アメリカ企業

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「もうNVIDIA【NVDA】への投資は遅い」というのは本当なのか?

NVIDIAは革新的な企業だ。まさにAI革命の中心にこの企業が位置している。しかし、このNVIDIAにも多くの逆風がある。さらにPER(株価収益率)は依然として高水準であり、一部では「過大評価されている」との声もある。このような中で、NVIDIAへの投資はどうなのか?(鈴木傾城)

ヒルトン【HLT】のようなラグジュアリーブランド業界の「天敵」は何か?

パンデミックの頃はホスピタリティ企業のどれもが悲惨な業績となっていたのだが、2023年あたりから業績の回復が鮮明になってきた。それが株価にも反映されている。たとえば、ヒルトンをコロナショックの頃に買っていたら、4年間で4倍以上ものリターンが得られていた。(鈴木傾城)

インテル、ゲルシンガーCEO解任。新しいCEOが誰になっても再建は容易ではない

ゲルシンガー氏の就任時から、インテルはすでに厳しい状況にあった。競争力の象徴だった製造プロセスはTSMCに抜かれ、株価も低迷していた。さらに、AI革命が半導体業界に変革をもたらす中、インテルはこの新たな波に乗り遅れていた。CEOが辞任しても状況は何も変わらない。(鈴木傾城)

「スパム」を製造するホーメルフーズもまた毎年増配する隠れた配当銘柄でもある

「スパム」を製造するホーメルフーズの現在の配当率は3.5%台となっている。この企業も、毎年増配する知られざるバリュー銘柄でもある。10年前は1株あたり0.40ドルだったが、現在は1.13ドルなので、約2.8倍になっている。堅実な企業は、長期的な安定収益を生む。(鈴木傾城)

AIを巡る巨人たちの熾烈な戦い。AI市場の「覇者」を決するのは技術力ではない?

人工知能(AI)の進化は、現代社会に大きなパラダイムシフトをもたらし、巨大メガテック企業が熾烈な競争を繰り広げている場所だ。まさにAIはテクノロジー産業の主戦場である。しかし、AI市場の覇者を決するのは「技術力」ではないことに注意する必要がある。(鈴木傾城)

Google分割を要求している米司法省。果たしてGoogleはこれからどうなるのか?

2024年8月に連邦地裁がGoogleの独占禁止法違反を認定し、これを受けて米司法省が世界最大の検索エンジン企業Google(Alphabet)に対し、「Chrome」の売却などを要求している。投資家はこれに嫌気をさしてGoogleを売っているのだが、果たしてどうなるのか?(鈴木傾城)

バークシャー・ハサウェイ。バフェットが消えたあと、この企業はどうなるのか?

2024年初頭のS&P500指数が27%のリターンを記録する中で、バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、保有株式の大規模な売却と現金の積み上げを選んでいる。これは、単純に投資判断だけでおこなわれているのではない可能性も指摘されている。どういうことか?(鈴木傾城)

GoogleとMicrosoftの仁義なき戦い。クラウドとAIを巡って互いに容赦ない叩き合い

MicrosoftとGoogleの対立項は多い。両者は、検索、クラウド、OS、広告、AIなど、多岐にわたる分野で20年以上にわたり対立を続けているのだが、両社の対立は、単なるビジネス上の競争を超え、法的な争いにまで発展しているのだ。互いに敵意むき出しで叩き合っている。(鈴木傾城)

イーラーリリー。決算ミスで一時11%を超える暴落となったが今後の見通しは?

イーライリリーは世界でも最強の製薬企業である。その主力になっているのが肥満治療薬(GLP-1受容体作動薬)だ。しかし今回、イーラーリリーはEPS予想、売上高予想、ガイダンスのすべてでミスしている。この企業について、どのように見ればいいのだろうか?(鈴木傾城)

Netflix【NFLX】。コンテンツすらもアメリカの巨大企業が世界を飲み込んでいく

Netflixを見て思うのは、「コンテンツすらもアメリカの巨大企業が世界を飲み込んでいくのか?」という驚きである。コンテンツは、それぞれの国の企業がローカルな特色を活かして作るものであり、グローバル企業とは無縁の業界だとは思った。そうではなかった。(鈴木傾城)

インテル【INTC】かつては世界最大の半導体メーカーがもはや打つ手なしの凋落へ

株式市場でもインテルへの期待は低く、投資家はもはやインテルを見捨てている。インテルは過去に度重なる戦略ミスを犯し、技術革新において競合他社に大きく後れを取った。同社の経営戦略が成功する方向に賭けるのは、あまりにも無謀に見える。(鈴木傾城)

モルガンスタンレーのテッド・ピックCEOは、同社が成長の初期段階にあると豪語

2024年のモルガンスタンレーの第3四半期は32%の増益を記録している。テッド・ピックCEOは、最近CNBCのインタビューを受けているのだが、そのときに同氏が強調していたのは、「モルガンスタンレーは成長の初期段階にある」という言葉だった。非常に強気だ。(鈴木傾城)

現代のイノベーションの中心にあるTSMCは、投資に値する企業であると断言できる

世界最大の半導体ファウンドリー企業がTSMCである。TSMCが持つ強みは圧倒的であるが、この強みがアメリカには脅威に映って「台湾が我々から半導体事業を奪った」と批判されるようになっているのは皮肉な話でもある。この企業の最大の弱点は地政学的リスクなのだ。(鈴木傾城)

逆風にさらされているマクドナルド。ジャンクフードはヘルシー志向に勝てるか?

健康志向の高まりや環境問題への対応、競争環境の激化といった要素は、マクドナルドの未来を不確実なものにしている。しかし、同社はこれまで何度も逆境を乗り越えてきた企業だ。ジャンクフード中毒のひとりとして、逆風にさらされているこの企業を興味深く見ている。(鈴木傾城)

ペプシコ。健康志向と肥満症治療薬の登場でもこのジャンクフード企業は生き残る

健康志向の流れの中で、肥満症治療薬まで登場し、人々は本格的に「ジャンクフード」離れを起こそうとしているように見える。当然、この中でジャンクフード企業であるペプシコに対するプレッシャーは増す。しかし、この企業は生き残り続ける。それには理由がある。(鈴木傾城)

OpenAI。「AIの自律性」に先手を打ったこの企業が、世の中を劇的に変えていく

すでにOpenAIは「AIの自律性」に先手を打った。今後、OpenAIの人工知能は「自律的にタスクが実行できる能力」を手にすることになる。自身で与えられた処理や課題を評価し、最適な解決策を導き出す。この時代のパラダイムシフトを、感じることができるだろうか?(鈴木傾城)

資本主義のいびつさは修正できないが、ウォルマートに投資している人々は報われる

過去10年間で、ウォルマートの株価は着実に上昇し、2024年の現時点で約80ドル台となって過去最高値である。2024年に入ってから60%近くも上昇しているのだから尋常ではない。従業員は貧しいままだが、ウォルトン一族や投資家はもっと豊かになるだろう。(鈴木傾城)

高度な電力制御技術を持ち、思いきりAI特需を享受している企業イートンとは?

AIの頭脳となるのがデータセンターであり、このデータセンターには複雑で高度な電力制御が必要となってくる。この電力制御に深い知見を持つ企業がイートン・コーポレーションである。今後の超巨大なデータセンターの運用に、イートンは欠かせない企業となる。(鈴木傾城)