思った以上に深く疲弊している日本を変えるために必要なこと

思った以上に深く疲弊している日本を変えるために必要なこと
1990年代のバブル崩壊から28年も経っている。それなのに、日本の株式市場はいまだに当時のバブル最高値である日経平均3万8915円を抜くことができない。

バブル以後、日本社会は本質的に変わってしまった。デフレ経済から抜けられず、政治が混乱し、少子高齢化も解決できず、反日国家の工作員の影響力が増大して日本破壊が進んだ。

また、上場企業の経営者がみんなサラリーマン化して時代に合わせた豪胆な経営ができず、現状維持で汲々としているうちに時代遅れになってしまった。

さらに日本の高齢者は、あれこれ理由を付けて新しい時代のイノベーションを取り入れるのを拒絶している。

いまだに紙の新聞から離れなかったり、スマートフォンも持たなかったり、現金(紙幣や小銭)にこだわって非効率を固定化させているのだ。(ダークネス:スマートフォンは使いたくないという高齢層が日本を滅ぼす

おまけに教育現場では子供たちは個性を殺され、考えない人間を量産してしまっている。(ダークネス:日本の学校は、考えない人間を5つの方法で生み出している

客観的に見ると私たちの国「日本」は、思った以上に深く疲弊している。先行きが恐ろしい。今変わらないと、大変なことになるというのは誰でも分かるはずだ。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

日本人から「完全に失われてしまったもの」とは?

今の日本人で、自分たちが意図的に「作り替えられた」ということに気付いている人はまだ少ない。

1945年の敗戦後の日本はアメリカの実質的な支配下に置かれた。そしてアメリカは、日本が再び軍事的に立ち上がらないように徹底的に「牙」を抜いた。

アメリカはプレスコードによって日本の言論を隅から隅まで監視し、日本人が自虐するような記事のみを新聞社に書かせ、欧米や反日国家の横暴を報道させようとしなかった。

こうした記事を書かせるためにマスコミには莫大な反日志向の人間が入り込み、日本人が「牙」を取り戻さないように世論操作し続けたのだ。(ウィキペディア:プレスコード

教育現場でも同じで、「日の丸反対」みたいな反日教師が次々と子供たちを洗脳にかかった。

この教師たちは「日本は悪い国、平和と平等、相手が怒ったら自分が悪くなくても謝罪」という教育で、子供たちが国を愛することができないようにし、日の丸に罪悪感を感じるようにさせた。

あげくの果てに子供たちの知能が向上しないように、「ゆとり教育」まで取り入れて教育劣化に突き進んだ。

「ゆとり教育」は子供たちを劣化させるワナであったことは、いったい何人の日本人が気付いているのだろうか。(ダークネス:日本のゆとり教育と学力低下は韓国ロビーが仕掛けたという噂

社会全体がこのようになった結果、日本人は完全に「牙」を抜かれ、精神性を破壊されてしまった。その結果、完全に失われてしまったのが、「アニマル・スピリッツ」だ。

いかに日本人の精神性が弱くなったのかを客観的に知りたければ、株式市場を見れば分かりやすい。

日本の株式市場は他国が上昇すれば少しだけ上昇し、他国が下落したら大幅に下落する動きをすることが多い。

世界の株式市場が「少し」下落したら日本の株式市場は「大きく」下落し、世界の株式市場が「少し調整」したら日本の株式市場は「大きく低迷」する。

日本人の投資家は、世界中の誰よりも恐がりで動揺しやすいナイーブな少女のような精神力しか持たない。何かあると誰よりも恐がり、誰よりも動揺し、誰よりも先に逃げる。

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修羅場に弱い人が集まったのが日本の株式市場だ

戦後の日本人は牙を抜かれた。そしてアニマル・スピリッツを意図的に奪われた。ほとんどの日本人は「自分から奪われたもの」に気づいていないのだが、それはあまりにも洗脳期間が長すぎたからだ。

今の日本人が雰囲気に飲まれやすく、悲観しやすく、心が折れやすいのは、「そうなるように洗脳されたから」である。だから、日本人はアニマル・スピリッツを発揮しなくてもいい選択ばかりをするようになっている。

たとえば、ゼロ金利になっても日本人がずっと定期預金し続けるのはなぜなのか。

「堅実だからだ」と日本人自身は思っているのかもしれないが、客観的に見ると、堅実なのではなく「リスクを取るのが怖い」から何もしないというのが実情に近い。

アニマル・スピリッツを奪われた日本人は、貯金を引き下ろして株を買うような「怖いこと」はできないと考える。

元本が割れるような危険に足を踏み入れたくないと思うし、それを覚悟しても、実際に元本が割れるとすぐに蒼白になって売り飛ばす。

世界のどこかで何らかのパニックのような出来事が起きると、日本人が真っ先に動揺して株式市場は爆下げになる。だから、世界の株式市場が「少し」下落したら日本の株式市場は「大きく」下落するような目に遭うのだ。

こうした日本市場の特質はよく知られていて、多くの投資家は日本市場を指して「雰囲気に弱い市場」とその特質を説明している。雰囲気で動いているのだから、合理性とは程遠い世界であるとも言える。

世の中は順風満帆な日々ばかりではなく、むしろ明日何が起きるのか誰にも分からない波乱の連続だ。経済の世界は往々にして修羅場が訪れる。

世の中は動いているのだから、修羅場のない時代はない。それが分かっていれば、修羅場が来ても動揺する必要はなく、合理的にやり過ごせばいいのだと気付く。

しかし、日本人は修羅場を見て動揺し、ひとりでパニックになって逃げ出す。これほど「修羅場に弱い人」が集まった株式市場は見たことがない。

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弱腰としか表現ができないものが日本を覆っている

日本人はあまりに修羅場に弱い人種になり下がってしまった。

外交でもそうだが、周辺国に恫喝されたり、無理難題を押し付けられると、すぐに謝罪したり、賠償金を出したり、問題を先延ばししたり、相手の言うがまま折れたりする。

対立や衝突に恐怖を感じ、恐怖から逃れようと自分が折れる形で手を打つ。修羅場に自分が巻き込まれるのを極度に恐れ、戦う前からそこから逃げ出すのである。

危機に立ち向かうよりも、自分にできない理由を探してギブアップする。

戦前の日本はそうではなかったので、日本人がこうした気質になったのは、言うまでもなく戦後からである。事なかれ主義が日本に蔓延し、過度に対立を恐れてそれを平和主義と丸い言葉で言いくるめて自分を納得させている。

憲法九条を守れというのも「自分たちは怖いから戦わない、逃げる、怖がる」というのをオブラートに包んで言っているだけで、実際のところは「平和主義」なのではなく「事なかれ主義」に堕しているだけだ。

こうした「事なかれ主義」が日本社会に蔓延していて、相手が強く出たり、恫喝してきたり、不意打ちをしてくると、すぐにパニックになって逃げ出す。

別に粗野な野獣になれというわけではない。ただ、危機に際しても怖がって逃げ回るのではなく、立ち向かうくらいの気概や強気や力強さが求められている。

現在の日本の社会問題は、すべてにおいて「アニマル・スピリットが足りない」ことで起きていると喝破する社会学者が日本にいないのは不幸なことだ。

日本人は、一刻も早く洗脳から覚めなければならない。つまり、一刻も早くアニマル・スピリッツを取り戻し、敵対する相手や困難に立ち向かえる「牙」を持たなければならない。

日本人が再びアニマル・スピリッツを手に入れた時、日本社会は変わっていき世界も変わる。日本人は洗脳から覚める用意はできているだろうか?(written by 鈴木傾城)

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日本人は、一刻も早く洗脳から覚めなければならない。つまり、一刻も早くアニマル・スピリッツを取り戻し、敵対する相手や困難に立ち向かえる「牙」を持たなければならない。

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