大統領選挙は混戦だ。どうなるのか、今もって分からない。トランプ大統領は暴言で暴走の大統領であり、バイデンは認知症でロリコンの候補者だ。どちらも熱狂的な支持者はいるのだが、どちらも激しく嫌うアンチを抱えている。
通常は現職が有利なのだが、今回はトランプ大統領の毀誉褒貶があまりにも激しく、なおかつコロナという感染症の世界的流行の最中(さなか)であり、通常のように「現職が常に有利」という状況になっていない。
要するに、どっちに転ぶのか分からない状況になっている。
では、市場はどのように判断しているのだろうか。通常、株式市場は上昇し続けていると現職に有利で、下がり続けていると現職に不利となる。その理由はとても簡単だ。現代は資本主義であり、人々は「少しでも豊かになるように」毎日一生懸命に働いている。
経済が良く見えるのであれば、それだけでも現職を支持するに値する。経済が悪ければどんな有能な大統領でも支持されない。経済の良し悪しは「株式市場に出る」ので、実直の株価の動きが重要になる。
さらに言えば、現職が勝つと判断する投資家が多ければ、株を売る必要はないし、むしろ安定感を好んで買い進む。しかし、現職が負けるかもしれないという判断する投資家が多いと、現職が負けた時の社会のショックや混乱や波乱を嫌って早めに株を売ろうとする。
今回はどうなのか。
9月半ばから10月12日までは株式市場はぐんぐんと上がっていき、トランプ大統領が有利のように見えた。ところが、10月12日以後、すなわち大統領選挙で最も大切な最後の追い込みの期間、株価はズルズルと下がる一方と化した。
市場は、現職の大統領、すなわちトランプ大統領が負けるという判断を下しているということが明らかになった。(鈴木傾城)

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