鈴木傾城のコンテンツでは、もうブロガーであり続けることは難しいのではないか

鈴木傾城のコンテンツでは、もうブロガーであり続けることは難しいのではないか

今回Twitterから「暴言や脅迫、差別的言動を禁止するルールに違反しています」と言われてTwitterがしばらく凍結されたのは、私にとっては腰を上げるよいカタリスト(触媒)になったような気がする。「変わらなければ殺す」と言われているも同然なのである。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

「次」の凍結で私のアカウントは永久凍結ということになる

昨日まで私のTwitterは凍結されていた。

私のTwitterは今回だけでなく、過去に何回か凍結されている。「暴言や脅迫、差別的言動を禁止するルールに違反しています」ということで、私のストレートな書き方が「暴言や脅迫、差別的言動」という捉え方をされるようだ。

私自身は意見というよりも真実を述べているだけのつもりでいるのだが、私も敵がとても多いので、何かあるたびに私を「暴言や脅迫をしている」とTwitter社に報告する人間もいて圧力がかかる。

そういうこともあって、いよいよ「次の凍結」で私のアカウントは永久凍結ということになる。

私自身は最初からこの世に「言論の自由」があるとは信じていないし、それがゆえに言いたいことの10分の1くらいしか言わないようにしているのだが、その10分の1でも問題になるのだから窮屈な世の中になったとは感じている。

実のところ、ここ数年でインターネットの言論統制がどんどん悪化しているのは、誰もが感じているはずだ。

2016年以後、トランプ大統領の登場によって右派勢力がどんどん勢力を拡大する中、もともとリベラルであったインターネット大手企業が危機感を抱いて右派の締め付けに狂奔するようになったのが要因である。

さらにコロナ禍に入ると、コロナワクチンに対するあからさまなデマも広がるようになって、FacebookやYouTube、その他大手SNSはいっせいに自由な言論の統制をするようになっていった。

【金融・経済・投資】鈴木傾城が発行する「ダークネス・メルマガ編」はこちら(初月無料)

『アカウントを永久凍結することもありますので……』

私の内容ではもうブロガーであり続けることは難しいのではないか

この流れでYouTubeなどは「気候変動はウソ」という言論も広告無効化やアカウント削除するような流れを作っている。今後も大手企業は自分たちの権限であらゆる言論や不都合を削除するようになっていくだろう。

そんな流れがあるのだから、「言論の自由」なるものは、これからどんどん締め付けが厳しくなり、もはや大手SNSでは永久に排除されてしまう人も増えていくはずだ。今のままでは、その中に私も入ることになる。

私自身はもともとアンダーグラウンドから出てきている人間なので、扱うテーマは「対立・衝突・暴力・憤怒」である。しかし、このようなテーマを扱うと、もはやインターネット内では居場所がなくなってしまう。

実はこのサイト『ダークネス』は当初はグーグル・ブロガーというサービス上で動いていた。しかし、当時も言動が過激すぎる(暴力の扇動)を理由に、2度の凍結を経て2015年には永久凍結されてしまった。6年の命だった。

この時はデータの復元すらもされない完膚なまでの抹消だったので、かなり落ち込んだのは覚えている。(ブラックアジア:【重要】別サイト「ダークネス」のブログが消されました

私は常々「国外からの侵略で危機に晒されている日本を守るために立ち上がれ」という主張をしているのだが、それはSNSやブログなどを運用する大手インフラ企業にとっては「暴力の扇動」になってしまうのである。

私が持っているもうひとつのサイトである『ブラックアジア』にしても、しばしば警告がくるわけで、いつまで「言論の自由」が許されるのか分からない。

【ここでしか読めない!】『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』のバックナンバーの購入はこちらから。

新しいスタイルを決めて2022年1月から運用を変えていこう

私はブロガーなのだが、私の内容と私の書き方では、もうブロガーであり続けることは難しいのではないかという予感もある。

そんな中でTwitterからも二度の凍結を受けて「次は永久凍結」も予告されているので、今のままやっていると遅かれ早かれ息の根を止められる。そして、Twitterの次はブログも槍玉に挙げられるだろう。

世の中が変わっているので私も変わっていかなければならないのだが、これは今年の残された2ヶ月にじっくりと考えて、2022年からは早急に新しい道を行くしかないと思っている。

ただ、こうした不穏な状況がなかったとしても、ブログというメディアはもう衰退期に入っているのは見過ごせない兆候ではある。

インターネットのメインストリームは動画に突入しているので、どのみち私は変わらなければならない。転換期をとっくに超えているのは自覚している。本当のことを言えば2年前に変わらなければならなかったのだが、私が怠惰だった。

そういう意味で、今回Twitterから「暴言や脅迫、差別的言動を禁止するルールに違反しています」と言われてTwitterがしばらく凍結されたのは、私にとっては腰を上げるよいカタリスト(触媒)になったような気がする。

「変わらなければ殺す」と言われているも同然なのである。

何はともあれ、Twitterが凍結されたらメッセージの拡散能力が下がるので、不意打ちの凍結をされないように慎重に運用しながら時間稼ぎしつつ、運用もスタイルも変わっていこうと思っている。

ダークネスを辞めるつもりはまったくないのだが、今の「ブログ一本足打法」のスタイルから脱して、新たなスタイルで情報発信していきたいと思っている。10年ぶりくらいの大きな変化になるかもしれない。

『邪悪な世界の落とし穴』
『邪悪な世界の落とし穴 無防備に生きていると社会が仕掛けたワナに落ちる(鈴木傾城)』

鈴木傾城のDarknessメルマガ編

CTA-IMAGE 有料メルマガ「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」では、投資・経済・金融の話をより深く追求して書いています。弱肉強食の資本主義の中で、自分で自分を助けるための手法を考えていきたい方、鈴木傾城の文章を継続的に触れたい方は、どうぞご登録ください。

周知カテゴリの最新記事