阪神・淡路大震災から26年になる。この地震は1995年1月17日に発生して、6000人を超える犠牲者を出し、全半壊家屋約25万棟、10兆円を超える甚大な被害をもたらした未曾有の大惨事だった。
今、日本は「コロナ禍」で経済も悲惨なことになっているのだが、日本に襲いかかる災厄は伝染病だけではない。「次の巨大地震」も遅かれ早かれ100%やってくる。
これは予言でも推測でもない。誰もが知っている通り、日本は4つのプレート(太平洋プレート、フィリピン海プレート、 北米プレート、ユーラシアプレート)がぶつかりあっているエリアであり、地震は避けられない地域なのである。
だから「次の巨大地震」も必ずやってくるし、日本人はみんなそれを知っている。
南海トラフ大地震もあるだろうが、それとはまた別の巨大地震もあるだろう。日本人が日本で暮らしている限り、いつでも、誰でも、どこにいても巻き込まれてしまう可能性はとても高い。
そして、次の巨大地震も経済的にも大きなダメージを日本に与えることになる。「いつ来るのか」「どこに来るのか」だけが分からない。だから、日本人の「諸行無常」の精神があるのだ。
今日は良い機会なので、阪神・淡路大震災が経済的にどのような現象を起こしたのか振り返ってみたい。
この地震が発生した1995年1月17日は火曜日だった。時刻は朝の5時46分。時の内閣は村山富市内閣だったが、政府の対応は鈍く後手後手でこれも被害をより拡大させた要因となっている。
時間が経つにつれて、被害の大きさが尋常ではないことが分かるようになった。そして、21日と22日の土日になって悲惨な状況がテレビで次々と報道されると、投資家の恐怖と不安は絶頂に達した。
「日本は駄目かもしれない」と誰もが思った。そして、週明けの23日から株式市場は1054円もの大暴落を見た。大地震が起きて国内が混乱するような事態になると、だいたい株式市場は大きく値を下げる。
阪神・淡路大震災でも、まさに教科書通りの動きが株式市場に起こっていた。そして、どうなったのか……。(鈴木傾城)

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