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「バイ・アンド・ホールド」で資産は作れるが、継続できる人は少ない理由とは?

「バイ・アンド・ホールド」とは、株式やその他の資産を購入したあと、長期にわたって保有し続ける投資戦略である。日本語で言うと「買って保有し続ける」となるが、これはまさに長期投資の王道でもある。 「バイ・アンド・ホールド」は、短期的な市場の変動に左右されず、資産価値が時間とともに成長することを前提としている。たとえば、S&P500のような広範な市場インデックスに投資し、数十年間そのまま保有する […]

50代以上は、成長株でもなく高配当株でもなく「これ」で配当永久機関を作れ

もし「年金がアテにならないはずだ」とか「年金が少ないのはわかっている」とか「年金では暮らしていけない」と考えている人は、株式投資のスタンスをある時点で変えたほうがいいのかもしれない。 足りない年金、低い年金を、保有している株式からの配当で「補填」する。あるいは、「配当のみ」でも永久に暮らせるようにする。 そうであれば、成長株を買ってキャピタルゲイン(値上がり益)を取る投資ではなく、配当株を買ってイ […]

資本主義の魔術を使い倒せ。複利がいかに効果があるのか、20の理由を挙げてみた

経済的に不安定な無業者・個人事業主・フリーランサー・非正規雇用者・低所得者・年金受給者に当たる人は、「配当」を重視する投資によって経済的な安定が手に入るとひとつ前のメルマガで書いた。 「配当」は、自分が何もしなくても定期的にキャッシュを振り込んでくれるのだから、これほど収入の不安定な人間にとって精神安定剤になるものはない。 No.666 収入的に不安定な立場であれば、最初から割り切って「これ」 […]

収入的に不安定な立場であれば、最初から割り切って「これ」を投資目的にせよ

長期投資で興味深いのは、値幅益だけでなく、「配当」によって安定的・計画的・持続的に資産を増やしていける点だ。株価の上昇を取りにいくのと違って、「配当」はまるで給料をもらっているかのように定期的にキャッシュが振り込まれる。 「配当」とは企業が利益の一部を株主に還元する仕組みである。企業によっては毎年のように「増配」をおこなうところもある。「配当貴族」や「配当王」と呼ばれる銘柄は、25年〜50年といっ […]

株式で安定した固定収入を得る状態を作り上げたら、もう株価を見る必要もない

日本人のほとんどは「月給」が普通なので、「毎月、決まった額が振り込まれる」というスタイルに心が落ち着く人が多い。 多少の増減はあったとしても、誤差として見過ごせるくらいの増減で、定期的に「だいたい、これくらい」という予測できる額がきちんと入ってきて、それが延々と続く。そこに安心感を覚える。 投資では値上がり益が得られるとしても、株価の上がり下がりはランダムで、変動は非常に激しい。今月は月給分くらい […]

人々を破滅させる一攫千金の考え方。しかし、正しい一攫千金のやり方がある?

貯金100万円くらいの人が何かに投資したらいきなり成功して、1億円が手元に転がり込んでくるような状況を想像してみてほしい。これは典型的な一攫千金の状況だ。こういうのを妄想する人は多い。 そして、一部の人はそれを実現しようとして、FX(為替証拠金取引)や、ミームコインや、レバレッジをかけた株式取引などでギャンブルさながらの取引をする。あるいは、競馬や競輪やパチンコなどの事実上のギャンブルに向かう人も […]

戦後でもっとも激しい変化が起きる不確実な4年間で、したたかに生き残る方法

トランプ大統領は「ガザのリゾート化」「カナダの米国化」「グリーンランドの獲得」「パナマ運河の奪還」「EUへの高額関税」、さらには「WHO離脱」「パリ協定離脱」「国連人権理事会離脱」「USAID閉鎖」など、矢継ぎ早に政策転換をおこなっており、不確実要素が増している。 2025年の投資環境は、新たな政治潮流に大きく影響を受ける。はっきり言おう。これまで想像すらもできなかった異様な出来事が起こってもおか […]

「何も持っていない人」こそ、株式市場は利用する価値がある場所でもある

「何も持っていない人」は、永久に経済的な問題から逃れられないと考える人は多い。その考えかたは間違っていると思う。 社会的に重要とは思われておらず、経済的にも恵まれておらず、学歴も人脈もなく、切れる頭脳も、物理的な資源も、飛び抜けた才能も欠いている人であっても、チャンスはつかめる。 もちろん、「何も持っていない人」は、経済力や知識、影響力を持つ人たちに比べて圧倒的に不利だ。それでも、手の施しようがな […]

米国株式市場がどんどん上昇していく。それなのに、なぜ私は足抜けしたいのか?

私は相場を予測しないので、今の相場に対して強気でも弱気でもない。ただ、観察として強気が多くて、株式市場が過熱しているという「観察」はしている。もし、株式市場が過熱しているのであれば、静かに利確して足抜けしていくにはちょうどいい時期でもある。 そのように考えて、2025年はコア・サテライトの部分のうちサテライトの部分を1年かけてゆっくりと利確していく予定でもある。すでに、今月に入ってからゆっくりと売 […]

顧客の金を盗んで実刑を食らった女性の元行員はギャンブルを投資と言っていた

三菱UFJ銀行の元行員だった今村由香理は、15年以上にわたり競馬やFX(外国為替証拠金取引)などのギャンブルにのめり込み、2013年には700万円以上の負債を抱えて民事再生法の適用を申請していた。 それで懲りてやめられたらよかったのだが、その後もFX狂いが止まらずに借金が10億円以上に膨れ上がり、返済に困窮した末、顧客の貸金庫から現金や貴金属や金塊を盗みまくって、2025年1月14日に逮捕されてい […]

注視せよ。トランプ大統領のアメリカ第一主義は株式市場に何をもらたすのか?

2025年1月20日にドナルド・トランプの就任式があるが、そこからアメリカの政策は一気に「露骨なアメリカ第一主義」となる。大統領戦から掲げられていた経済ナショナリズムの方針が、強引なまでに具体化されていくことが予測されている。 トランプ大統領は前政権時代にも唱えていた国内製造業回帰を強力に推し進める姿勢を鮮明に打ち出し、グローバル企業に対してアメリカ本土での事業拡大を要求する動きを活発化させている […]

恫喝外交のトランプ政権が戻ってくるわけだから、市場が平穏であるわけがない

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 2025年の相場が上がっていくのか、下がってしまうのか、停滞してしまうのか、いろんな媒体や機関や個人が意見を言っている。私自身は相場の予想はするつもりはなく、「何かが起きたら、それに合わせて動く」ことを心がけるつもりだ。 基本的に2025年は世界的に相場の動きが激しい年になるような予感がしているので、そのあたりを注目している。何しろ、ド […]

2025年の米国株式市場に漂う10の懸念点。他の投資家に多幸感があれば、それを利用しろ

2024年、米国株式市場は驚異的な上昇を見せ、多くの投資家にとって実に喜ばしい一年となった。S&P500種株価指数は25%を超える大幅な値上がりを記録し、チャートはまさに「きれいな右肩上がり」を描いていた。 通常、S&P500の平均リターンは8%〜10%あたりなので、25%の上昇というのは通常の2.5倍から3倍の上昇率であったことがわかる。 この上昇は、人工知能(AI)関連銘柄の急 […]

今の段階で相場を降りたら嘲笑されるかもしれないが、利確して後はぶらぶらする

1920年代は「狂騒の20年代」と呼ばれる消費文化が広がっていた。株価は急上昇し、多くの人が株式市場を「リスクのない富を得る場」と信じ、借金をしてまで投資をおこなう人も大勢いた。誰もが株式投資の話をして、人々は「株価は永遠に上がり続ける」という幻想にとらわれた。 実際、多くの人が株式投資でしこたま儲けた。新聞やラジオで連日のように報じられる成功談に触発され、投資に無縁だった人までが借金までして投資 […]

投資家を地獄に突き落とす社会現象をまとめてみた。来年はフルインベストするな

今年の米国株式市場の上昇は非常に満足がいくものだった。S&P500は年初来で27%以上も上昇して6,000ポイントの大台に乗った。S&P500をトレースしたETF【VOO】や全米株式のETF【VTI】も、ほぼ同じだけ上昇している。NASDAQ100をトレースしたETF【QQQ】に至っては、31%以上の上昇となっている。 通常、これらのETFの年間のパフォーマンスは、平均で8%から1 […]

【鈴木傾城×坂本慎治 特別対談】現代日本に巣食う絶対貧困から脱出はできるのか?

『鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編』をご購読されている皆様へ 今回は、先日まぐまぐ!で行われたNPO法人生活支援機構ALLの坂本さん慎治さんと、鈴木傾城との対談の全編を、鈴木傾城の有料メルマガの会員様限定でお届けしました。 最低賃金の議論がなされる間にも、持つものと持たざるものの差はどんどんと広がり、社会の底辺になればなるほど抜け出せない絶対貧困に陥っています。社会の底辺で生きる価値すら見出 […]

個人投資家が熱狂して、プロの投資家がそっと足抜けしていくのが今の株式市場

今年は株式市場も過熱した年だった。通常、株式市場の平均リターンは8〜10%なのだが、今年のS&P500は28%で、通常の3倍以上もの上昇を見せた。この顕著なパフォーマンスは、人工知能(AI)関連企業の成長が主な要因とされている。 特に、NvidiaなどのAI技術を牽引する企業は、昨年に続き今年も株価が倍増するなど、指数全体の上昇に大きく寄与した。 日本政府も新NISAで日本人の個人投資家に […]

株式市場が上昇し、誰もが「投資、投資、投資」と話題にする中で私が決めたこと

その国の経済活動全体が生み出したものが国内総生産(GDP)である。物価変動の影響を考慮せず、市場で取引されている価格に基づいて算出したGDPを名目GDPと呼ぶ。この名目GDPと、株式市場全体に流れ込んでいる総額を比較すると何がわかるか。 名目GDPより、株式時価総額が高ければ、株式市場が過熱しているというのがわかる。要するに高すぎる。低すぎれば、株式市場は見捨てられているというのがわかる。そのとき […]

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