コロナ禍の中、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻をはじめて世界情勢が混沌としている。国際社会はロシアの攻撃に対して、さまざまな制裁を科している。
ロシアを国際金融決済から排除、ロシア金融機関の海外資産の凍結、半導体輸出を規制、ロシア航空機の領空通過を禁止、YouTubeによるロシアのチャンネルと収益化を制限、Apple Pay・Google Payの利用を停止……、こうした制裁が同時並行で次々とロシアにぶつけられている。
この中でロシアに最も大きなダメージを与えると思われるのは、国際金融決済「SWIFT」からの排除である。
ロシアはこれによってグローバル社会から経済的に締め出されていくので、排除が長引けばルーブルはより売られてルーブル通貨危機が起こりかねないほどの事態までいくかもしれない。FRB議長もそれを憂慮して議会証言している。
ロシアは1998年8月に債務不履行(デフォルト)に陥ったが、あの時のことを言及するアナリストもいる。ただ、ロシアはあの頃よりも非常に強靭な国家になったので、そこまで悪化する可能性は低い。
プーチン大統領にとっては経済制裁されることなど想定の範囲であったはずなので、それも見越して今回のウクライナ侵攻を短期間でカタを付けようとしているのかもしれない。
問題は、オミクロンで世界が混乱している中、2020年からの金融緩和の影響でインフレが発生している中で、ウクライナ情勢によって資源価格も上昇していく流れが起こることだ。
ロシアを国際社会から排除することによって、原油やガスの高騰、パラジウムやアルミニウムなどの非鉄、小麦などの供給不足が起こる。世界はどこかの地点でロシアとバーター取引を考えるように思える。しかし、供給不足は続くので、物価高とインフレで世界は不況に突入する確率が高まっている。
だから、どうすべきなのか……

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