時代遅れの日本を転換させるには下剋上を起こすしかない?

時代遅れの日本を転換させるには下剋上を起こすしかない?

65歳以上の人を高齢者と呼ぶが、総務省の統計によると日本は高齢者が3461万人いることになっている。これは人口の27.3%で、言ってみれば3人にひとりが高齢者になったと言うことだ。

そして、この総務省は2018年5月25日に「通信利用動向調査」を出している。これを見ると興味深いことが分かる。

インターネットを利用している層は20代が98.3%でほぼ100%がインターネットを利用しているのに比べ、年代が上がるにつれて、どんどん利用者が落ちていく。

高齢層に入る年代は、60歳から69歳は27.8%がインターネットを使わない。70歳から79歳は54.7%、つまり半分以上がインターネットを使わない。80歳以上にもなると81.4%がインターネットを使わない。

これを均すと、60代以上の人間は54%がインターネットを使っていない。つまり、おおざっぱな現状として、日本人の高齢者の半分はインターネットを使わないで生活をしている。

日本は高齢層が増え続ける国なのだが、その高齢層の半分がインターネットを使わないというのだから、日本が「時代遅れ」になっていったとしても無理もないことだ。

この「高齢化による時代遅れ」はある時点で日本を崩壊させる最大要因と化す。しかし、日本は少子高齢化に危機感を持たないのだから、この未来を避けられない。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

 

「このままでは日本は終わりだ」と危機感を持て

日本はいまだに「紙幣と小銭」と言った時代遅れにしがみついて、キャッシュレスという合理性を取らないのは、高齢層が新しい動きにすでに取り残されているからである。

日本人がいまだに折りたたみ式の古臭い携帯電話を持ち続けるのは、高齢層がそれにこだわり続けるからである。

日本人がいまだに紙の新聞や紙の出版物にこだわるのも、高齢者が古臭いスタイルから抜け出せないからである。

こんな調子で、日本は様々な局面であらゆる「時代遅れ」が生き残り、場合によっては「時代遅れ」が幅を利かせるようになっていく。

それが日本という社会を停滞させ、イノベーションを活かせない非効率な国にさせる。

別に新しい潮流のすべてが素晴らしいというわけではない。

しかし、明らかにインターネットを主軸に据えた技術革新によって世の中が再構築されているのに、その巨大な潮流を無視していたら日本は「時代遅れ」で終わる国になるというのは必然なのである。

2000年以後、インターネットは爆発的に広がっていき世界を変え続けてきた。この流れはアップルが「スマートフォン」の先駆けとなるiPhoneを出したことによって、さらに加速していった。

アップルが切り開いたこのスマートフォンは、10年もしないうちにパソコンを上回るほどのインターネットのアクセスを生み出し、これによって現代の世界はスマートフォン中心に作り変えられている。

人々は情報をスマートフォンで拾うようになった。人々は会話をスマートフォンを通してやりとりするようになった。人々は買い物をスマートフォンで行うようになった。そして人々は店頭での決済もスマートフォンでするようになりつつある。

世界はインターネットとスマートフォンによって文明が作り変えられているのに、日本を見れば高齢者の半分はインターネットすら使えないのだから、「このままでは日本は終わりだ」と危機感を持つべきなのである。

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自分を次の時代に適応できるように変えていく?

スマートフォンが中心の世界になるのだから、インターネットの世界もスマートフォンに合わせてウェブサイトも変わっていこうとしている。

グーグルも2018年3月27日に、検索のインデックスをパソコン中心からスマートフォン中心に入れ替えている。(すべてはスマートフォンに集約していかなければならない

スマートフォンの方が圧倒的にユーザーが多くなっていくのは必然なのだ。そのため、多くのサイトがパソコンにもスマートフォンにも対応できる「フレキシブル・デザイン」に衣替えしている。

あと数年もすればフレキシブル・デザインが常識となって、そうでないサイトは淘汰されていく流れになる。このサイトも数ヶ月以内にフレキシブル・デザインにする予定だが、そうしなければ生き残れない時代に入っているのである。

時代が変わっていく中で自分だけが変われないでいると、今は君臨している大手ですらも凋落してしまいかねない。

コンピュータが大型機から小型機に変わる中で、IBMが没落してマイクロソフトが台頭した。スタンドアローンからネットワークの時代に変わる中で、マイクロソフトからグーグルに趨勢が移った。

インターネットでの買い物が当たり前になるにつれてメーシーズやJCペニーが没落してアマゾンが台頭した。

「強い者が生き残るのではなく、環境に合わせて変われる者が生き残る」という適者生存は種の生存だけでなく企業にも等しく当てはまる。(インターネットの世界を支配しているグーグルも全能ではない

問題は、これは「個人」にも当てはまることだ。つまり、私たち個人の問題、あなたの問題になっていくのだ。

「次の時代に生き残ろう」と思ったら、今の時点で覚悟を決めて自分を次の時代に適応できるように変えていかなければならないということだ。「自分を変える」のだ。

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自分が変わることで日本という国をも救うことになる

世の中が変わるときは下剋上が起きる。次の時代に適応できるように自分を変えられた人は、そこで這い上がることができるようになる。

ここで自分を変えられた人間は、次の時代には大きなチャンスが待っている。

だから、必死で自分を変えなければならない。必死で自分を変えることができた人間が次の時代にもしたたかに生き残り、したたかに勝ち上がれる。

実のところ、この下剋上は日本のためになる。

今の高齢層の「時代遅れ」に付き合っていると、はっきり言ってイノベーションに取り残される日本にはまったく未来がない。現状維持では「終わり」であると言っても過言ではない。

日本を終わらせないためには、「変われない企業」「変われない経営者」「変われない個人」を退場させて、次の時代に適応した人間に入れ替えなければならないのだ。

時代が変わったところで、一気に時代に乗った人間に入れ替わるのが下剋上なのだから、時代遅れの日本を転換させるには下剋上を起こすしかない。

日本に下剋上の時代がくるかどうかは、次の時代に適応した人間がどれくらい日本の「時代遅れ」の現状に怒りを感じられるかによって決まってくる。

「今のままでいい」と思っている人間を一掃できるほどのエネルギーが日本に必要だ。

だから私は「日本が時代遅れで大変なことになる」と気付いた日本人が全員、最新のインターネット・テクノロジーを身に着け、キャッシュレスの社会に飛び込み、デジタル・ファーストで生きられるように変わって欲しいと考えている。

そうすることで、自分が次の時代に生き延びられるだけでなく日本という国をも救うことになる。(written by 鈴木傾城)

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「日本が時代遅れで大変なことになる」と気付いた日本人が全員、最新のインターネット・テクノロジーを身に着け、キャッシュレスの社会に飛び込み、デジタル・ファーストで生きられるように変わって欲しいと考えている。そうすることで、自分が次の時代に生き延びられるだけでなく日本という国をも救うことになる。

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