「何も持っていない人」は、永久に経済的な問題から逃れられないと考える人は多い。その考えかたは間違っていると思う。 社会的に重要とは思われておらず、経済的にも恵まれておらず、学歴も人脈もなく、切れる頭脳も、物理的な資源も、飛び抜けた才能も欠いている人であっても、チャンスはつかめる。 もちろん、「何も持っていない人」は、経済力や知識、影響力を持つ人たちに比べて圧倒的に不利だ。それでも、手の施しようがな […]
私は相場を予測しないので、今の相場に対して強気でも弱気でもない。ただ、観察として強気が多くて、株式市場が過熱しているという「観察」はしている。もし、株式市場が過熱しているのであれば、静かに利確して足抜けしていくにはちょうどいい時期でもある。 そのように考えて、2025年はコア・サテライトの部分のうちサテライトの部分を1年かけてゆっくりと利確していく予定でもある。すでに、今月に入ってからゆっくりと売 […]
三菱UFJ銀行の元行員だった今村由香理は、15年以上にわたり競馬やFX(外国為替証拠金取引)などのギャンブルにのめり込み、2013年には700万円以上の負債を抱えて民事再生法の適用を申請していた。 それで懲りてやめられたらよかったのだが、その後もFX狂いが止まらずに借金が10億円以上に膨れ上がり、返済に困窮した末、顧客の貸金庫から現金や貴金属や金塊を盗みまくって、2025年1月14日に逮捕されてい […]
2025年1月20日にドナルド・トランプの就任式があるが、そこからアメリカの政策は一気に「露骨なアメリカ第一主義」となる。大統領戦から掲げられていた経済ナショナリズムの方針が、強引なまでに具体化されていくことが予測されている。 トランプ大統領は前政権時代にも唱えていた国内製造業回帰を強力に推し進める姿勢を鮮明に打ち出し、グローバル企業に対してアメリカ本土での事業拡大を要求する動きを活発化させている […]
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 2025年の相場が上がっていくのか、下がってしまうのか、停滞してしまうのか、いろんな媒体や機関や個人が意見を言っている。私自身は相場の予想はするつもりはなく、「何かが起きたら、それに合わせて動く」ことを心がけるつもりだ。 基本的に2025年は世界的に相場の動きが激しい年になるような予感がしているので、そのあたりを注目している。何しろ、ド […]
2024年、米国株式市場は驚異的な上昇を見せ、多くの投資家にとって実に喜ばしい一年となった。S&P500種株価指数は25%を超える大幅な値上がりを記録し、チャートはまさに「きれいな右肩上がり」を描いていた。 通常、S&P500の平均リターンは8%〜10%あたりなので、25%の上昇というのは通常の2.5倍から3倍の上昇率であったことがわかる。 この上昇は、人工知能(AI)関連銘柄の急 […]
1920年代は「狂騒の20年代」と呼ばれる消費文化が広がっていた。株価は急上昇し、多くの人が株式市場を「リスクのない富を得る場」と信じ、借金をしてまで投資をおこなう人も大勢いた。誰もが株式投資の話をして、人々は「株価は永遠に上がり続ける」という幻想にとらわれた。 実際、多くの人が株式投資でしこたま儲けた。新聞やラジオで連日のように報じられる成功談に触発され、投資に無縁だった人までが借金までして投資 […]
今年の米国株式市場の上昇は非常に満足がいくものだった。S&P500は年初来で27%以上も上昇して6,000ポイントの大台に乗った。S&P500をトレースしたETF【VOO】や全米株式のETF【VTI】も、ほぼ同じだけ上昇している。NASDAQ100をトレースしたETF【QQQ】に至っては、31%以上の上昇となっている。 通常、これらのETFの年間のパフォーマンスは、平均で8%から1 […]
『鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編』をご購読されている皆様へ 今回は、先日まぐまぐ!で行われたNPO法人生活支援機構ALLの坂本さん慎治さんと、鈴木傾城との対談の全編を、鈴木傾城の有料メルマガの会員様限定でお届けしました。 最低賃金の議論がなされる間にも、持つものと持たざるものの差はどんどんと広がり、社会の底辺になればなるほど抜け出せない絶対貧困に陥っています。社会の底辺で生きる価値すら見出 […]
今年は株式市場も過熱した年だった。通常、株式市場の平均リターンは8〜10%なのだが、今年のS&P500は28%で、通常の3倍以上もの上昇を見せた。この顕著なパフォーマンスは、人工知能(AI)関連企業の成長が主な要因とされている。 特に、NvidiaなどのAI技術を牽引する企業は、昨年に続き今年も株価が倍増するなど、指数全体の上昇に大きく寄与した。 日本政府も新NISAで日本人の個人投資家に […]
その国の経済活動全体が生み出したものが国内総生産(GDP)である。物価変動の影響を考慮せず、市場で取引されている価格に基づいて算出したGDPを名目GDPと呼ぶ。この名目GDPと、株式市場全体に流れ込んでいる総額を比較すると何がわかるか。 名目GDPより、株式時価総額が高ければ、株式市場が過熱しているというのがわかる。要するに高すぎる。低すぎれば、株式市場は見捨てられているというのがわかる。そのとき […]
低所得層は日常的に生活費が足りないので、家族や友人・知人から借金をしたり、銀行のカードローンを使ったり、クレジットカードのキャッシングを使ったり、消費者金融からのカードローンを使ったりして、とにかくカネを借りる。 何か欲しいものを買うときも、現金一括ではなくてカードで分割払いにしたりする。リボ払いも多用する。 そうすると、かかってくるのが金利である。 さすがに家族や友人・知人からの借金には温情で金 […]
アメリカの優良企業をドルコスト平均法で長期に買うと、資産が大きく増える。あるいは、アメリカの株式市場全体をトレースするETFを手に入れておくのもいい。すると、どうなるのかというと、最終的に「不労所得」が得られるようになる。 不労所得とは、労働を伴わずに得られる収入のことを指す。 株式の配当金で暮らせるのであれば、やりたくもない労働から離れ、自分の好きなこと「だけ」をして生きていけるし、あるいは何も […]
現在、アメリカの株式市場が上昇しており、S&P500指数は年初来で26.41%、NASDAQ総合指数は30.62%となっている。 S&P500指数の年平均リターンが約10%であることを考えると、この26.41%というのはかなりの上昇だ。26.41%成長が4年続くと、資産は黙っているだけで2倍以上となる。それくらいのインパクトなのだ。 ただ、今後の4年はけっこうな変動になっていくので […]
現代は学歴社会だし、ほとんどの人は勉強したら報われるという経験則を積み上げてきたので、とにかく勉強して向上しなければならないと思い込んでいる。 しかし、私自身は普通に働いて普通に生きているような人や、そこらへんで野良犬みたいに生きている人間が必死で勉強したところで、そんな目覚ましい成果が出せないと思っている。 私も野良犬だ。要領良く生きようとは思うが、自分自身を向上させようとか、そんな無駄なことは […]
私は20歳でドロップアウトした人間で、ほとんど仕事もせず、今まで野良犬のようにぶらぶらと生きてきた。 私は富裕層の生まれではないし、人脈もないし、何か成し遂げる能力もないし、立派な学歴もないし、職歴もないし、資格もないし、目を見張る才能ないし、仕事もする気もないし、野心もないし、気力もない。 もしかしたら、私ほど「何もない」人間は珍しいのではないか。 普通に考えると、そうした立場にあるのなら、早く […]
東京・表参道なんかを歩いていると、ポルシェ911を颯爽と乗り回している金持ちがいたりする。この高級車を新品で買ったのであれば、だいたい1,694万円くらいで購入したことになる。 こうした高級車は数十億円、数百億円以上もの資産を持ったビジネス創業者や富裕層の家庭に生まれたボンボンが買えばいいのであって、資産が数千万円だとか数億円レベルの人間が買ってもしかたがない。 成功者の証であるポルシェを手に入れ […]
投資をはじめる際、多くの人が期待と不安を抱えて市場に参入する。株式や資産の値上がりへの期待感や、成功への願望は誰もが共通して持つものだ。 しかし、現実の市場はつねに変動しており、思い描いた通りには進まない場合も多い。とくに、自分が購入した株式が買い値を割る瞬間、投資家は冷静さを失い、感情的になりやすい。 感情的になることは、投資において極めて危険だ。 なぜなら、市場は短期的な値動きによって大きく左 […]