最近、「日本円が紙くずになる」「日本円の紙くず化が最終ステージ」という論が雑誌に出てちょっとした騒ぎになっている。本当に日本円が紙くずになるのか、そんなことは誰にも分からないのだが、私自身が信じていることがあるとしたら、それは以下のものだ。
長期的に見れば、日本円の価値はもっと下がっていく。
紙くずになるかどうかは知らないが、日本円の価値は下がる。相場の短・中期的な上げ下げはあるだろうし円高に振れる局面も必ず来ると思うが、長期では基本的に円の価値はもっと下がって今以上の円安となる。
私自身は何度も言っているとおり、2012年頃に「もう日本は終わりだな」と感じて、日常に使う貯金以外のほぼ全資産を米ドルに替えた。さらに米国株式に変えたので、実はここ最近の円安の悪影響は受けていない。
ちなみに、2012年当時の円は70円台であった。そのため、現在の151円台のドル高円安なので、私の資産は悪影響どころか、むしろ資産が倍増してしまっている。
なぜ2012年頃に「もう日本は終わりだな」と感じたのかというと、当時は民主党政権で政治は混乱していたし、日本を亡国に導くと思っている少子高齢化を止めることもできないと思ったし、貧困と格差は広がっていくし、消費税もさらに上がって日本経済の停滞も続くと思ったからだ。
私が資産を全部ドルに転換した後に安倍政権が発足して、日本の政治は少しマシになったように見えた。しかし、それでも消費税は上がったし、貧困と格差の広がりは止められなかったし、消費税も安倍政権で二度も上がった。
当初、私は安倍政権に少し希望を見出すところもあったが、安倍晋三が消費税を8%にして、さらに10%にした時点で見切りをつけた。「ああ、この人も期待するだけ無駄だった」と思い、2019年には完全に安倍政権にも自民党にも見切りをつけた。だから、ドルに変えた資産は円に戻すことはなかった。
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