リベラル(隠れ左翼)はマイノリティを利用して社会の転覆を目指しているのだ

リベラル(隠れ左翼)はマイノリティを利用して社会の転覆を目指しているのだ

マイノリティが社会で生きていく中で感じる「不自由」に着目し、マイノリティの不満を煽り立て、「不自由を強制している社会が悪い」と叫び、社会の崩壊を扇動していく。社会を批判して、体制を混乱させ、無政府状態に持っていく。それがリベラル(隠れ左翼)の闘争目的である。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

ソビエト連邦崩壊。1991年に左翼は死んだも同然となった

左翼というのは共産主義を目指す集団なのだが、共産主義社会の実現のためには今の社会を破壊する必要がある。

だから、左翼はかつて社会の底辺に「寄り添う」という戦略で労働者を左翼思想に染め上げ、彼らを蜂起させて社会転覆を目指す戦略を採っていた。

労働者を組織化し、暴動・テロ・破壊を扇動する戦略だ。しかし、資本主義がうまく機能して多くの人が資本主義で恩恵を受けるようになると、この労働者を蜂起させる戦略が徐々に機能しなくなった。

労働改善くらいは役に立つのだが、社会を転覆させるという試みまで至らなかったのである。

しかし、左翼はこの社会を破壊しない限りは自分たちの時代が来ないわけで、あれこれ試行錯誤しながら社会転覆を模索するようになった。企業の破壊、社会の破壊を狙うピンポイントの左翼テロも、そうした一連の社会転覆の模索であった。

しかし、結局はテロによって現代社会を転覆させることもできず、むしろテロによって自分たちが「社会の敵」として認識されて公安当局から追われる犯罪者になっただけで終わった。

そうしているうちに、1989年にはアジア最大の共産主義国家である中国も六四天安門事件で世界的に信用を失い、1991年にはソビエト連邦という共産主義国家の総本山が崩壊して左翼は「失敗した思想」「駄目な社会運動」ということが決定的に証明されてしまった。

共産主義は資本主義に勝てなかった。足元にも及ばなかった。1991年に左翼はもはや死んだも同然となった。左翼は決定的にアイデンティティ崩壊の危機に陥り、方向性を見失って左翼活動も衰退していく。

【金融・経済・投資】鈴木傾城が発行する「ダークネス・メルマガ編」はこちら(初月無料)

リベラル(隠れ左翼)は社会を混乱させ破壊するのが目的

しかしながら、共産主義国家樹立のために現代社会を何としてでも破壊したいと考え続けており、それが怨念にまで昇華してしまった左翼集団は、今度は新たな戦略によって社会の転覆を謀《はか》るようになった。

左翼は「左翼」という言葉を捨てて、自分たちを「リベラル」と称するようになった。ネームロンダリングだ。

左翼というレッテルを張られると「失敗思想」だと嘲笑されて誰もついて来ないので、リベラルという「何となくオシャレ」な言葉の言い換えで正体を隠し、それを隠れ蓑にして、現代社会の破壊を目指すようになった。

しかし、「労働者を蜂起させて資本主義を打倒する」というこれまでの戦略はもう機能しない。

そこでリベラル(隠れ左翼)は、社会のあらゆる「不自由」を見つけて、不自由に思っている人を前面に立てて社会批判し、社会の秩序を破壊し、混乱を増長させることで現代社会を崩壊させるという戦略を採るようになった。

マイノリティが社会で不自由していると、そのマイノリティを前面に立たせ、マイノリティの権利を認めよと叫んで社会の秩序を破壊していく。

そこに使われたマイノリティというのは、ある時は外国人・少数民族であったり、女性であったり、LGBTであったり、障害者であったり、下劣な表現物の制作者であったり、夫婦別姓に不満があったりする人なのだ。

・在日朝鮮人の権利問題
・外国人参政権問題
・沖縄の独立問題
・アイヌの権利問題
・女性の格差問題
・LGBTの権利問題
・夫婦別姓問題
・外国人の入国管理問題
・下劣な芸術の表現問題

今、起きている多くの社会問題は、リベラル(隠れ左翼)が仕掛けた社会破壊テロ活動である。

マイノリティが社会で生きていく中で感じる「不自由」に着目し、マイノリティの不満を煽り立て、「不自由を強制している社会が悪い」と叫び、社会の崩壊を扇動していく。社会を批判して、体制を混乱させ、無政府状態に持っていく。

リベラル(隠れ左翼)は、要するに社会を混乱させ、社会を破壊するのが目的なので、別にマイノリティのことを本気で考えているわけではない。ただ、自分たちの社会転覆という目的のために「道具として使っているだけ」なのである。

【ここでしか読めない!】『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』のバックナンバーの購入はこちらから。

「不自由な社会を壊せ」とマイノリティを焚き付ける左翼

左翼・リベラル・フェミニストの目的は、常に今の社会を破壊して自分たちの求める共産主義国家を樹立するという点にある。

1. マイノリティが社会で生きていく中で感じる「不自由」を見つける。
2. マイノリティに「不自由なのは社会が悪い」と煽り立てる。
3. マイノリティの主張で社会を批判し、混乱させる。
4. 体制を混乱させ、無政府状態に持っていく。
5. 現代社会を崩壊させて共産主義社会を実現する。

そういう戦略をずっとやっているということだ。リベラル(隠れ左翼)が巧妙なのは、マイノリティを闘争の矢面に立たせて自分たちが表に出ないことである。

あるマイノリティによる社会破壊の闘争が失敗に終わっても、次のマイノリティの「不自由」を見つけて、また別の場所で闘争をすればいい。

「不自由な社会を壊せ」というテーマでマイノリティを焚き付けて、いくらでも社会破壊の隠れテロ活動ができるのだ。

日本が不幸なのはこのリベラルの社会破壊テロ活動が、「日本社会の破壊による侵略」という別の目的を持った中国・韓国・北朝鮮にとっても願ってもないものだったことだ。

左翼=共産主義国家の樹立のために日本を破壊したい。
中国・韓国・北朝鮮=日本侵略のために日本を破壊したい。

いずれにしても、「日本を破壊したい」という目的がある。だから、左翼・リベラル・フェミニストは中国・韓国・北朝鮮の工作員やシンパと活動し、「日本の破壊」のためにありとあらゆる攻撃を仕掛けるようになっているのである。

左翼・リベラル・フェミニストはマイノリティのために社会を良くしようとしているわけではない。マイノリティを利用して社会の転覆を目指している。

この闘争では火炎瓶が飛び交うわけではないので、多くの日本人はそのことにまったく気づいていない。しかし、これは火炎瓶が飛び交うよりも危険なテロ活動である。

書籍
『「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義(塩田 温)』

鈴木傾城のDarknessメルマガ編

CTA-IMAGE 有料メルマガ「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」では、投資・経済・金融の話をより深く追求して書いています。弱肉強食の資本主義の中で、自分で自分を助けるための手法を考えていきたい方、鈴木傾城の文章を継続的に触れたい方は、どうぞご登録ください。

リベラルカテゴリの最新記事