し、反日工作員とそのシンパがデモでわめく。

それをマスコミが取り上げて人数を誇張して「安倍政権は駄目だ、終わりだ」と報道する。偏向した報道を通して世論を歪め、支持率を無理やり引き下げている。

しかし、朝日新聞は新聞で大々的に倒閣デモの告知をしたにも関わらず、そこには動員された人間が数千人しか集まらなかったわけで、多くの日本人はもうマスコミの世論誘導には冷めている現実が見える。

いよいよビジネスが成り立たなくなっていく

マスコミが世論誘導しようとしてもできなくなった。もうマスコミが「左だ」と言えば国民全員が左を向くような時代ではなくなったのだ。

人々はマスコミに押しつけられる意見ではなく、自分自身の意見を大切に思うようになっている。

本来、人は100人いれば100通りの考え方や感じ方や生き方や趣味がある。みんな違っている。しかし今までは画一化されたマスコミの情報しかなかったために、「みんなと同じ」であることを強いられていた。

インターネットはその現状を打破した。

人々はマスコミが一方的に報道する内容に悪意を持った偏向があることに気付くようになり、マスコミがいかに巨大で一方的であろうと、そんなものに惑わされなくなった。

大量の情報にアクセスできるようになって、日本人はやっとマスコミの垂れ流すフェイクニュースから逃れることができるようになっていった。

しかし、まだ日本人はマスコミに翻弄され続ける。

なぜなら、日本は高齢化した国であり肝心な高齢者は未だにインターネットを使わないで紙の新聞とテレビで情報を得ているからだ。

しかし、時代がいけばいくほど彼らは消え去り、マスコミに惑わされない人たちが増えていく。マスコミが人々を操る「大衆(マス)の時代」は、いよいよ終わろうとしている。

今でもその傾向が強くなっているが、今後はさらに突き進んでいくようになる。誰もマスコミに踊らされなくなる。

それは人々にとっては幸せなことであるだけでなく、国にとっても幸せなことである。正しい選択ができる人が増えることによって国も正しい道を行くことができるからだ。

マスコミは悪あがきを続けるが苦境に落ちていく。「大衆」という重大なブロックを失って、いよいよビジネスが成り立たなくなって崩壊していく。

今のマスコミの死は早ければ早いほどいい。何でもそうだが、有害なものは早くなくなった方がいいからだ。(written by 鈴木傾城)

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大量の情報にアクセスできるようになって、日本人はやっとマスコミの垂れ流すフェイクニュースから逃れることができるようになっていった。

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