内閣府の調査で、15歳から64歳までの約2%にあたる推計146万人がひきこもりの状態になっているというのが分かった。以前は推定100万人であると言われていたが、146万人に増加した。いつまで経っても自立できない子どもは、親を精神的にも経済的にも消耗させている。親から自立ができない人生は、自分の人生とは言えない。(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐま […]
岸田文雄は総理大臣になる前、「令和の所得倍増」を掲げていた。ところが、総理大臣になった瞬間に「倍増は言葉通りの意味ではない」と約束を反故にした。騙された国民は「やっぱり」と思って、ただ白けた目で岸田首相を見ているだけである。政治?誰も何も期待していない。(鈴木傾城)
2000年代からフリーターを選んだ若者たちは現実を知ることになった。フリーターというのは、「企業が低賃金で若者を雇って好きな時にクビを切る使い捨ての人員だった」という現実だ。最近、日本政府は「リスキリング」を強調しているのだが、その意味は何なのか?(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精 […]
政府のやりたい放題を止めるには、選挙に行くことも重要だし、政府に対して強めの抗議デモを行なって、民意を激しく叩きつけることも重要だ。何もしないのなら、日本人はボロボロになるまで搾取され、酷使され、不幸にされていく。日本人はどこかで目が覚めるのだろうか……。(鈴木傾城)
2020年代に入って社会はますます弱肉強食の資本主義になっている。この中で経済的などん底に転落していく人も多い。うかうかしていると誰でも苦境に落ちる。そんな中で転落しないで生きていくためには、どうすればいいのか。何か特別なマジックが必要なわけではない。(鈴木傾城)
「外国から安く買えるのであればそれでいい」が通用するのは平穏な時代だけ。原材料の上昇、物流の混乱、取引国の輸出停止はいつでも起こり得る。混乱がやってきた時、自給率が低い国は真っ先に飢えて滅ぶ。日本を守るために、政府は自給率を上げて日本を守れ。(鈴木傾城)
世界人口が増えて食料危機が起こるかもしれないというのであれば、「日本人は世界に迷惑をかけることなく日本国内で持続的に食料がまかなえるように自給率を100%かそれ以上にする」というのが正しい。それをしないで「言われるがまま昆虫食」は、まさに売国的な政策だ。(鈴木傾城)
2012年に円が対ドル70円台に入ったとき、日本の評論家の一部は「円はもっと高くなる。50円になる、10円になる」と叫んでいた。そして、こうした評論家に煽られた人たちも束になって同じようなことを叫んだ。 ところが現実はまったく逆の動きをして、2012年11月から円はどんどん安くなっていき、2013年は一気に100円台に戻し、2015年には125円に到達した。 その後、円は再び円高基調になって、長ら […]
無意識に選択を間違えるタイプというのは、「目先の利益」を優先してしまうタイプが多い。将来のために我慢した方がいいと分かっていながら、どうしても目先の誘惑に目が奪われる。短絡的であると分かっていても、目先の利益に引きずられてしまうのだ。(鈴木傾城)
人工知能によるパラダイムシフトが起こりつつあるなか、日本はどうなっているのか。それに気づいている国会議員はどれくらいいるのか。日本政府が人工知能に出遅れていることに何かコメントを発しているのは見たことがない。岸田首相もまるっきり何も考えていないように見える。 プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019メディア『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通 […]
年収300万円台のサラリーマンは、年収100万円台の非正規雇用者を見て「なんで這い上がる努力をしないのか。非正規雇用で働いているのが駄目なんだ。正社員で働ければ300万円台にいけるのだから正社員になれるように努力しろ」と思っているのかもしれない。しかし……。(鈴木傾城)
日本企業と日本政府が進めている「ジョブ型雇用」は、終身雇用も年功序列も完全に捨て去る雇用の大転換となる動きである。すごい能力を持つ人間は高給で雇い、そうでもない人間は低賃金で使い捨てるというものであり、これまで日本経営とは完全に決別するものとなる。(鈴木傾城)
人々には自分なりの考え方や生き方があって、どうしてもそれを変えることができないコアになる部分があるのだ。たとえば、宗教的なものや政治的な主義主張に関する事柄は、往々にしてそれを認めない人と激しい論争や対立を引き起こす。そして互いに分かり合えることはない。(鈴木傾城)
何をどうしても正確に見通せないという現実がある以上、それを求めるのは単なる「ないものねだり」で意味がない。アメリカの大統領ですらも毎日のように想定外に見舞われている。そうであれば、私たちが本当に求めなければならない能力とは何だろうか?(鈴木傾城)
「死刑は野蛮であり残酷であるから廃止すべきだ」という声もある。これは視点がおかしい。残虐な凶悪犯はそれ相応の罪を犯したわけだから、むしろ加害者の存在そのものが野蛮であり、残酷なのだ。きちんと法に則って死刑に処せられるというのは秩序に則っている。(鈴木傾城)
GAFAはビジネス的な困難にぶち当たりながらも巨大な影響力を保ち続けるだろう。しかし、GAFAと言えども常に最強でいられるわけではなく、いずれは力が削がれていく日がどこかで必ずやってくる。2022年は、そうした方向に向かう「転機の年」であるのかもしれない。(鈴木傾城)
自由をどんどん認めると地獄絵図になる。自由を強く規制すると監視システムになる。イーロン・マスクはこの矛盾をシステムで解決しなければならないのだから、難儀な企業のCEOになったものだ。いずれにしても、今のSNSというのは末期症状の真っ只中にあって変革が求められている。(鈴木傾城)
相当なスキルを持っていない限り、「雇われて生きる」という生き方では厳しい戦いを強いられる。場合によっては貧困地獄に落ちてしまうこともあるだろう。グローバル化と多文化共生が止まらないのなら「雇われて生きる」というのは誰にとっても安定した生き方になり得ないのだ。(鈴木傾城)