ライフスタイル

健康寿命を失い、貯金もなく、年金で暮らすこともできないのに寿命だけは続く

年金で暮らすこともできないのに寿命だけは続く。もし、60歳になった時点で老後を支えるだけの資産が十分にあると思ったら、それは幸せなことである。もし、そうではなかったらどうしたらいいのか。そのときは「幸せを感じるダウングレード」を模索すべきではないか。(鈴木傾城)

終身雇用の時代から使い捨ての時代になったので、生き延びる方法も変わった

企業は株主や経営者の利益を追求するようになり、社員は家族ではなくコストと化した。会社に利益を残すためには、社員に払う賃金は低ければ低いほど良い。社員の人数は少なければ少ないほど良い。低賃金・悪条件で働いてくれる方がいい。それが暴走して……(鈴木傾城)

物価高で追い込まれるFIRE。「経済的不自由の中の時間の自由」がFIREの正体か?

最近は、FIREと言っても潤沢な資金を手に入れて早期退職に入るわけではなく、1000万円にも満たない金額で無理やりFIREに入る人もいる。「資産400万円でセミリタイア」みたいな人まで出てきており、こういう人たちは「底辺FIRE」と言われるようにもなっている。(鈴木傾城)

私たちは「空間」に高額を払っている。「4つの無駄を排除しろ」という考え方

トヨタの「カイゼン」はもちろん「改善」という言葉からきているのだが、これはトヨタが製造工程における効率化と合理化を推し進める手法として社内に定着させたものだった。ところで、このカイゼンの中で大きなウエイトを占めているのは「整理」と「整頓」である。(鈴木傾城)

今はサブスクリプション方式があらゆる業界でアメーバのように伸張していく時代

世の中は「所有」ではなく「利用」の時代になってしまった。今後は思いもよらないものがサブスクリプション方式になり、人々の意識は大きく変わっていく。世の中の変化に対応できなくなれば人間もまた見捨てられていく。ダイナミックに広がっていく社会の変化に気づく必要がある。(鈴木傾城)

得意な分野に身を置くだけで生存確率は高まる。苦手な環境では生きていけない

世の中にはその世界で成功したい人が何百万人もいて、彼らは死ぬほど苦労している。その0.01%ほどが運や実力をつかんで、やっと自分の可能性を実現できる。そんなところに「この世界は好きじゃない」という人が出て行っても成功できる確率はほとんどない。どこの世界でも同じだ。(鈴木傾城)

集中力を途切れさせるのが現代社会のワナ。だから、それを逆手に取ればいい

集中できるのとできないのとどちらが有利なのかと言われれば、もちろん集中できる方が社会的にも有利に決まっている。この「集中力」が人間的な能力向上の重要な要素であることは、今さら分かったことではない。しかし、現代社会は集中力を奪う社会になっている。(鈴木傾城)

自分の好きな方面で生きていけるように、あれこれ試行錯誤する方が有益だ

自分に向いている「好きな仕事」で完全燃焼できている状態は最良の状態である。明日から「やりたくない仕事」を考えて憂鬱になるのであれば、明らかに向いていない。そうであれば、その仕事を惰性で続けて憂鬱な気持ちになるより、自分の好きな方面で生きていけるようにあれこれ試行錯誤する方がよほど有益だ。(鈴木傾城)

驚異的な潜在能力を持った人も、ゾーンに入ることもできずに幕切れになる理由

天才は、まず最初に自分が没頭できる分野を正しく選んでいた。好きなこと、関心のあること、面白いと思っていることに関しては、誰でも容易に「ゾーンに入る」ことができる。しかし、誰でも好きなことをやっていたらゾーンに入れるわけではないというのも事実である。むしろ、集中力が常に削がれ、ゾーンに入れない人の方が多い。(鈴木傾城)