破壊的フェイクニュースで全世界にパニックが仕掛けられる

破壊的フェイクニュースで全世界にパニックが仕掛けられる
ドナルド・トランプが大統領になったのは、全世界のみならずアメリカ人にとっても「想定外・予想外」のことだった。人々は呆然として「なぜ、こんなことになったのか?」と今も自問自答している。

そして、アメリカ人は最近になってこの「予想外」の理由を探り当てた。それは、フェイスブックの存在だった。

フェイスブック内ではアメリカを混乱させるためにロシアがフェイクニュースやフェイク広告を垂れ流していた。

さらにトランプ陣営が使っていた広告会社がフェイスブックからユーザー情報5000万人分を手に入れて世論操作していた実態も明らかになりつつある。

このため、アメリカ人は「フェイスブックに騙された」と考えており、ついに「#DeleteFacebook」運動まで起きて、アメリカ人が大量にフェイスブックを退会している。

フェイスブックは世界中の人々を結びつけたが、そのフェイスブックのアンダーグラウンドで生まれたのは、人種憎悪、暴力的な言葉、過激思想が飛び交う空間であった。

そして、そこにフェイクニュースと個人情報大量流出が加わり、フェイスブックは今や存続の危機に陥っている。(ダークネス:このままでは、フェイスブックは存続の危機に追い込まれる

しかし、フェイクニュースが世の中を衝撃的に混乱させるのは、むしろこれからだ。なぜか?(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

世の中の混乱を実体以上に増幅させるのが情報化

アメリカでは、ロシア発のフェイクニュースとトランプ陣営の世論操作によって、ドナルド・トランプ大統領が誕生したという実態が明らかになって大混乱に陥っているのだが、問題はこれからだ。

このフェイクニュースによる衝撃的な混乱は、さらに大きなものが続く可能性は非常に高い。人々を混乱させる「大きな要因」は、もはや取り除くことが不可能だからだ。

「大きな要因」とは何か。それは二つある。一つは、大量の情報が怒濤のごとく流れ込むインターネットの仕組みそのものだ。そしてもう一つは、マスコミ自身の偏向によって一次ソースそのものが信用できない現状である。

かつて「私たちが世の中を見通せないのは情報がないからだ」と主張する人がいた。しかし、インターネット時代になると、信じられないほどの大量の情報が集まるようになった。

ところが、私たちは世の中を見通せるようになるどころか、むしろ大混乱に陥る事態と化している。

膨大な情報が怒濤のように流れ込んでくると、事実関係が錯綜し、前後し、誤解され、ときには曲解され、意図的ではなくても錯綜した情報そのものが期せずしてフェイクニュースのように働く。

正しい情報ですらも受け取る側の感性によって理解が変わり、それが拡散されるときにニュアンスが違ったものとなって最初と違ったものが伝達されるのだ。

つまり、情報がどれほどたくさんあっても世の中を見通せるようにならない。見通すどころか、むしろ微妙にニュアンスの違う大量情報のせいで、昔よりも世の中の見通しがつかなくなっている。

そこに、意図的で悪意を持ったフェイクニュースや、偏向記事や妄想が混じっていくのである。進化していく大量情報化社会が、世の中の混乱を実体以上に増幅させ、私たちを混乱に陥れる構造がここにある。

微妙にニュアンスの違う記事から、作られた世論から、デマから、捏造から、願望から、妄想まで、ありとあらゆるものが渾然一体となって私たちに襲いかかってくる。

そうすると、その大量の情報を前にして、人々は完全に我を見失い、全体像が分からなくなってしまう。正しい情報の取捨選択ができなくなり、結果的には情報そのものが役に立たなくなってしまう。

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一次ソースがまったく当てにならない時代になった

さらに事態を深刻化させているのは、そもそも一次ソースそのものがまったく信用できないものになっていることだ。

かつては「一次ソースだけを信じていれば問題ない」と言う人もいたし、「新聞だけを信じていれば真実が分かる」と得意顔で言う無邪気な人も存在していた。

しかし、もう今ではそんなことを言う人も少なくなった。

なぜなら、一次ソースを提供するマスコミ自体が、事実と相反する情報も紛れ込ませていることがバレているからだ。

たとえば、朝日新聞の高橋純子という編集委員は『仕方ない帝国』という薄気味悪い書籍の19ページに『エビデンス? ねーよそんなもん』と書くような質の悪い低俗で下品な人間だ。

編集委員が「エビデンス? ねーよそんなもん」と言いながら新聞を作っているのだから、もはや一次ソースが信頼できるソースであると考えるのは愚鈍で危険だ。

朝日新聞は数々の捏造・偏向・隠蔽・歪曲・歴史プロパガンダ・悪質な世論操作・反日工作の記事を量産して「嘘つき新聞」と呼ばれるようになっており、さらに最近では倒閣アジビラ新聞とも言われるようになっている。

これが一次ソースなのである。一次ソースが下劣極まりないフェイクなのだ。朝日新聞だけではない。

毎日《変態》新聞も英文記事で日本侮蔑のフェイクニュースを垂れ流していた。

この凄まじいフェイクニュースの実態はウィキペディアにも詳しくまとめられている。毎日新聞の体質をよく知って欲しい。(ウィキペディア:毎日デイリーニューズWaiWai問題

もはや、一次ソースがまったく当てにならないという深刻な事態になってしまっている。

だから情報化社会になればなるほど、むしろ情報が見えなくなってしまう。当然だ。悪意ある偏向記事が拡散されているだけなのだから、それで世の中がクリアに見えるようになれば、そちらの方が驚きだ。

言うまでもないが、偏向した一次ソースを大量に読んでも真実には到達できない。偏向している分だけ、よけいに全体像が見えなくなる。今、現代社会で起きているのは、そういった深刻な事態である。

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これから、私たちは必ず混乱に巻き込まれていく

ニュアンスが微妙に違う大量の情報、フェイクニュース、情報操作、一次ソースの偏向・捏造・歪曲は、高度情報化社会においては消すことは不可能だ。消すどころか、もっと増えていくのは確実だ。

だから、遅かれ早かれ「破壊的フェイクニュースで全世界にパニックが仕掛けられる日」は必ずくる。

たとえば、ある情報「X」が不意に流されたとする。「X」は信憑性が疑われる情報かもしれないが、それでも一部の人々がパニックに陥る。

そのパニックは大きく報道される。そうすると、その情報「X」とパニックが同時に報道されて、「X」に対する信頼性は高まり、パニックはいよいよ放射状に拡散していく。

そして、そのパニックは他の様々な問題をどんどん引き起こして、さらに問題が深刻化して収拾が付かなくなっていく。これが意図的に仕掛けられたら、どうなるだろうか。

「大量の情報を接すれば真実が見える」とか「マスコミは中立公平で信頼できる」とか考えている人が真っ先に騙されてしまうことになる。

アメリカではフェイスブックを舞台にしたロシア発フェイクニュースと情報操作によって、大統領選挙で大きな番狂わせが起きた。

しかし、大量の情報が社会を攪乱する動きは決してこれが最後ではない。また、アメリカだけで起きることではない。

次にフェイクニュースでパニックが引き起こされるとすれば、それが日本であっても何ら不思議ではない。まだマスコミを信じている国民が大勢いる日本は、意図的なパニックが仕掛けられやすい国であるとも言える。

いまやマスコミではなく、「マスゴミ」と言われるようになった報道が何かを仕掛け、それが破壊的な衝撃となって日本中に拡散されていったとき、もはや問題が解決できないほどの事態へと進行していくこともある。

そこに大量の情報があればあるほど、私たちは真実が見えなくなる。

いずれ何らかの引き金が引かれる。そのとき、私たちは必ず混乱に巻き込まれていくのは確実だ。破壊的フェイクニュースで全世界にパニックが仕掛けられる。

私たちは、それを見抜けない。(written by 鈴木傾城)

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フェイクニュースの捏造記事拡散と世論操作は序の口だ。破壊的なフェイクニュースで全世界にパニックが仕掛けられる。私たちは必ず混乱に巻き込まれていく。

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