金利は経済や株式市場の流れをつかむ手がかり。今その米国の金利が正念場にある?
景気と金利の関係は一方的なものではない。互いに影響を与え合う。好景気によって金利が上がり、その結果として景気が冷え込む、こうした循環が繰り返される。金融政策は、景気やインフレ率に応じて調整される。ところが今、その金利がトランプ大統領の政治的圧力で調整が効かなくなってきている。(鈴木傾城)
景気と金利の関係は一方的なものではない。互いに影響を与え合う。好景気によって金利が上がり、その結果として景気が冷え込む、こうした循環が繰り返される。金融政策は、景気やインフレ率に応じて調整される。ところが今、その金利がトランプ大統領の政治的圧力で調整が効かなくなってきている。(鈴木傾城)
フィッチは、アメリカの金融システムは「将来の経済的なショックに対する財政基盤の脆弱性が高まっている」と述べている。興味深いことに、このような米国債に対する懸念をモノともせず、米国債を200億ドル(約3兆億円)規模で買いまくっている人物がいた……。バフェットだ。(鈴木傾城)
これからFRBがよほどうまく動かないと景気後退《リセッション》に見舞われ、株式市場の崩落すらもありえる事態となる。そして、それが手に負えなくなっていくと、今度は不況に入っていく。今回は「景気後退→不況」を避けられるという投資家もいるが、果たしてどうだろうか……。(鈴木傾城)