労働

皮肉なことに、終身雇用が崩壊することによって新しい日本が生まれていく

本当に好きなものがあれば、組織に属している間から狂気のようにのめり込んで、社内でも変人扱いされているくらい話題になっているはずだ。他人から変人扱いされるほど好きなものは、実は自分の人生を切り開く「大きな武器」となる可能性が非常に高い。(鈴木傾城)

今まで社会は平均的な人間を求めていたが、もう社会は大きく変わったのだ

今までの日本企業は自社で抱えている若い社員がいかに超絶的な専門知識を持っていたとしても、その専門知識に1000万円も2000万円も払うことをせず、通常の賃金の中で雇おうとしていた。 そうでなければ、せいぜい「資格手当」で数万円の差別化をするくらいである。年功序列のシステムの中でそれは当然とされてきたのである。 しかし、国外のシステムは欲しい専門知識を持つ人材がいるのであれば、1000万円でも200 […]

外国人労働者50万人が入ってくると、誰でもできる仕事の賃金が激安化する

日本政府は2025年までに外国人労働者50万人増を目指す方針を発表した。日本政府はこれを「移民政策ではない」と頑なに言っているのだが、どう見てもこれは名前を変えた「移民政策」と言っても過言ではない。 日本は少子高齢化で苦しんでいる国なのだが、日本政府は日本人を増やす政策を取らずに外国人を増やす政策を取ることに決めた。これは、経団連のような組織が手っ取り早く「安い労働力」を欲しているからだ。 ただし […]

トヨタでさえも「このままでは終身雇用は難しい」と言う時代になっている

2019年5月13日。トヨタ自動車の豊田章男社長は、都内で開いた記者会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べている。 いよいよ、日本を代表する企業が「終身雇用は難しい」と言うようになっているのだ。時を同じくして、日本経済団体連合会の中西宏明会長もまた「終身雇用をこれ以上維持するのは無理」という趣旨の発言をし […]

外国人労働者による安い労働力と同一労働同一賃金が生み出すものとは?

2019年4月15日。文春オンラインは博士号を取得した人たちの貧困を取り上げている。世間からあまり評価されない学問を選んでしまった博士号取得者が、貧困に落ちて使い捨てされたり、自殺したりしている。 大学院出身者のような高学歴でも貧困に落ちているのであれば、大学を卒業しただけで何とかなるというのはいかに甘いかというのが分かるはずだ。 大学卒という学歴は「あまりにも陳腐化」してまったく意味をなくしてし […]

合わない仕事をすることで多くのストレスを溜め込み、結局は自滅していく

多くの人が「合わない仕事」で悩んでいる。もしかしたら、あなたもそうかもしれない。自分に合わない仕事は、どんなに時間をかけても決してそれが生き甲斐になることはない。 慣れることはあるかもしれないが、慣れても仕事に熱中しているわけではないので、その仕事をする理由よりも、しない理由を探すようになる。 そのため、やること為すことがおざなりになり、トラブルや失敗や問題が増えて、それがよけいに仕事に対する意欲 […]

同一労働同一賃金のワナ。正社員の賃金を非正規やパートに合わせる

2018年4月6日、安倍内閣は「働き方改革関連法案」を可決させたのだが、この法案はあまり人々の話題にのぼらなかった。しかし、この法案は今後の日本社会のあり方を一変させる大きな動きとなる。 何がどうなるのか。今後は正社員と非正規社員の賃金格差を同一のものとする「同一労働同一賃金」が法制化される。大企業は2020年4月から。中小企業は2021年4月からの実施となる。 「同一労働同一賃金」とは、簡単に言 […]

組織はもう人生を安定化させる役目を失ったことを自覚せよ

1990年代までの日本は、企業が終身雇用の制度を取っていたので、サラリーマンは自分の人生に責任を負う必要がなかった。どこかの企業に所属しているだけで、その企業が定年まで面倒を見てくれたからである。 そして定年後は国が引き継いで自分の面倒を見てくれた。サラリーマンは大過なく働いていれば、あとは何も考えなくても良かった。 そして、自分の仕事の結果すらも考えなくても良かったと言える。すべては「上の人」が […]

55歳までに資産を保有していないと地獄でもがくことになる

病気、失職、転職失敗、借金、無学歴、無資格、事故、怪我、障害……。誰でも何らかの問題を人生で抱え、誰でもホームレスに落ちる可能性はある。 金がなければ人はすべてを失い、路上で寝るしかない。それは後進国だろうが先進国だろうが同じことだ。 日本は豊かな国であり、2000年頃までは「貧困」に興味を持つ人はほとんどいなかった。「日本には貧困などない」と思っている人も大勢いた。 しかし本当は日本にも貧困があ […]

日本女性は、まさに過酷で残酷な生存競争の真っ最中にある

結婚紹介所で「結婚するなら年収1000万円以上の男がいい」と言う日本女性が引きも切らない。7割以上の女性は最初そのように答えるという統計がある。 しかし、「30代前半の独身男性で年収1000万円以上」というのは日本にはわずかに0.14%しかいないと大手結婚仲介サイト「オーネット」のマーケティング部長である西口敦氏は指摘している。 そこで女性たちは年収を800万円、600万円と下げていくのだが、今は […]

専門技術を持たないというのは、もはや自殺行為にも等しい

これからさらに苛烈になる弱肉強食の資本主義社会では、会社に依存して生きることは、もう許されない。会社は世界的な競争にさらされて、ひとつ間違えるとすぐに淘汰される。東芝や神戸製鋼所の惨状を見て分かる通り、名の通った大企業であっても、経営を間違うと屋台骨が吹き飛んでいく。場合によっては再起不能に追い込まれるような悪夢もあり得る。 どんな会社でも来たるべき不景気に備えて、コスト削減を追求するので、よけい […]

雇用の75%が消えると社会は私たちの面倒を見るのを止める

マーティン・フォード氏の著書『テクノロジーが雇用の75%を奪う』では、今後の労働市場では、「低賃金の熟練工だけでなく、今後はホワイトカラーなどの中間層も収奪の対象となる」と述べている。 グローバル化が荒々しく世界を飲み込み、日本でも終身雇用や年功序列という伝統的な経営が廃れて、人材の使い捨てになった。 しかし、このグローバル化による雇用の減少は「序章」であり、今後迫り来るロボット化・AI化は、さら […]

サービス残業、過重残業、過労死に追い込まれていく時代だ

日本人の8割はサラリーマンに落ち着くのだが、日本人の全員がサラリーマンで満足しているわけではないのは確かだ。 多くの日本人は何も考えずに義務教育を経て、大学に行ってサラリーマンになる。本人がそうなりたいと思ってサラリーマンになっているわけではない。 親、教師、友人が、みんな寄ってたかって「それが普通だ」というので、ただそれに乗っているだけなのだ。4月になれば多くの若者が何も考えずにサラリーマンにな […]