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長期投資するつもりでも平均保有期間は3年程度。どうしてそうなるのか理由は1つ

2024年1月から「新NISA」制度が始まって、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円まで拡充することができるのだが、これをやったほうがいいのかどうかと悩んでいる人がいたら「絶対にやったほうがいい」と断言できる。 リターンから税金が20%取られるのと取られないのとでは最終的に手に入れることができる金額は大きな差が出る。税金はどんな局面であっても「取られない方がいい」に決まってい […]

「元本が保証されないものには1円も出せない」の考え方そのものがリスクの時代

人生ではさまざまな局面でリスクを取らなければならない場合がある。 自分の実力よりも高い学校に受験する。競争の厳しい何かのオーディションを受けに行く。もっと良い給料と環境を求めて転職する。サラリーマンを辞めて起業する。外国に移住する……。こうしたものは、すべて「リスクある行動」である。 「世の中にはリスクを取りたがる性格の人と、リスクを取りたがらない性格の人がいる」とはよく言われる話だ。 日本人に限 […]

貯金が貯まらないような社会が構築されているので何も考えていないと金は消える

どこの国でもほとんどの人々は貯金があまり貯まらない。それは「現在の資本主義では、貯金が貯まらないような社会が構築されているから」と気づいている人は意外に少ない。 たとえば、私たちは朝から晩まで広告を見て暮らしている。 この広告というのは、人間の心理に訴えるためのあらゆる技巧がマーケティングのプロによって盛り込まれ、訴求力が1%でも2%でも高くなるように作られている。その広告が購買に結びつくように的 […]

日本は先行き真っ暗かもしれないが、視野を広げれば資本主義の旨みが手に入る?

私自身は日本株にはほとんど投資していないのだが、案外これから日経平均は上昇していくのではないかと思っている。 日本人を苦しめている円安と物価上昇だが、これによって日本企業は軒並み値上げしているので、売上の金額はそれなりに上がるからだ。仮に実質的な成長がマイナスであったとしても、名目的な成長はプラス(数字だけはプラス)になるので、株価もそれに合わせて上がる。 分かりやすく言えば、「物価が上がるので株 […]

今の日本は不調なドイツにすらも追い抜かれるくらい政治家の無能が際立っている

最近、「日本円が紙くずになる」「日本円の紙くず化が最終ステージ」という論が雑誌に出てちょっとした騒ぎになっている。本当に日本円が紙くずになるのか、そんなことは誰にも分からないのだが、私自身が信じていることがあるとしたら、それは以下のものだ。 長期的に見れば、日本円の価値はもっと下がっていく。 紙くずになるかどうかは知らないが、日本円の価値は下がる。相場の短・中期的な上げ下げはあるだろうし円高に振れ […]

政府が無能な時代の最強のライフスタイルとは?楽しみながら何をすべきなのか?

日本政府は留学生・技能実習生・単純労働者・インバウンドで大量の外国人を流入させて、働かせて、日本に定着させている。政府はこれを「多文化共生」と言っているのだが、多文化共生とは実質的には移民政策である。 政府は死んでも、これを「移民政策」とは言わない。 政府が勝手に移民政策を進めているとバレたら国民から「何を勝手にやっているのだ?」と突き上げられるからである。「国民に移民政策を進めるのが是なのか問う […]

富裕層でないのであれば、消費地獄を逆に利用するライフスタイルを持つといい

高収入ではない人が投資をするためには投資資金を作る必要があるのだが、そのためには収入を増やしつつ支出を減らす必要がある。しかし、今の時代はそれほど簡単に収入を増やせるような時代ではない。 それでは、何をするのが効率的なのかというと「支出を減らす」が一番理に適っている。つまり、支出を減らすための「ライフスタイル」と「的確な考え方」があれば資金(ストック)が増やせるということになる。 高収入ではない人 […]

情報過多で自滅してしまう人は多い。よけいな情報に振り回されるのが最大の害悪

ロシアとウクライナの戦争が泥沼化していたり、パレスチナとイスラエルの紛争が突如として起こったり、原油価格が上昇したり、世界ではいろんなことが起きている。国際情勢は「悪化している」と言える。 これによって、だいたいアメリカ、中国、日本を含め、どこの国の株式市場も下落してしまった。 実体経済も悪化の道を辿っており、つい半年ほど前まで市場を支配していた「今回はリセッションはないのではないか?」という楽観 […]

戦争・紛争・不景気。不安定な世の中ではどのように振る舞うのが合理的なのか?

ロシアとウクライナの戦争がどのように転ぶのか誰にもわからないのと同様に、イスラエルとウクライナの紛争もこれからどのように転ぶのか誰にもわからない。 専門家の中には「これは第三次世界大戦の引き金」という人もいるし、「いや、戦争が全世界に波及するようなことにはならない」という人もいる。「世界経済に大きな悪影響が及ぶ」という人もいるし「遠くの戦争は買い」という人もいる。 私自身もこうした紛争がこれから何 […]

イスラエルの紛争は第三次世界大戦になるのか。金融市場の結論は「ならない」だ

メルマガ特別号 ハマスが奇襲攻撃を仕掛けてイスラエルに打撃を与えたのは2023年10月7日だった。この奇襲は過去数十年で最大規模のものであり、一日で500人以上もの死者が出る凄惨なものであった。人質として外国人まで拉致され、赤ん坊や子供もハマスに連れて行かれた。 虚を突かれたイスラエルは衝撃を受けながらも、すぐに報復を宣言し大規模空爆を行っている。 このニュースが世界を駆け巡ったとき、私が真っ先に […]

今後、「日本が復活できない未来」に思考の比重を移して準備しておく必要もある

私がまだ20歳あたりで株式式市場で激しく買ったり売ったりをしていた1980年代後半、日銀が決める「政策金利」は「公定歩合」という名前で呼ばれていた。いつから公定歩合という言葉が使われなくなったのか不思議に思って調べてみると、どうやら2006年あたりからのようだ。 そのときに気づいたのだが、ちょうど私が激しく株を売買していた時は、政策金利は5%台から2%台へと落ちていくときだった。プラザ合意の後の意 […]

100%完全なる不労所得があるのに、ほとんどの日本人はそれにアクセスしない

銀行に現金を貯金していても絶望的に利息がつかない。それなら株式で配当を得ようと思うのは、金融リテラシーが少しでもある人であれば当然の行動でもある。配当の良いところは「100%完全なる不労所得」である点だ。 私は今ではほぼ完全に米国株で運用しているのだが、わずかながら日本株も持っていて、たとえば日本たばこ産業(2914)も保有したまま長らく放置している。別に大した額を持っているわけでもないのだが、そ […]

経済が悪化して人々の阿鼻叫喚が最大に達したときが、もっとも素晴らしいとき

FRB(連邦準備銀行)は2022年3月から利上げを開始し、現在は5.25から5.5%としているのだが、2023年9月20日は利上げを見送ることに決定した。しかし、今後の見通しとしては、年内にあと1回の利上げも想定される内容となっている。 このFRBの発表を見ても分かるとおり、今後の政策金利は「より高く」「より長く」の方向性であることが決まった。あと1回の利上げがあるとしても、金利上昇局面はそろそろ […]

明日は今日よりも良くなる?日本人でも無能な日本政府に付き合う義務なんかない

2023年9月14日。岸田首相は内閣改造を経て「明日は今日よりも良くなると誰もが感じられるよう、政策を進めていきたい」と、なにかふわっとした口当たりの良いことを言っている。 これが報道されると国民から「実質賃金は16か月もマイナスで、物価上昇はとめられず、なにが『明日は今日よりも良くなる』だ」と呆れられ、激しい批判の声が飛んでいる。 岸田首相は総理大臣になる前は「令和の所得倍増」と華々しくぶち上げ […]

中国に排除されて売られているアップル株だが「売り」の判断は本当に正しいのか?

中国では政府職員の間でiPhoneの使用が禁止されたことで、Apple株がけっこう大きな下落をすることになった。 さらに、ファーウェイなどが制裁を受けている中で西側の技術をパクって新型のスマートフォンを発売して、これもAppleの脅威になるのではないかとして、Apple株が続落した。 ブルームバーグなどは『中国でナショナリズムが再燃し、消費者がiPhoneや他の外国ブランドの製品を敬遠するようにな […]

いずれ日本もインフレが起きて円の資産は目減りするので、どうすればいいのか?

2022年から日本でも物価が上昇しているのだが、今までデフレでテコでも動かなかった物価が上がっていくことによって何が起きているのかというと「見えない貯金の減少」である。 なぜ「見えない」のか。それは、 銀行に貯金されている額面は何も変わらないからだ。変わらないけれども、貯金は減少している。 たとえば、今まで1000円で変えた品物が1200円になったとする。そうすると、これまでどおり1000円を店に […]

心配無用。最近も言われている「アメリカはもう終わり」に恐れることはない理由

アメリカの政治的なゴタゴタを見ていると、「この国もそろそろ危うい」と思うような気にならないだろうか。 ドナルド・トランプ破天荒でおおよそ大統領とは思えないような振る舞いをしているし、ジョー・バイデンは高齢で認知症が疑われているし、さらに息子のハンター・バイデンのスキャンダルも抱えている。 アメリカの次の大統領戦は、またもや欠陥が大きすぎる人間が立候補して戦うというのだから、「これはもうダメだな」と […]

年間2万円の出費だけで株式売買を年間200回して経験値を上げる方法もある?

100円で投資したものが150円や200円になったからと言って、金持ちになったわけではない。利益を得たと言っても50円やら100円である。あまりにも金額が小さすぎて、もしかしたら「馬鹿馬鹿しい」と、怒りすら覚える人もいるはずだ。 とすれば、100円の投資など意味がないように見えるかもしれない。 資産形成の面で見れば、たしかにそれは何の役にも立たない。額があまりにも小さすぎる。 しかし、別の考え方も […]

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