パクリばかりしていると、何も得られないまま人生が終わる

パクリばかりしていると、何も得られないまま人生が終わる
オリジナルを生み出さずに他人のアイデアや製品のパクリしかできない存在は、一時的にうまくいっても長く続かない。パクリしかできない存在は必ずじり貧に陥る。

なぜ、そうなるのか。パクリしかできないのであれば「自分を殺すしかない」からだ。

オリジナルと自分の考え方や方向性や思考が違っても、自分はオリジナルを生み出せないのだから、自分がオリジナルの奴隷になるしかない。

オリジナルが試行錯誤すると、パクリはその都度オリジナルの都合に振り回される。オリジナルが間違うと一緒に間違う。オリジナルが失敗すると一緒に失敗する。

しかし、自分でオリジナルを生み出す能力がなければ離れることができない。自分の運命を自分で決められない。パクリしかできない存在とはそういう運命だ。

パクリは簡単な行為なのは間違いない。しかし、オリジナルを生み出す試行錯誤ができないのであれば他人の猿真似をするしかなく、猿真似では先が見えている。

多くの人が受け入れてくれるオリジナルのアイデア、表現物、製品、サービスを生み出す姿勢と能力を持つのは非常に重要だ。それこそが、まさにうまく生き残るための方法であり姿勢だからである。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

オリジナルの追求は競争力とブランド力の強化

オリジナルを生み出すことの重要性を最もよく知っているのはアメリカの起業家や経営者であると言える。だからアメリカではイノベーションが次々と沸き起こり、時代を変革し、世界を変えている。

オリジナルは競争力の源泉でもある。

オリジナルがどこまで社会に受け入れられるのかはやってみないと分からないところがある。しかし、多くの人に受け入れられるオリジナルは強い競争力を生み出し、それが最終的には莫大な利益をも生み出すことになる。

オリジナルはブランド力も強化する。だから、オリジナルを生み出そうと努力している企業や、オリジナルをすでに持っている企業は長く繁栄し、存在自体がブランド化する。

しかし、それでもパクリの方を選択する人間がいるのは、オリジナルは簡単に生み出せないし、オリジナルを生み出すための能力も簡単に身に付かないからだ。

新しい価値あるオリジナルを生み出すためには、無数の試行錯誤が必要であり、失敗が累々と積み上がる。多くの時間と金と労力を消耗する。

たとえば、常に新しく革新的な製品を生み出すアップルは、完成品を出すまでに多くの試行錯誤を社内で繰り返していることで知られている。

無数のアイデアが出され、無数のアイデアが捨てられ、激しい議論が戦わされ、オリジナルを生み出すために莫大な研究費が消費される。

それほど苦心惨憺しても新しいアイデアは受け入れられるかどうかは分からないし、受け入れられてもすぐにパクリをする企業が現れる。

それでも、アップルはオリジナルを生み出す姿勢を捨てることはない。

オリジナルの追求こそが結局は新しいものを生み出す源泉力であり、競争力の強化であり、ブランド力を高めることになることを知っているからだ。

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オリジナルを生み出せないと未来はない

オリジナルを生み出せなければ、オリジナルのパクリをするしかない。しかしパクリは自分だけがするわけではない。手っ取り早いので多くの人間がパクリに群がる。

そうすると、パクリの世界で競争が激甚化する。しかも、パクリは手っ取り早いので、時間が経てば経つほど競争相手が増えていく。

パクリはオリジナルを超えるブランド力を持てないので、一瞬にして存在がコモディティ化する。コモディティ化というのは、要するに十把一絡げの存在と化すことだ。

そうなるとパクリは価格を下げるしかない。だから、パクリしかできない存在は、価格競争に巻き込まれて利益が得られなくなっていく。

利益を出すためにはどこかを劣化させるしかないのだが、劣化させるとよけいに競争力を喪失する。競争力を喪失すると、ますます利益が出ない。

さらに、オリジナルを生み出す企業は利益も巨大なので、どんどん付加価値を加えて製品が磨かれていくが、パクリはそれについていけるとは限らない。

ついていけなければ一気に陳腐化する。そして負のスパイラルに突入して首が絞まっていく。

パクリは簡単かもしれないが、パクリでは生き残れない。パクリは手っ取り早いかもしれないが、得るものも少ない。パクリでは常に存在が急速に陳腐化し、埋没し、腐り、消える。手っ取り早く手に入れられるものは失うのも一瞬だ。

他人のパクリばかりしていると、結局は何も得られないまま人生が終わってしまうのだ。だからこそ、生き残るためにオリジナルを生み出すしかないし、堂々とオリジナルを生み出すために生き方や考え方を変えるべきだ。

最終的には、自分がその世界でオリジナルを生み出せないのであれば、その分野で生きていけないことを意味している。オリジナルを生み出せないと未来はない。

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やる意味のないことをうまくやっても無意味だ

オリジナルを追求するというのは研究と情熱と忍耐を必要とする。新しいスタイルを生み出すというのは、1回試してすぐに成功というわけにはいかないからだ。

無数の試行錯誤の中で試したり止めたり、加えたり戻したりして結果を積み上げていく地道な作業が延々と続く。では、こうした長く地道な試行錯誤は無駄になるのだろうか。

いや、無駄にはならない。

それは経験値として身に付き、検証データとして積み上がり、型を作り上げるための重要な要素となるからだ。何が良くて何が悪いのかはこの試行錯誤の中で理解が得られる。

だから、何を引いて何を足したら良いのか悪いのかが判断できる。それがオリジナルを追求してきた者の強みだ。

パクリがオリジナルの改変にしばしば失敗するのは、その試行錯誤の中の蓄積がまったくないからである。パクリは何かするとすぐに劣化させてしまうが、オリジナルは質を向上させることができる。

オリジナルの追求は、自分自身の可能性の追求に他ならないから忍耐は情熱でカバーされる。そして、その忍耐と情熱が基礎となってオリジナルを支える。

パクリが時間が経つたびに劣化するのと逆に、オリジナルは時間が経つたびに生き残りの可能性を高めていくのだ。

だから、オリジナルのアイデア、表現物、製品、サービスを生み出す姿勢と能力を持つのは「生き残りの方法」だというのである。オリジナルを生み出すことこそ、真っ当で、正当で、王道の生き残りだ。

他人のパクリで生きてもつまらない。得られるリターンもない。情熱も賭けられない。往々にしてそれは、やる意味もない。やる意味のないことをうまくやっても無意味だ。意味のないことは最初からやらない方がいい。

それよりも、自分が情熱と時間を賭けてオリジナルを生み出せる場所を見つけて、それを追求していく方が得られるものは格段に大きい。試行錯誤や忍耐ですらも自分の利益になる。

そこに気付くのは早ければ早いほどいい。なぜなら、人生は一度しかないからだ。(written by 鈴木傾城)

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自分が情熱と時間を賭けてオリジナルを生み出せる場所を見つけて、それを追求していく方が得られるものは格段に大きい。試行錯誤や忍耐ですらも自分の利益になる。

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