中国に侵略されたら「日本は最初から漢民族のものだった」と歴史が変わると思え

中国に侵略されたら「日本は最初から漢民族のものだった」と歴史が変わると思え

世界中のほとんどの国は、弱い民族が淘汰されている。淘汰という言葉が分かりにくければ「抹殺されている」と言い換えてもいい。民族の存続を賭けた戦争に負けた国は大虐殺され、歴史から消され、その存在は忘れ去られていく。人間の歴史は、大きな文化が延々と継承されて続いていくのではない。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

中国に4000年の歴史があるというのは「大嘘」

中国に4000年の歴史があるというのは「大嘘」であることは日本人も知るようになっている。言うまでもなく中国は複数民族が入り乱れて動乱の歴史を作っており、そもそも最初の中国文明ですらも現在の漢民族が作ったものではない。

あまりに古すぎて実態が分かっていない「中国夏王朝」は東南アジア系の民族が支配していたと言われ、その「夏王朝」を滅ぼした殷(いん)は北方狩猟民だった。

その後は、遊牧民族がやって来て殷(いん)も滅び、戦乱が起こるたびに王朝を構成していた主要民族は抹殺されて違うものになっていったのだ。

そうやって異民族が前の文化を叩き壊して、民族も言葉も変わってしまうのだから、中国の歴史は「ぶつ切り」の歴史なのである。連続していない。民族が入れ替わっている。

「元」の時代はモンゴル民族が支配していたし、「清」でさえ支配者は満州民族であり、漢民族ではない。

今の「中華人民共和国」という国にしても、1949年10月1日に建国されたのだから、たかが70年ほどの歴史でしかない。漢民族は他の民族の歴史を乗っ取って「4000年の歴史」と捏造しているに過ぎない。

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「放っておいても文化は続いていく」わけではない

日本はその点、異民族が国を乗っ取って先住民族が根こそぎ抹殺されるという歴史がなかった。そして、2000年に渡って日本民族の文化が継承され続けている。

日本でも歴史の中で次々と支配者が代わり、都が代わっていったが、基本的に過去の歴史は日本人の歴史であり、異民族の歴史ではない。これが日本の長所であり、欠点ともなっている。

日本人は伝統に培われた文化を生まれながらにして継承することができるようになり、沈黙の中でも以心伝心できるような高度な相互理解の社会を作り上げることに成功した。これは、長い歴史が生み出したものである。

しかし欠点は、あまりにも長く文化が継承されたために、何もしなくてもその文化は継承され続けていくと思い込んでしまったことだ。「放っておいても文化は続いていく」と、油断が生まれているのである。

世界を見回すと、日本は「異質」なのだ。

中国のみならず、世界中のほとんどの国は、弱い民族が淘汰されている。淘汰という言葉が分かりにくければ「抹殺されている」と言い換えてもいい。

民族の存続を賭けた戦争に負けた国は大虐殺され、歴史から消され、その存在は忘れ去られていく。

アメリカ大陸は本来はインディアン(ネイティブ・アメリカン)の国であって、白人や黒人の国ではない。イギリス人がメイフラワー号でやってくる前は、アメリカには先住民族がちゃんと存在し、独自文化を築いていた。

しかし、先住民族は徹底的に駆逐され、滅ぼされ、その文化は抹殺されてしまったのである。そしてアメリカ大陸の歴史は独立宣言が為された1776年から始まったことになっている。

逆に言えば、先住民族がいた時代は「なかったこと」にされてしまっているということだ。

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危険な核兵器は、途上国でも普通に所持できる兵器

こうした歴史は、南米でもアフリカでもごく普通に見ることができる。人間の歴史は、大きな文化が延々と継承されて続いていくのではないのである。

弱った民族の文化や伝統を抹殺しながら、そのときに何らかの要因で強大になった民族が異民族の文化を根こそぎ叩き壊して自分たちの文化で上書きする。

だから、古代文明の文化はまったく継承されず、古代文明の文字も専門家が「解読」しなければ読めない。ピラミッドですら、本当はどこの民族が何のために作ったのかも諸説が入り乱れて真実が分からないような状況にある。

これは、日本人もぼんやりしていれば異民族に攻め込まれて抹殺され、文化も完全に抹殺される可能性がゼロではないということを意味している。

日本は島国だったので、たまたま「海」という天然の防壁が日本民族を守っていた。しかし、現代の戦争は元寇の時代のように船で日本を目指さなければならないわけではない。

戦闘機もミサイルも一瞬にして日本に到達する時代であり、工作員が組織の中枢を抑えたら、日本そのものを内部崩壊させることすらもできる時代である。

現在、北朝鮮の核問題を見ても分かる通り、途上国ですらも核を所有して隣国を威嚇するような時代になっている。危険な核兵器は、途上国でも普通に所持できる兵器となりつつある。

そして先進国は、無人機やロボットやドローンで遠隔から殺戮ができるような最先端技術を所有するようになっている。そこに兵士がいなくても、何百万人もの人間が殺せる時代になっているのである。

平和ボケした日本人の見えないところで、時代はどんどん凶暴化している。それなのに、日本は防衛すら満足にできない国だ。このままでいくと日本だけが「弱い民族」になってしまう。狼の群れに囲まれた羊も同然だ。

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平和を叫ぶことによって日本から武力を奪う戦略

誰でも平和を望んでいる。しかし、人間の歴史が「民族大虐殺」の歴史であることが理解できれば、「人類みな兄弟」「平和」という建前を信じて武力を持たないでいることがいかに危険であるか分かるはずだ。

まして、日本は中国・韓国・北朝鮮という「特定アジア」と呼ばれる三カ国に激しく妬まれ、憎悪されている。

これらの民族は「国策」として日本人を差別し、憎むように教育しているのだ。国がひとつの民族を憎悪するように教育するのだから、異様極まりない危険事態である。

そして反日という憎悪を内面に抱えた特定アジアは、日本侵略の意図を隠そうともせず、大量の工作員を放って「日本が武力を持たないよう」に工作をしている。

平和を叫ぶことによって日本から武力を奪うというのは、特定アジアが仕掛けている明確な「戦略」である。

日本人に愛国心を持たせない教育も、日本人の若者が草食化したという決めつけも、これからは中国の時代というプロパガンダも、すべて日本内部に潜り込んだ工作員が長く仕掛けてきたものだった。

そのすべては日本を弱体化させるという目的に沿っている。

つまり今、日本で「九条を守れ」「戦争反対」「平和」という建前を叫んでいる人間たちの動きの先には、最終的には日本民族の抹殺にもつながっていく危険な動きであると言える。

日本は今、侵略の途上にある。仮に日本が乗っ取られたら、日本の歴史は違う民族が上書きして日本民族の歴史は抹消されていく。今までの歴史がそうだったように、日本民族が日本を失ったら日本もそうなってしまう。

たとえば、今の中国を掌握している漢民族が工作活動と戦争によって日本を掌握したら、「日本という国」は最初から漢民族のものだったことに書き変えられるはずだ。

日本の重要機関が工作員に乗っ取られて日本の弱体化や抹殺に動いている中で、果たして日本は助かるだろうか。今ここで目覚めることができないのであれば、日本の長い文化や歴史は終わってしまうだろう。

書籍
『日本が消える日 ここまで進んだ中国の日本侵略(佐々木 類)』

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