リスク

現実主義の評価は不当なまでに低いが、そのメリットはもっと強調されて然るべき

実際には「怖いもの知らず」は無謀なリスクを取るがゆえに早死にし、何事にも慎重で臆病なまでに無謀なリスクを避ける人間が最後まで生き残るのである。仮に現実主義者がリスクを取るのであれば、最後の最後まで臆病なまでに準備し、勝率を高める方法を取る。(鈴木傾城)

『マネーの公理』。あまりにもリスクを取らなさ過ぎて自ら首を絞めている日本人

普通の日本人がまったく株式に興味を示さずに銀行に金を預けるのをやめないのも、「リスク回避」の民族的気質がそこにあるからだとも言える。銀行批判も政府批判も日銀批判も起きない。日本人は、「金を安全に保管してもらいたい」というリスク回避で銀行に金を預けているからだ。(鈴木傾城)