日本が本当に平和国家を自認するのであれば、平和を乱す「中国」を糾弾せよ

日本が本当に平和国家を自認するのであれば、平和を乱す「中国」を糾弾せよ

中国共産党政権が存続することは「中国の人民のためにならない」し、「世の中のためにならない」という認識を全世界は強く持つ必要がある。不正と非合法と策略と弾圧で成り立っている強大な国家を放置させ続けるのは、人類にとって害悪でしかない。中国共産党政権は害悪なのだ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

中国共産党政権のやっていること

アメリカは中国と貿易戦争を闘っている最中なのだが、それと同時に「香港人権・民主主義法」と「ウイグル人権法案」によって中国を人権問題でも攻撃していくようになっている。

中国がアメリカに貿易戦争を仕掛けられるようになったそもそもの原因は、アメリカのみならず世界中の知的財産を国家ぐるみで盗み取ったことによってアメリカの逆鱗に触れたことにある。

中国共産党政権は非合法だろうが何だろうが臆しない。盗めるものは何でも盗む。イノベーションを起こさない。イノベーションを盗むのだ。

国が率先して世界中の重要機関をハッキングし、中国でモノを製造する企業には強制的な技術移転をし、各国の政治家に恫喝やワイロやハニートラップを仕掛けて自分たちの言いなりになるように工作して、情報を盗むようなことすらもする。

そうやって盗んだ知的財産を使ってアメリカの真似製品を作り、今度はそこにバックドアを仕込んで世界中に売って、全世界の国民の情報を盗もうと画策する。中国に住んでいなくても中国共産党政権に情報を盗まれる。

そして中国は、自国民を徹底監視・情報統制することで共産党政権に逆らえないようにがんじがらめにし、香港の一国二制度を形骸化させようと画策し、さらにウイグルを中国化するためにウイグル人を大弾圧している。

それが中国共産党政権のやっていることなのである。

こんな異常な犯罪国家を今まで国際社会が放置していたこと自体が問題なのだが、今でもこの中国共産党政権に尻尾を振ってなびいている国もある。中国市場を自国企業に開放してもらえればカネが入るからである。

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20年も中国の横暴は放置されていた

中国共産党政権は、明らかに世界の平和や安全を破壊する政権である。アンフェアで自分勝手で傲慢だ。

一帯一路もそうだが、その国の資源や土地を奪い取るために、返せないほどの債務を抱えさせて時間をかけて収奪の機会を狙うものである。この手法は「債務外交」「経済的植民地」と言われているのだが、策略で相手をハメるのである。

相手をハメた上に、合法的に土地や資源を奪い取り、そこに中国人を流入させたり、中国製品をばら撒いたり、中国軍を送り込んで、中国の色に染めていく。それを批判されると「内政干渉だ」「中国を敵視している」と声高に叫んで批判を叩き潰す。

中国は世界中でそのようなことをしている。

この中国共産党政権の横暴は過去20年の間で行われたことであり、逆に言えば20年も中国の横暴は放置されていたということになる。習近平が国家主席に就任したのは2013年のことだが、それから中国の傲慢さはますます突出するようになった。

習近平がここまで傲慢になったのは、ひとえにアメリカのバラック・オバマ前政権が中国に媚び続けていて、中国がアンフェアなことをしてもまったく何もしなかったことが大きい。

これで習近平はアメリカを「弱体化した大国」という目で見るようになり、アメリカに代わって覇権を奪い取ろうとするようになったのだ。

しかし、中国は軍拡張主義でアメリカに対抗する姿勢を鮮明に打ち出すようになり、非合法な手法で知的財産を盗むのも止めず、さらにはAIIB(アジアインフラ投資銀行)でアメリカのドル基軸通貨に挑戦するようにもなった。

アメリカはドル基軸通貨への挑戦を絶対に許さない。AIIBによる中国主導の国際機関の設立こそが、アメリカが、明確に中国を「敵」として認識するようになった瞬間だった。

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不正と非合法と策略で成り立っている国家

米中新冷戦はすでに起きている。中国は知的財産の強奪を封じられたら経済成長ができなくなるので行動を改めることは決してない。さらに、アメリカは香港やウイグルを巡って、中国に人権侵害をするなと強く命じているのだが、中国はこれにも逆ギレしている。

中国が香港やウイグルの弾圧を止めることが出来ないのは、中国共産党政権は自らに刃向かう者は弾圧で制する手法をずっと取ってきたからだ。中国は独裁国家であり、民主国家ではない。

中国は民主化した瞬間に、本当は国民に支持されていない共産党政権が瓦解してしまうので、どうしても民主化することができない。民主化すると、中国共産党政権がいかに人権を弾圧してきたのか、その犯罪の数々が明るみに出ることになる。

そのため、中国共産党政権は最後まで反対者には弾圧を徹底し、人民には監視を強化し、都合の悪い情報は遮断し、自由を求めるウイグルや香港を暴力で封じ込めるしかないのである。

アメリカのペンス米副大統領は、中国共産党政権は「自由への嫌悪を示している」と述べているのだが、このような民主主義と相容れない政権が放置され続けたというのは全人類にとっての「罪」である。

中国共産党政権が存続することは「中国の人民のためにならない」し、「世の中のためにならない」という認識を全世界は強く持つ必要がある。不正と非合法と策略と弾圧で成り立っている強大な国家を放置させ続けるのは、人類にとって害悪でしかない。

中国共産党政権は害悪なのだ。

世界は中国共産党政権を崩壊させるために結束しなければならない時期に来ているし、日本もそれに呼応しなければならない。

香港やウイグルで起きている凄まじい人権侵害や弾圧を止めさせなければならないし、日本一国で行動が難しいというのであれば、アメリカとしっかりと連携して闘わなければならないのである。

間違えても、習近平を国賓で呼ぶような真似はしてはいけない。日本が本当に平和国家を自認するのであれば、平和を乱す「中国」を糾弾しなければならないのである。安倍政権の強い決断を望む。

『中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム(石平)』

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