景気後退が避けられないのであれば、まだまだ様子見に徹した方がいいのだろうか?

景気後退が避けられないのであれば、まだまだ様子見に徹した方がいいのだろうか?

2022年10月13日の木曜日。株価が一気に跳ね上がる日があった。安値と高値の乖離がすごくて、前日からかなり下の安値3491.58あたりまで落ち込んでいたのが、高値3685.41まで5.55%も急上昇していた。

この上昇はS&P500で1962年からの統計で見ると、過去5番目に大きなものであった。「いよいよ反転攻勢の兆しが来たか」と投資家は色めき立った。ところが、翌日の金曜日には一転してマイナス4.33%の大幅下落となって一気に値を消してしまった。

こうした乱高下はよく起こることで、何もしないで遠くからぼーっと見ている分には興味深い。

投資家の心理がいろんなものを材料にして高揚しては意気消沈し、そうかと思ったら悪いニュースでも「ここがどん底」だと認識して買い向かう。そうやって、激しい乱高下が続いている。

ところで、現実はどうなっているのか。俯瞰して見ると、世界は暗澹たる光景が広がっている。

アメリカのインフレ率は高止まりして利上げは続く。ロシアの戦争は終わっていない。EU(欧州連合)もイギリスも混乱したまま。中国は相変わらずゼロコロナに不動産不況。日本も岸田政権は何もしない何もできない政権で時間を浪費するだけで相変わらず下落基調がずっと続いている。

結局、世界経済は2022年の始めから今日までずっと泥沼に足を取られたままだったのだ。これからも世界の経済情勢は悪化するばかりで年末まで様相は変わらず、それどころか2023年から本格的な不況が始まって悲惨なことになりそうだ。

リセッション、債務・金融危機、スタグフレーション……。いろんな危機が次の1年で起こりそうだ。

しかし、まだ様子見に徹した方がいいのだろうか?
先週も書いたが、これについて私は言いたいことがある。

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