貧困

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今のグローバル化は人々を幸せにしない弱肉強食のシステム

いつリストラされるか分からないというのは、収入が途絶えて食べていけなくなる恐怖に怯えて暮らすことだ。 終身雇用が消え去り、大手企業にいても身分が保障されなくなると、人々は常にこの「食べていけなくなる」という恐怖と戦わなければならなくなる。 この恐怖はとても強いものだ。自分の生活がいつ破綻するのか分からないのだから、恐怖に怯えない人はいない。 このような立場にいる人が増えればどうなるのか。もちろん社 […]

最低賃金を引き上げると、貧困層がより貧困化する理由とは

通常、「最低賃金を引き上げる」というのは、低賃金にあえぐ貧困層の救済になる提言であり、それはぜひとも実現すべきだと私たちは疑いを持たなかった。 しかし、アメリカのリバータリアニズム系のシンクタンク組織であるケイトー研究所のトーマス・ファイレイ氏は、まったく違う考え方を持っているようだ。 氏はケイトー研究所のサイトで「最低賃金を引き上げる」ことが逆に貧困層を追い詰める結果になっているとして、「最低賃 […]

富裕層・権力層の世襲化と凄まじい格差が止まらない社会に

現在、アメリカで起きているのは、四年制大学を卒業しているかどうかで良い職業に就けるかどうか、良い収入を得られるかどうかが決まるということだ。 要するに「大学卒業」という学歴が人生を左右する。もちろん、大学にも格があってアイビーリーグ等の名門大学であればあるほど重用される。 アイビーリーグとは、ハーバード大学、コロンビア大学、ペンシルバニア大学等の名門有名大学なのだが、これらの大学は私大を指す。 こ […]

絶望が広がる世界。将来に希望がないのなら消費はできない

2016年4月1日、日銀は3月の企業短期経済観測調査を出しているのだが、これによると業況判断指数が6ポイント悪化していることが判明した。 これによって投資家は悲観、4月1日の日経平均は一時600円超の下落を見ている。 業況判断が悪化したのは別に不思議ではない。中国が2015年から急激に失速し、株式バブルも崩壊して立ち直っていない上に、2016年に入ってからさらに状況が悪化しているからだ。 グローバ […]

癌の特効薬ができているのだが、それは貧困層には関係ない

癌は今でも死亡率の高い病気だが、新しい治療法も開発されて、この病気は徐々に克服されるようになっている。 新しい治療法としてすでに現場で絶大的な効果を発揮しているのが「免疫調整型抗体医薬」というものである。たとえば、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社の出している「ヤーボイ」という製薬はその中のひとつだ。 健康な人でも癌細胞はあるのだが、この癌細胞が広がらないように抑えているのがT細胞と言われている。 […]

企業が生き残るために人々が犠牲になる社会が継続していく

東芝は2016年3月期決算で7100億円の連結最終赤字を見込んでいるのだが、この空前の赤字を前にして1万人のリストラを強行する。 歴代社長の失策で会社が存続の危機に陥っているとき、会社が生き延びるためにはリストラして身軽になるしかないと経営者は考える。 分かりやすく言うと、コストを削減するために「雇っている人を放り出す」しかない。そこで、企業はリストラに邁進する。 かつて日本企業は終身雇用だったの […]

社会が良くなっていないのに自殺率が減ったのは悪い兆候だ

世界中どこでも、失業率が高まっていくと暴動が起きる。 ブラジルでもベネズエラでも建物が放火され、商店が略奪されるような暴動は日常的に起きているし、中国でもインドでも失業率が高まると頻繁に暴動が起きる。 イギリスでもフランスでもスペインでも同じだ。仕事が消えて追い詰められた人々は数万人、数十万人の規模で暴動を起こし、街を破壊する。 先進国でも後進国でも変わらない。人々は追い詰められれば「何とかしてく […]

国も企業も家族も、誰も守ってくれない中で生き残るために

今、全世界で起きている経済的混乱は別に難しい話ではない。グローバル経済は「中国の成長」をアテにして伸びてきた。それが頓挫したので成長エンジンが消えた。それだけのことだ。 中国は先進国から技術もカネも与えられて成長してきたが、いかんせん国家も人民も民度が低すぎたので、極端な拝金主義になり、賄賂社会になり、汚染大国となり、情報封鎖国となり、弾圧国家となった。 つまり先進国になれない国であることが判明し […]

「会社に勤める」というのは貧困に落ちる危険な行為になる

1990年代はバブル崩壊の余波に揺れた10年であり、この時代、凄まじい就職氷河期が生まれていた。しかし、社会全体はまだ余裕があったので、仕事が見付からずに貧困に落ちる人たちの姿はあまり目立たなかった。 むしろ、1990年代に問題になっていたのは過大な借金に押しつぶされて自殺していく人たちの姿だった。自殺者は年間3万人を超えていき、その異様さは世界でも際立っていた。 自殺者の多くは経済苦から来ていた […]

サラリーマンを続けていたら自ら貧困に落ちる絶望の時代へ

政府統計によると日本人の8割がサラリーマンだ。それなのに今、サラリーマンという雇用形態そのものがグローバル化によって危機に瀕している。 世界がグローバル化していくことによって、労働者は新興国の「安い人材」で間に合わせるようになってきたので、先進国の高い人材は要らなくなっている。 考えてみて欲しい。新興国は日本人の10分の1の人件費で国際社会に参入して来ているのだ。コスト削減のためには先進国の人間は […]

じわじわと広がる貧困は、資本主義の変質がもたらしている

厚生労働省の「平成25年国民基礎調査」では1985年には10.9%だった子供の貧困率は、2012年には16.3%にまで上昇していることがデータとして出てきている。日本の子供の6人に1人は貧困なのである。 特にひどいのはシングルマザー等ひとり親の家庭の貧困で、2014年のデータによると54.6%の家庭が貧困に入る。 これは、離婚して子供を引き取った親は、半数が確実に貧困状態に突入するということを意味 […]

労働と賃金が当てにならない時代に、私たちは放り込まれた

日本政府はデフレから脱却し、インフレにすると決めた。だから、遅かれ早かれそのようになる。インフレになれば、それ相応に実質賃金が上がらないと追い込まれる人が増える。 生活保護受給者は210万人を超えているが、今後、ますます多くの日本人が生活に困窮していくことになる。 消費税が3%上げられて8%になったのは、2014年4月1日からだ。円安も重なって物価は少しずつ上がっていき、もともと非正規雇用で下がっ […]

賃金は引き下げの方向だが、逆に引き上げられるのは何か?

2015年3月4日、厚生労働省は生活保護を受けている世帯も、人も、2014年12月時点で前月比よりも共に増えていると発表した。 世帯の方は前月比3296世帯も増えた。 受給者の方も、3388人増えた。 1ヶ月で3000人以上が、生活に困窮して国にすがって生きるしかならない時代になっているということだ。2014年4月に導入された5%から8%の消費増税以降、生活の厳しさは増しており、貧困層を直撃してい […]

消費税が10%になるというのであれば、日本復活の目はない

2014年11月17日、内閣府は7ー9月期の実質国内総生産(GDP)を発表しているが、前期比マイナス0.4%、年率換算では1.6%となったことが報告されている。 4ー6月期はマイナス7.3%(改定値)の落ち込みだったので、2四半期連続の景気低迷となったことが明らかになった。 なぜ、景気悪化が起きたのか。もちろん、そんなことは分かりきっている。2014年4月1日から取り入れられた消費税8%がGDPを […]

日本人の40%は貯金がまったくない危険な状態で生きている

日本人の金融資産の平均値は、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」2013年のデータによると、1101万円である。 このデータは全国の8000世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯)で取られたものだったが、この平均値は多くの人にとって高いのではないかという声が多い。 平均値というのは、一部が極端に多くの資産を持っている場合、高い方に集約されることになるので、格差のある […]

生活保護を不正受給する人間のクズを排除する仕組みが必要

日本経済は1989年12月でバブルが崩壊したあと、じわじわと真綿で首が絞まるように追い詰められている。 2000年代に入ると、いよいよ日本型経営の特徴だった終身雇用も年功序列も崩壊した。企業は従業員を守る余裕がなくなったのだ。 多くの若年層は派遣労働という不安定な身分の中で働かざるを得ない状況に追いやられた。 また、内需が減退している関係から企業業績も悪化しており、グローバル化によるコスト削減も相 […]

日本人のリストラ地獄は続き、むしろこれからが本番になる

キャリアアップのために転職するのではなく、会社が傾いてリストラされる人は用意も準備も何もないところで路頭に迷う。 だから、失業中は給料が下がり、さらに新しい仕事も安い給料で妥協するしかなくなる。安い給料で、さらに慣れない仕事で、待遇も悪くなる。 そこでまた転職することになると、さらに条件が悪くなっていく。そうやって、社会の荒波に揉まれて転がり落ちてしまう日本人が、ここ数年来で猛烈な勢いで増えている […]

貧困にもがく日本女性が気づかなければならない重要なこと

2013年のアベノミクスでは、株式市場が50%ほど上昇して、不動産価格もまた20%ほどの上昇を見ている。 バブルが崩壊した後の相場で、これほど容易に上昇が予測できた相場は今までにない。この上昇相場を読めなかった人間は「相場を見る目はまったくない」と言っても過言でないほど分かりやすい相場だった。 2012年12月に日本はリセットされたので、この上昇の波は絶対につかまなければならないというのは明確だっ […]