2021年1月20日の就任式を経て、アメリカはジョー・バイデン大統領の下で新しい政治が行われるようになる。バイデン大統領は着任早々、地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」に復帰し、WHO(世界保健機関)からの脱退の撤回を命じて、グローバル志向を鮮明に打ち出した。
そして、アメリカは「4つの危機」に直面していて、10日以内にこの4つの危機に対して具体策と対応を発表すると述べた。バイデン政権が注視している「4つの危機」とは以下のものである。
- 新型コロナウイルス
- 経済危機
- 気候変動
- 人種問題
今のアメリカは世界最悪のコロナ汚染国家となっている。すでにワクチンは完成しているので、これをいかに迅速かつ効率的に配布してコロナ禍を収束させるかが最大の焦点となっている。これがバイデン政権の喫緊の課題である。
また、株式市場は上昇しているものの実体経済はボロボロで人々の困窮は目を覆わんばかりになっている。経済危機は国内の貧困層をいかに救済するかということと、さらにはコロナ禍によってズタズタに切り裂かれたグローバル経済をいかに建て直すかという点に尽きる。
気候変動は、昨今の異常気象による大規模化する災害をいかに抑えるのか、その枠組みを作るものであり、人種問題はアメリカに根強く残っている人種による分離・対立・衝突、さらには多文化共生による対立、LGBTへの偏見と差別のすべてをどう緩和させるかが問題となる。
「気候変動」と「人種問題」は長期で取り組む問題なのだが、短期的にはとにかくコロナと国民の困窮をどうにかしないとならない。バイデン政権がスタートから支持されるかどうかは、この2点、すなわち「新型コロナウイルス」と「経済危機」にかかっている。
ここで失敗すると、バイデン政権は早々にして国民から見捨てられている。果たして、どうなるのかは数ヶ月で結論が出るだろう。
ただ、こういった施策は「国民に告知するための施策」で、国民には告知しない裏側の戦略もすでに動いているはずだ。手がかりはあるだろうか。(鈴木傾城)
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