長期投資

ドルコスト平均法は簡単そうに見えるが、実際は3年も続かない人のほうが多い理由

私が見たところ、知的レベルが高い人のほうが長期投資に失敗する確率が高いように思う。知的レベルが高ければ高いほど、情報の取得能力も、分析能力も、行動力もある。これらの3つはすべて「投資の自動化」よりも「投資のタイミング」を刺激するものとなる。それが問題なのだ。(鈴木傾城)

長期投資をするなら、プロでもない限り毎日株価を見ないほうがいいかもしれない

長期投資家なのに毎日のようにチャートを見てその上げ下げばかりにとらわれていると、次第に観点が「株式の動き」「相場の動き」が中心になっていき、わずかな騰落に感情が振り回され、売買を繰り返し、長期投資から離れていく。長期投資家にとってチャートは「ワナ」として機能する。(鈴木傾城)

ロナルド・リード。正しい企業に投資して長期保有する手法で11億円の資産に

彼は良き市民だったが、それほど目立つ人生でもなかった。彼は質素な生活をして、同じく質素な生活を好むごく普通の女性と結婚した。仕事はガソリンスタンドの店員とデパートの掃除をしていた。それで彼が亡くなったとき、資産はいくらだったのか。約11億8800万円だった。(鈴木傾城)

誰もが長期投資できるわけではない。「何もしない」というのは難しいことなのだ

長期投資・配当株投資はシンプルに思える。だが、投資信託の平均保有期間がだいたい3年くらいであるのを見てもわかるように、シンプルだからといって誰もができるわけではない。継続心を持つというのはなかなかできることではないのだ。誰もがすぐに結果が欲しい。カネが欲しい。(鈴木傾城)

バフェット退任。バフェットの残した哲学は激動や波乱に対する防波堤となり得る

バフェットは60年近くにわたりバークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めてきたが、2025年5月3日の株主総会で年内をめどにCEO職を退き、長年副会長を務めたグレッグ・アベル氏に交代する意向を示した。バフェットの退任は、「一つの時代の終わり」として捉えられている。(鈴木傾城)

激動と不確実要素満載の時代になった。長期投資をしている人はここに気をつけろ

私自身は人間の感情は信用できないものだと考えている。もっと儲けたいという欲望と、損したくないという恐怖は、ほとんどの人が本能に持っているので、市場が大きく変動したときに心が揺さぶられて、自分で自分の行動をとめられないのだ。そして、長期投資で買ったはずの銘柄を売る。(鈴木傾城)

「長期投資するなら早い者勝ち」というのは、思っている以上に大きな真理だ

「長期投資するなら早い者勝ち」というのは、思っている以上に大きな真理だ。投資の世界においては、早期に行動することで、資産形成の加速、リスク管理の強化、経済的な自由を手にするチャンスが広がる。いかに早く気づいて取りかかるか、そこで人生が変わる。(鈴木傾城)

ペプシコ。健康志向と肥満症治療薬の登場でもこのジャンクフード企業は生き残る

健康志向の流れの中で、肥満症治療薬まで登場し、人々は本格的に「ジャンクフード」離れを起こそうとしているように見える。当然、この中でジャンクフード企業であるペプシコに対するプレッシャーは増す。しかし、この企業は生き残り続ける。それには理由がある。(鈴木傾城)

長期投資があなたに向いているかどうかは分からない。あなたが最初に知るべきこと

知能に関係なく、せっかちで忙しいのが好きな人はいくら長期投資の良さを頭で知っても難しい。身体が動いてしまうので長期投資ができない。あと、頭の良い人は情報通であったり、知能が高いゆえの疑い深さがあったりする。長期投資が向かない性格の人は間違いなく存在する。(鈴木傾城)