ライフスタイル

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重要なのは「世の中を見通す能力」ではない理由と、代わりに必要な重要なもの

私たちは誰も「未来がこうなる」と予言することもできないし、「世の中を見通す」こともできない。こうなるかもしれないと予測することはできるが、その予測に賭けるのはギャンブルである。なぜなら、世の中はいつでも予期せぬことが起こり、軌道が変化するからである。(鈴木傾城)

70%の日本人は「ゼロで死ぬ」を目標にすると「マイナスで生き残る」になる?

資産がない高齢者が「ゼロで死ぬ」を目指すと、あっという間にカネを使い切る。だから、ほとんどの人は「ゼロで死ぬ」なんか目標にしてしまうと「マイナスで生き残る」になってしまう。もともと資産が足りない人は「ゼロで死ぬ」前に「今も足りない」のである。(鈴木傾城)

健康寿命を失い、貯金もなく、年金で暮らすこともできないのに寿命だけは続く

年金で暮らすこともできないのに寿命だけは続く。もし、60歳になった時点で老後を支えるだけの資産が十分にあると思ったら、それは幸せなことである。もし、そうではなかったらどうしたらいいのか。そのときは「幸せを感じるダウングレード」を模索すべきではないか。(鈴木傾城)

日本人の「心」が壊れていく。日本社会の何が日本人を追い詰めているのか?

複雑化する社会、安定なき雇用、激しい競争が生み出す脱落の恐怖は、すべて現代人に密接に関わり合っていて、そのすべてが人々に激しいストレスを与え、じわじわと心を削いでいく。心が壊れていく人がこれからも増えていったとしても、まったく不思議ではない。(鈴木傾城)

中高年も激増「ひきこもり」146万人の衝撃。日本の親には「何が何でも自立させる」という意思が足りない=鈴木傾城

内閣府の調査で、15歳から64歳までの約2%にあたる推計146万人がひきこもりの状態になっているというのが分かった。以前は推定100万人であると言われていたが、146万人に増加した。いつまで経っても自立できない子どもは、親を精神的にも経済的にも消耗させている。親から自立ができない人生は、自分の人生とは言えない。(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。まぐま […]

凋落が進み弱肉強食化する日本社会。どん底に転落しないためにすべきこととは?

2020年代に入って社会はますます弱肉強食の資本主義になっている。この中で経済的などん底に転落していく人も多い。うかうかしていると誰でも苦境に落ちる。そんな中で転落しないで生きていくためには、どうすればいいのか。何か特別なマジックが必要なわけではない。(鈴木傾城)

日本政府とマスコミが必死になってコオロギやうじ虫を日本人に食わせる理由

世界人口が増えて食料危機が起こるかもしれないというのであれば、「日本人は世界に迷惑をかけることなく日本国内で持続的に食料がまかなえるように自給率を100%かそれ以上にする」というのが正しい。それをしないで「言われるがまま昆虫食」は、まさに売国的な政策だ。(鈴木傾城)

「こうすれば将来楽になるのに目の前の誘惑に負けて将来を駄目にする」という現象

無意識に選択を間違えるタイプというのは、「目先の利益」を優先してしまうタイプが多い。将来のために我慢した方がいいと分かっていながら、どうしても目先の誘惑に目が奪われる。短絡的であると分かっていても、目先の利益に引きずられてしまうのだ。(鈴木傾城)

何もしなければ何も変わらないが、人々が意図的に「現状維持」を望む理由とは?

年収300万円台のサラリーマンは、年収100万円台の非正規雇用者を見て「なんで這い上がる努力をしないのか。非正規雇用で働いているのが駄目なんだ。正社員で働ければ300万円台にいけるのだから正社員になれるように努力しろ」と思っているのかもしれない。しかし……。(鈴木傾城)

批判者や敵対者を転向させるよりも効率が良く成功率も高いたった1つの方法とは?

人々には自分なりの考え方や生き方があって、どうしてもそれを変えることができないコアになる部分があるのだ。たとえば、宗教的なものや政治的な主義主張に関する事柄は、往々にしてそれを認めない人と激しい論争や対立を引き起こす。そして互いに分かり合えることはない。(鈴木傾城)

将来は不安定で予測もアテにならない。それなら結局どう行動したらいいのか?

何をどうしても正確に見通せないという現実がある以上、それを求めるのは単なる「ないものねだり」で意味がない。アメリカの大統領ですらも毎日のように想定外に見舞われている。そうであれば、私たちが本当に求めなければならない能力とは何だろうか?(鈴木傾城)

物価高で追い込まれるFIRE。「経済的不自由の中の時間の自由」がFIREの正体か?

最近は、FIREと言っても潤沢な資金を手に入れて早期退職に入るわけではなく、1000万円にも満たない金額で無理やりFIREに入る人もいる。「資産400万円でセミリタイア」みたいな人まで出てきており、こういう人たちは「底辺FIRE」と言われるようにもなっている。(鈴木傾城)

私たちは「空間」に高額を払っている。「4つの無駄を排除しろ」という考え方

トヨタの「カイゼン」はもちろん「改善」という言葉からきているのだが、これはトヨタが製造工程における効率化と合理化を推し進める手法として社内に定着させたものだった。ところで、このカイゼンの中で大きなウエイトを占めているのは「整理」と「整頓」である。(鈴木傾城)

現実主義の評価は不当なまでに低いが、そのメリットはもっと強調されて然るべき

実際には「怖いもの知らず」は無謀なリスクを取るがゆえに早死にし、何事にも慎重で臆病なまでに無謀なリスクを避ける人間が最後まで生き残るのである。仮に現実主義者がリスクを取るのであれば、最後の最後まで臆病なまでに準備し、勝率を高める方法を取る。(鈴木傾城)

今はサブスクリプション方式があらゆる業界でアメーバのように伸張していく時代

世の中は「所有」ではなく「利用」の時代になってしまった。今後は思いもよらないものがサブスクリプション方式になり、人々の意識は大きく変わっていく。世の中の変化に対応できなくなれば人間もまた見捨てられていく。ダイナミックに広がっていく社会の変化に気づく必要がある。(鈴木傾城)

「どの価値感で生きてもいいが、その結果は自分で責任を負え」という社会の到来

次はどう動くのか、どう生きるのか、自分で何でも決めていい。しかし、代わりにその結果は自分ひとりが全面的に責を負う。そのため今後の社会では、個人の能力が生き残れるかどうかの大きな要素となる。誰もが懸念するように、それは非常に苛烈で厳しい社会でもある。(鈴木傾城)

IQ180。台湾の天才オードリー・タンと、「努力も遺伝の影響だった」という事実

「天才と呼ばれている人」はもともと天才なのだが、それだけではなく、努力によって天才性を磨いている。努力遺伝子を持った人が適性のある分野で努力することで天才性が際立つ。ただ、その「努力する」ということ自体が、生まれつきの遺伝子で決まっていた……。(鈴木傾城)

得意な分野に身を置くだけで生存確率は高まる。苦手な環境では生きていけない

世の中にはその世界で成功したい人が何百万人もいて、彼らは死ぬほど苦労している。その0.01%ほどが運や実力をつかんで、やっと自分の可能性を実現できる。そんなところに「この世界は好きじゃない」という人が出て行っても成功できる確率はほとんどない。どこの世界でも同じだ。(鈴木傾城)