中国発コロナウイルスは社会を激変させたが、ビジネスに関して言えば、GAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)という超巨大ハイテク企業(メガテック)はコロナでダメージを受けるどころか、むしろコロナでビジネスがより独占的になっていく動きを見せたのが興味深い。
「奢れる者は久しからず、ただ春の夜の夢の如し」という言葉もあるので、どのみちGAFAMのようなメガテックはいずれポツリポツリと凋落していくのだろうが、それは「今ではない」というのは確かだ。
もしかしたら、これらのメガテックは私たちの想像以上に凄まじいパワーを持って、これからも社会に君臨していくのかもしれない。
たとえば、人工知能が今後は社会の隅々に浸透して、文明を作り替えていくことになるのは必至だ。逆に言えば、人工知能の扱いが最もうまい企業がこれからも社会を独占化するということでもある。
人工知能を扱うのが最もうまいのは誰か。言うまでもなくGAFAMのようなメガテックである。
とすれば、人工知能が今後のイノベーションに重要な要素になればなるほど、そしてそれが浸透すればするほど、そして開発に巨額の予算が必要になればなるほど、メガテックはより独占的になっていくということでもある。
太刀打ちできる者がいなくなる。独占は長く続き、独占は大きな富を生む。GAFAMのようなメガテックは、すでにそのようなレベルに達しており、その独占は強固で苛烈で絶大だ。まさに地上の独裁者と言っても過言ではないレベルである。(鈴木傾城)

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